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これは悪性?良性?犬のイボ 色と症状別に見た原因と対処法

      2017/04/09

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犬は人間の34倍も皮膚病にかかりやすいと動物で、うちの犬たちも細々と皮膚病にかかってきました(^^;)

気をつけてはいるんですが、どうしても体質的に皮膚病になりやすい犬がいるんですね。

同じ環境に置いておいても、イボに一度もなったことがない柴犬のけんたくん。

 

4歳だというのにイボが3回も発見されたチワワのみーちゃん。

みーちゃんは元々が乾燥肌らしく、皮膚病やイボが発生しやすく、体に優しい環境作りに取り組んでいます。

幸いなことにみーちゃんのイボは悪性の物ではなかったので、大事には至りませんでした。

ここでは犬のイボの危険でない場合と、危険な場合、また対処法までをご紹介します。

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そのままにしていても大丈夫なイボ

白、黄色、ピンク、赤色のイボ

白、黄色、ピンク、赤色のイボは自然に治る場合が多い特徴を持つイボです。

このイボができる原因は主にウィルス感染「パピローマウイルス」によるもので、発がん性はありません。

主な感染経路は犬同士の接触から、すでにパピローマウイルスを持っている犬から接触したことで感染してしまう経路です。

 

他に、直接的な犬の接触がなくとも、犬のおしっこや唾液などからも感染するので、お散歩をさせるなら常に感染の危険性は避けられません。

しかし、悪性ではないので数週間~数カ月で腫れが引いたり、あるいはぽろっと取れて完治します。

 

小さなイボ

白、黄色、赤色のイボで、直径が1㎝以上に満たないイボは、悪性腫瘍の可能性は極めて低いです。
ウィルス完成による一時的なもので、そのうち自然と治ります。

 

実は犬のイボは人間にも感染する

まさか犬のイボが人にも感染するなんて!?と思っていました・・・

ここに犬からイボを貰っちゃった人がいます(^^;)はい、わたしです。

みーちゃんが初めてイボになったとき、元々肌の弱いわたしは家族で唯一イボを感染させられてしまいました。

 

腕にできて幸い痒みはなかったのですが、なんとも言えない気持ちになりました。

獣医さんが言うには、やはりイボの犬との接触を断つことで感染は抑えられるようです。

庭に離しておける一軒家ならいいですが、うちはマンションでしかもチワワなので、一緒の空間で生活するしかありませんでした。

 

病気に関係するイボ

黒、紫、赤黒いイボ

この色のイボが見つかった場合は、イボが小さくても悪性腫瘍の癌の可能性が高いです。

早めに治療すれば大きな危険が及ぶことはないので、まずは適切な治療を受けさせることが大事です。

 

イボが段々大きくなる場合

小さなイボが徐々に大きくなるようなら悪性腫瘍の可能性があります。

また、イボがコリコリとして固くなるようだったらかなり危険です。

とくに痒みや痛みが見られない場合でも、病院で検査しましょう。

 

痒みや痛みがある場合

どんな色のイボでも、痒みや痛みを伴う場合は楽観視してはいられません。

犬がイボをかきむしってしまうと、そこからばい菌が入り、別の病気を感染させてしまいます。

チワワのみーちゃんは実はイボをかきむしってしまい、イボの周辺が皮膚病になったことがあります。

 

治療したので今は治っていますが、皮膚病は一度かかると再発するリスクが高い病気です。

そのためたまに治ったはずのイボ周辺を執拗にペロペロしたりして、毛が抜けてしまうことが今でもあります。

犬がイボを気にするようなそぶりを見せて、舐めまわすようだったら早めに病院へ連れて行きましょう。

 

イボにかかりやすい犬の特徴

元々の体質的な問題もありますが、まだ子供の免疫力がついてない子犬や、免疫力が低下する老犬はイボになりやすいです。

また、風邪をひいたときなどは一時的に免疫力が低下し、イボにかかりやすくなります。

また、乾燥肌の犬はイボにかかると症状が悪化しやすい特徴があります。

元々皮膚が弱いので、良性のイボでも痒みが発生しやすく、イボを悪化させてしまう原因になります。

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イボの治療方法

病院での治療法

動物病院でのイボの治療法は、今までは麻酔による手術が一般的でした。

しかしイボが発症しやすい子犬や老犬の場合、やはり手術そのものより全身麻酔によるリスクが大きかったのが現状です。

老犬などの極端に体力低下が心配される場合は、レーザー治療で焼き切るという方法も取られています。

 

そして最近注目されている治療法が、炭酸ガスレーザーを使用した、新しいレーザー治療法です。

炭酸ガスレーザーの特長は皮膚に優しく、治りが早いことがあげられます。

取扱いする病院も多くなってきたので、一度問い合わせてみましょう。

また、悪性腫瘍のイボだった場合は、イボを除去後放射線治療をして、再発症を防ぐ治療がなされます。

 

良性のイボの場合の自宅での治療法

悪性腫瘍の危険がない場合、イボは放っておけば自然治癒します。

その治りを助けるための、ご家庭でできる方法をご紹介します。

 

・ヒマシ油をイボに塗る
ヒマシ油はクレオパトラも使っていたとされる、健康と美容にはもってこいの油です。

主な成分はとうごまの種子から作られています。

ヒマシ油には鎮痛剤やイボの炎症を防ぐ働きをする、レシノール酸が含まれています。

また抗菌作用もあるため、イボにばい菌が侵入するのを防いでくれます。

もちろん犬が舐めても無害なので、1日2回ほどイボに塗ってあげましょう。

イボを柔らかくし、治るスピードを促進させます。

 

・ビタミンEを摂取させる
イボはビタミンEをたくさん取ることで、免疫力が上がり治りを早くさせます。

ホウレンソウや卵黄などにたくさん入っているので、特別な犬ご飯を作ってあげるのもいいですね。

また、太陽の光にもビタミンEがたくさん含まれているので、お散歩は日中のできれば午前中にしましょう。

ビタミンEをたくさん取れる犬ご飯レシピ

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材料
ホウレンソウ 15本
パスタ 5枚
ソーセージ 2本
卵黄 1個
オリーブオイル 少々

作り方
①お湯でパスタが柔らかくなるまで煮る
約11分くらいで、人が食べるより柔らかくてOKです。
茹であがったら一口サイズの3センチほどにカットする

②ホウレンソウを手でちぎって、10分水に浸してアクを取る

③ソーセージを食べやすい大きさに輪切りにする

④フライパンにオリーブオイルをひき、①②③を炒める

⑤火を止めてから卵黄を混ぜ合わせて完成


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