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犬の咳が止まらない!咳から考えられる病気と対処法

      2017/04/09

犬の咳が止まらない原因は?

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犬の咳が少しでおさまるようなら、異物が喉に詰まったかなと思いますが、咳が1日中続いたり、激しくせき込んで苦しそうだったりすると、

風邪か又は何か病気かなと心配になりますね。

咳にも色々原因があります。咳が続くときは、どんな病気があるのか知っておいた方が早期発見につながります。

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ケンネルコフ

ケンネルコフとは、人間の風邪の症状によく似ていて、咳や鼻水、微熱などの症状が表れます。

湿ったような咳が特徴です。1週間から10日間位で、咳の症状は治まってきますが、出来れば早く治してあげたいので、病院に行くと点滴や抗生剤等の治療をしてくれます。

ケンネルコフだろうと思って油断していると、実はジステンバー等の他の病気だったという事も考えられます。

ケンネルコフは混合ワクチンで予防できます。

関連ページ

「犬の風邪対策 症状をチェックして原因と対策を知る」

 

上記ページにケンネルコフになった時の対処法を書いていますので、参考にして下さい。

 

ジステンバー

ジステンバーも初期症状は、人間の風邪の症状に似ています。咳やくしゃみ、鼻水、発熱等の症状が出るので、ケンネルコフと間違いやすいです。

これも混合ワクチンで十分に予防できます。ワクチンを接種していたら、ケンネルコフのように軽い症状で済みます。

ジステンバーにかかる原因は、他の犬の咳やくしゃみからの飛沫感染なので、咳やくしゃみをしている犬には近寄らない事です。

放っておくと肺炎になってしまうので、早めに病院にかかりましょう。

 

寄生虫

犬の体の内部にいる寄生虫、回虫や鉤虫(こうちゅう)、フィラリア等も咳をおこす原因になります。

回虫や鉤虫は他の犬の糞を食べたり、皮膚から入ったり又は母体から感染したりします。

フィラリアは、フィラリア虫を保有している蚊に、一度でも刺されると確実に感染します。蚊取り線香等では完全に予防できません。フィラリアになる前に病院に相談しましょう。

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カッという咳


カッカッという咳をしています。何か詰まっているというわけでもなさそうです。

こうやって動画にとって病院に見せると、分かりやすいですね。

 

アレルギー

犬もアレルギーになります。それは食べ物だったり、花粉が原因だったりします。すると咳やくしゃみ等、人間と同じような症状がでます。

アレルギーの検査は「IgE抗体の検査」という血清学的検査です。血を取って行う検査です。きちんと調べないと分らないので、病院で調べて下さい。

もし食べ物が原因だったら、アレルギー用のペットフードに変える事も考えなくてはいけません。

それでアレルギーの症状の咳やくしゃみ、痒み等が和らぐならそれにこした事はありません。

関連ページ

犬の花粉症対策~原因を知ることから正しい予防法まで~

 

アレルギー用のペットフード

 

もし食べ物がアレルギーの原因だったら、アレルギーを考えたペットフードに切り替えましょう。

色んな種類があるので、最初は手ごろな値段の物から始めて、犬に合うかどうか見てみましょう。

このフードは、高品質なラム生肉を第一主原料に使用してあります。

 

咳を止めてあげたい

愛犬の咳がなかなか止まらない時は、何とかしてあげたいですね。もちろん病院に行って原因を突き止める事は大事ですが、応急処置として出来ることはないでしょうか。

すぐ出来ることは、部屋の気温と湿度です。犬が快適に過ごせるのは、気温は22~25℃、 湿度は40~60%です。暖房や加湿器等で調節してあげると、いいですね。

又、部屋のほこりが多いのも咳の原因になります。床だったらモップでほこりを取りましょう。空気清浄機も活用するといいでしょう。

 

昔ながらの方法として、そばハチミツ大根を飲ませるという方法をご紹介しますね。

知り合いから子供にあげるといいよと言ってもらったのが、きっかけです。大根とハチミツなので体に全く害はありません。

咳用シロップのようなものです。

材料 大根 3センチくらいの厚み分 そばハチミツ 大匙2杯~

作り方 さいころ大に切った大根にハチミツをまぶし冷蔵庫で、30分~一晩寝かせてスポイトなどですくって飲ませます。

1回につき、3~5CC程度にしています。 体がポカポカと温まり、本当に咳が和らぎます。犬だけでなく人間にもいいですよ。

この容量だと2日分くらいですが、それ以上になると大根の苦みが出て舐めてくれないかもしれません。

 

心臓が悪いのかも

心臓が悪い時も咳をします。上記のアレルギー等でないなら心臓病を疑ってみる必要があります。

心臓病の中で最も多いのが、僧帽弁閉鎖不全症(そうほうべんへいさふぜんしょう)です。小型犬に多くみられます。

この病気の特徴は乾いた咳です。他には、運動をしなくなった、疲れやすい、失神、呼吸困難、腹部膨大というのが特徴です。

心臓が悪いんだから、運動なんてしたくないですよね。

病院で見てもらわないといけないですが、安静と食事が大切です。それと飼い主さんの心構えです。

犬が一番きついので、飼い主さんが心の支えになってあげてほしいです。


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