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犬にすみつく寄生虫 その種類と予防と駆除方法

      2017/04/09

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寄生虫ってなんでしょう?分かっているようですが、あまり詳しくは分からないですよね。

でも犬にすみつく寄生虫を放っておくと、大変なんです。

今回は犬の寄生虫について、その原因と駆除方法、また予防までをご紹介します。

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寄生虫とは何でしょうか?

寄生虫とは、寄生生物のうち動物に分類され、分かりやすく言うと動物の対表や体内にすみつき、その動物から栄養を吸収して生きていく動物です。

よく映画でゾンビの映画がありますが、極端に言うとそんな感じ?ですか・・・

寄生虫と言っても、2種類あります。外部寄生虫と内部寄生虫です。

 

外部寄生虫とは、宿主の体表、皮膚内に一時的あるいは長期で寄生生活を行うものです。それに対して内部寄生虫は、体内で寄生生活を行います。

これらの寄生虫が犬にいるかどうかを調べるには、病院で検便をしてもらいます。簡単に調べることが出来ます。

外部寄生虫のノミは分かりやすく、犬や猫の毛の間にすみ着ついていて、ノミの糞が黒く落ちているので目で確認できます。

 

寄生虫がすみつく原因は?

室内で犬を飼っていても、寄生虫がすみつきます。例えばハエやゴキブリから、食事時の口からの感染、散歩時の他の犬の排泄物、草むら等から感染、ネズミや鳥等から感染します。

経口感染の他、母犬から子犬に感染することもあります。蚊から感染するフィラリアも有名ですね。寄生虫の中には、犬や猫から人間に移るものもいます。

迷惑な寄生虫は駆除しないと、犬に色々症状が出てストレス、病気を引き起こします。

 

ノミやダニ

外部寄生虫の代表のノミ、ダニですが、草むらの茂みに潜んでいて犬や人間が近づくとピョンと飛び移ります(>_<)待ち構えているようですよ。

いくらマンションの高層階に住んでいても、ノミは靴の裏にくっつき人の家の中にまで侵入してきます。

ノミは犬の体表にすみつき、犬の血を吸って生きていきます。そして卵も産むので、放っておくとどんどん増えていきます。

悪いことに、人間にも移ります。ノミが血を吸うと、痒みの症状が出てきます。よく体を掻いている犬は、ノミがいるかもと思った方がいいですね。

 

ノミがいるととても痒いので、犬は体を掻きむしります。すると皮膚の傷口から細菌が入り、皮膚炎を起こしたりします。

ノミは気温が13度以上になると活発に行動します。1年の中で春先~秋口にかけてが、ノミの行動は活発です。

冬になるとノミの行動もおさまってきますが、実はクッションや布団、ソファー等に潜んで、次の春を待っています。ほんとにイヤですね。

 

今は冬でも暖房が効いているので、ノミにとっては1年中快適な気温かもしれません。多量に血を吸われると、貧血になることも!

予防としては、まずはまめな掃除です。もちろん犬のノミの駆除も大切です。ぬいぐるみ等にも潜んでいますので、洗濯をしましょう。

犬にいるノミ駆除としては、病院に相談してください。駆除剤をくれます。駆除剤は購入すれば、自宅で簡単に出来ます。

 

1個1,300円~1,600円位です。病院によって値段が違います。市販されているものを使ったことがありますが、正直効果がなかったですね。

お金も無駄でした。ノミが増える春前に、駆除剤で予防しておきましょう。

 

脅威のウマバエ

ウマバエって知っていますか?聞いた事ありますか?日本では現在は生息していないので、あまり知られていないと思います。

もともと名前の通り、馬に多く生息している寄生虫です。ウマバエの卵が産みつけられた草を、馬が食べ体に侵入し、そのまま体の中で宿主(馬)の肉を食べて生きているという、嫌な寄生虫です。

あらゆる動物に寄生します。犬や猫、そして人間にも寄生するのです。卵を産み付けられた蚊によって、犬に寄生します。放っておくと大変なことになります。

 

ウマバエが体の中で成長すると、ニキビを潰すように指で押し出すと、ニュルニュルと大きい大きいニキビのような白いウマバエが出てきます。

それもいくつもいくつも体中から出てきます。でも日本にはいないといわれているので安心してくださいね。南米のメキシコやアルゼンチン等に生息しています。

こういうのを聞くと、寄生虫の検査や清潔な環境は大事だと思いますよね。

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フィラリア

フィラリアは蚊から血を吸われることで感染します。白いソーメン状の為、犬糸状虫ともいわれています。犬の心臓や肺動脈に寄生して増殖します。

進行すると心臓疾患を起こし、危険な状態になるので予防や駆除が必須です。

まず犬がフィラリアに感染していないか病院で調べてもらって、予防対策をしましょう。もし感染していたら、駆除することの方が先になります。

出来れば成虫になる前に、駆除したいものです。放っておくと人にも感染します。予防の費用は犬の体重によって異なりますが、1回1,000円~3,000円位です。

 

回虫・条虫・鉤虫

いずれも内部寄生虫です。消化器官等に寄生します。口や鼻からの感染、母体からの感染もあります。

回虫は環境の中でとても強く、砂や土の中で生存し感染の機会を待っています。犬、猫、鶏等が主に感染します。

鶏のレバーを食べて、人に感染した事例もあります。感染すると症状は、倦怠感、食欲不振、発熱等です。

 

条虫はよくサナダムシと言われています。成犬は感染しても無症状に近いんですが、子犬の場合は貧血、腸炎になる場合がありますので、きちんと駆除しましょう。

回虫、条虫、鉤虫とも散歩中の便から感染することが多いので、まず愛犬の排便は必ず持って帰り処分する。他の犬の排便に近づかないが重要です。

 

感染した時の主な症状は?

いずれにしても寄生虫に感染すると、体調が悪くなります。具体的には、食欲不振、元気がない、発熱、だるい、貧血、下痢、血便、痒み等の症状が出ます。

ひどくなると他の病気になってしまう事もあります。早めの発見と駆除が必須ですが、どれにしても予防できるものです。

以前、まだ私が犬や猫の生活に無知だったころ、飼っていた猫にノミがいました。ノミの駆除法も良く分からなかった私でした。

 

ノミは猫だけでなく、私にも飛び移り、足やお腹あたりまで上がってきて吸血したため、痒みもあり血を吸われた後も出来ました。

掃除もまめにしていましたが、感染してしまったらなかなか対処療法だけでは、完治しませんね。もちろん今はノミはいない生活ですよ。

他にも色んな寄生虫がいます。とても書ききれる数ではありません。下記のおもな寄生虫と症状、感染経路等の一覧を参考にして下さい。

主な寄生虫の寄生部位

人には感染するの?

まったく感染しないとは言えません。実際私は、猫からノミに感染しましたし(>_<)

まだノミ位ならかわいい(?)ものですが、ウマバエだったりすると絶対イヤですよね。ウマバエは日本には生息していませんが、南米あたりに旅行に行かれるときは注意してくださいね。

又、直接犬から感染ではなく、人に感染するときは蚊やハエから感染します。感染したらとにかく犬も人間も病院です。

自己判断で駆除をしない事が大切です。又、予防としては環境を清潔にし、蚊取り線香などで予防し、子供が砂や土で遊んだら、手洗いをしましょうね。


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