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緊急用!犬が血便を出した時の知っておきたい原因と対処法

      2017/04/09

ウンチは健康のバロメーター

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犬も人間もウンチは、体の中の健康状態を見る大事なもののひとつです。

私たちが健康診断に行くと、必ず便の採取がありますよね。血便とは少し意味が違いますが・・

ウンチの悩みは色々あって、よく私たちで悩むのが便秘ですね。犬も便秘や下痢になったり、その時の体の状態でウンチも違ってきます。

 

飼い主さんは、愛犬のウンチを日頃からよーく観察していてください。それによって、愛犬の健康状態を知ることになるし、病気の早期発見につながります。

下痢や便秘で大慌てする必要はありませんが、血便となると話は別です。血便の種類によっては、すぐ病院に行った方がいい場合があります。

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健康なウンチの状態とは?

人間の健康なウンチは、よくバナナにたとえられますね。私も食事内容は気をつけているつもりですが、毎日のようにバナナのようなウンチは出ないです。

犬の健康なウンチというのは、どんな状態の事なんでしょうか?

 

堅さ・・ティッシュでつまんで、形が崩れない程度の固すぎない固さ(つまんだ事ありますか?ぜひつまんでみて下さい)

色・・茶色~こげ茶色の間(これは見てるから分かりますね)

回数・・食事回数+1回(という事は3回位が目安でしょうか。個体差があります)

におい・・食事内容が変わらなければ、普段のにおいと変わりません。

ウンチの量・・多ければいいというものではなく、量が多いという事は、食べ物の栄養分が吸収されずウンチとなって出てくるという事です。

その犬のウンチの適量があるはずです。量が多いのではと思ったら、フードを変えてみてもいいでしょう。

 

犬の血便の原因

血便は犬の体に何らかの異常があるので、血便が出てきます。

血便を発見するには、普段からウンチを観察しておきましょうね。

血便を発見したら、落ち着いてその血便を観察しましょう。それによって、血便の原因が分かってきます。

心配がない血便もありますし、すぐ病院に行った方がいいこともあります。血がウンチのどこについているかで、違ってきます。

 

肛門から出血している

下痢や便秘によって、肛門が傷つき、出血が便についている場合があります。これは下痢や便秘が原因なので、それを治せば血便も治ります。

血便というより、どうして下痢や便秘になるのかの問題ですね。

 

便の周りに血がついている

大腸の後半部分から肛門までの間で出血した血が便についている可能性が高いと言えます。

まず肛門周辺の疾患としては、肛門の炎症や腫瘍、肛門周囲瘻(こうもんしういろう)、肛門狭窄(こうもんきょうさく)、会陰ヘルニア、直腸脱等があります。

ほっておくと直腸や腹腔まで進行するものもあるので、軽くみないで病院へ行ってください。病院へ行く時は、なるべく新しい血便を持っていきましょう。

 

肛門狭窄のように、肛門が狭くなってしまい、細い便しか出ないので、気づかず便秘等と勘違いしてしまうと大変です。

こうした病気があることを知っておくと、早期発見につながります。

 

次には結腸や直腸の疾患ですが、大腸がんや過敏性大腸炎、突発性大腸炎が考えられます。下痢や便秘を繰り返したり、嘔吐する場合もあります。

出来れば血便の前に、犬の以上に気づき、病院で診察を受けることが出来たらいいですね。

又、強いストレスから腸壁がただれ出血する事もあるので、ストレス解消にも気をつけましょう。

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危ない血便の見分け方

血便になったという事は、便になる前に出血しているので、小腸や大腸前半部分の疾患が考えられます。

小腸や大腸から出血というと、とても重い病気を考えてしまいますが、意外にも原因は、トマト等の赤い食べ物だったり、着色料だったりします。

 

問題なのは、どす黒いタール系の血が混じっている時です。

この色の血便は、小腸より前の口腔や食道、胃で出血している場合が考えられ、消化酵素の影響で変色しどす黒いウンチで出てきます。

胃潰瘍や胃がんも考えられますし、口腔内の出血もありますので、どす黒い血便の時は、早急に病院に行ってください。

病院へ行く時は血便を持っていく事、犬が前後に下痢や便秘、嘔吐をしていなかったか等も病院に伝えて下さい。

 

ネギを食べてしまった

初めて犬を飼ったら、何を食べさせてはいけないのかを調べておきましょう。

犬がネギ類を食べたら、血便になったという事例があります。加熱してあってもだめです。

結構ネギで中毒になったという犬は多いですよ。又、カフェインを含む物、カニやエビ等の甲殻類も血便が出る事があります。

又、ネギに限らず誤食で病院に来る飼い主さんが多いですが、誤食とわかっていれば不要な検査も省くことが出来ます。レントゲンを撮れば、誤食が分かります。

思い当たるふしがあったら、なんでも病院に伝えましょう。犬はしゃべれないですからね。

 

血便にならない為の日頃の対処法

犬が血便を出すという事は、場合によっては大変な病気につながります。血便自体にならないのではなく、そういう状況にさせないという事が大切です。

具体的には一般論になりますが、ストレスのない生活、添加物が少ない食事、運動、十分な睡眠等の病気になりにくい生活環境を、犬に与えてあげることです。

 

何度も繰り返すようですが、やはり日頃から犬を観察していることです。しかし、飼い主さんがあまり神経質になりすぎるのもいけません。

犬がちょっと1回下痢をしただけで、大慌てで病院に連れて行ったりすると、犬も敏感に感じ取ってしまいます。神経質な性格になるかもしれません。

下痢と嘔吐の場合は、血便ではなかったら1日様子を見て、治まるようであれば問題ありません。2日以上続くようなら、病院に行きましょう。

又、食欲や元気があるかも見ていてください。犬の全体の様子を、病院に伝えましょう。


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