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犬の認知症の症状と徘徊や夜泣き、トイレなどの問題行動対策

   

家に来た時は小さくて幼かった愛犬も、時間がたつとだんだん成長し年をとってきます。

元気な時は楽しくあっという間にすぎ、やがて体力的、能力的な衰えが出てきます。

犬も人間と同じように老化が見られ、それまでとは違う思ってもいない行動をするようになります。

 

人間社会でも問題になっているように、犬も認知症があるのです。

ここでは動物である以上、避けられない老化、認知症について取り上げます。

犬の認知症予防は「■犬の認知症の予防対策。体と頭を使って脳を活性化させる方法」をご覧ください。

どうしても面倒を見切れなくなった時の、老犬ホームについても紹介しています。

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犬の認知症とは

認知症上の一つに、同じ方向にグルグル円を描いて歩き回る徘徊行動があります。

現在は医療の発達、室内飼い、フードの品質向上によって、長生きの犬が増えてきました。

それによって人間に見られるような認知症の症状の犬が増えています。

人間でいう認知症を犬では、「認知機能不全」と呼びます。(以下、認知症と書きます)

 

症状としては、同じところをグルグル回ったり、徘徊したり、夜鳴きをしたりといったような行動です。

原因としては犬の脳の中にβ―アミロイドと呼ばれるタンパク質が沈着し、刺激の伝達障害が起こり始めます。

 

β―アミロイドとは脳神経細胞の老廃物のことです。これが蓄積されていくと脳神経が傷付けられ、脳の機能が低下し認知症の症状になっていしまいます

犬が認知症になると場合によっては、飼い主さんの大きな悩みになります。誰でも犬を飼い始めた時は、まさか犬の認知症に悩むことになるとは思わないでしょう。

 

いつ頃からなるの?

犬の認知症はいつごろから出始めるのでしょうか?これは個体差があり一概には言えません。

一般的に高齢と言われる11歳~12歳を過ぎるころから、認知症かなと思われる症状が出てくるようです。

犬の様子を普段から観察して、少しの変化でも早めに気づいてあげることによって、その後の犬の幸せにつながります。

 

初期段階で認知症と気づくには、どういったことに注意して観察しているといいのでしょうか?

よく見られる行動をあらかじめ知っておくと早めの発見につながります。

 

認知症になりやすい犬種は?

高齢になればどの犬も認知症になる可能性はあります。ただもともとの犬種の遺伝体質によって、認知症になりやすいと言われている犬種があります。

洋犬よりも日本犬、そして日本犬の中では柴犬がなりやすいと言われていますが、一概には言えません。

 

どうして日本犬がなりやすいと言われているかは、昔の食生活にあります。

日本人は昔は魚をよく食べていました。人の生活に一番近い日本犬も、昔は魚を食べていたのです。

それによって魚のたんぱく質を上手に体に取り入れるように出来ていたのですが、現在は食事がペットフードに変わってしまっています。

 

魚にはDHAやEPAといった認知症予防と言われている成分が含まれています。現在の日本犬の食事は、DHAやEPAの成分があまり取れなくなっています。

そういう理由で昔よりも、特に日本犬は認知症の割合が多くなっているために、認知症になりやすいと言われていますが、

あくまでそういう事ではないかという仮説なので、日本犬=認知症になりやすいと思うのは危険です。他の犬種だって認知症になっています。

 

認知症の症状と対策

犬の認知症の症状とは具体的にどういったものなのでしょうか?よく見られる主な症状を取り上げます。

 

1,昼夜逆転になってしまう

文字通り昼と夜が逆転し、日中は良く寝ているけど、夜になると起きてウロウロ歩いたり鳴いたりという行動が続きます。

 

2,意味もなく鳴く

単調な声で鳴いている。夜鳴きすることが多くなる。

 

3,名前を呼んでも反応がない

飼い主さんが帰宅しても反応しない。名前を呼んでも無反応。すぐ傍によってやっと気づくという症状が出てきます。

 

4,狭いところに入り込んで、出ることができない。

 

5,徘徊する

夜中に徘徊することが多く見られます。家の中をずっとウロウロしています。外飼いの犬は知らない間に、家の外に出てしまう事があります。

 

6,トイレの場所が分からない。トイレの失敗

トイレとは違う場所に排泄してしまう事が続くと認知症の疑いがあります。

この他に甘えん坊になる、プラスチックなどの食べ物以外を食べてしまう、落ち着きがなくなり夜になると騒ぐなど、その犬によって症状が違います。

普段一緒にいる飼い主さんだからこそ、その犬の行動がいつもと違うと気づくはずです。

 

深夜の徘徊を防ぐには

昼は眠って静かなのに、夜になると起きて家の中をウロウロする昼夜逆転になってしまうと、飼い主さんも困りますよね。

犬に付き合って起きているわけにもいかず、家の中とはいえ認知症の徘徊の場合は怪我をしてしまう事もあります。

犬が認知症になり、徘徊をするようになってしまった場合は、まず室内環境を見直します。

 

キッチンなど危険なものがある場所には入れない様に、子供用のゲートをつけましょう。

サークルを使用している場合はケガをするといけないので、内側をお風呂場の洗い場に敷くバスマットで覆ってあげましょう。

サークルがない場合は、段ボールをつなぎ合わせたり、バスマットを立ててガムテ―プなどでつなぎ合わせて、円形サークルを作るのも1つの方法です。

小型犬の場合、子供用プールをサークルの代用にしてもいいでしょう。

 

犬が徘徊できなくなり、それによってストレスを感じ、夜鳴きなど他の症状が出てしまう場合には部屋の安全を確認して、自由に徘徊させてもいいでしょう。

住宅事情が許すなら、1つの部屋を丸ごと深夜だけ犬に使ってもらうのもいいでしょう。

 

完全にやめさせることは難しいかもしれませんが、減らす努力は出来ます。

認知症で歩き回るから散歩はいらないのではなく、夏以外であれば日中になるべく散歩をして疲れさせます。

すると夜は寝てくれるようになった犬もいます。太陽を浴びることもいいですね。外に出て気分転換にもなります。

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夜鳴き対策方法

認知症の1つに理由もなく夜鳴きをするという症状があります。これも飼い主さんの睡眠の妨げになったり、ご近所への心配もあります。

毎晩の事になるとご近所から苦情も出てくるかもしれません。苦情が来るとますます飼い主さんのストレスになります。

その前に外で犬を飼っているなら、室内飼いに切り替えて下さい。高齢犬は10歳くらいになると、外で飼うのは体力的な問題も含めて難しいでしょう。

 

上記に書いたように、夜に眠ってくれるように日中に散歩をさせたり、犬と添い寝をすると落ち着くこともあります。

寝たきりの犬の場合は、床ずれになっていないか確かめてください。痛くて泣いているかもしれません。1人で悩まず早い段階で動物病院に相談してください。

経済的に余裕がある方は、1つの部屋を完全防音工事をすることも出来ますし、夜鳴きをする間だけ防音機能があるアパートを借りるという方法もあります。

 

ご近所にも迷惑をかけているという事で、早めにお詫びの挨拶をしておいた方が賢明です。

ご近所に伝えることは、まず迷惑をかけていることをお詫びします。夜鳴き対策でこういう努力をしているんだけど、なかなかうまくいかない。

こういう方法も考えているので少し待っていただけませんか?という事を添えると各家庭にも事情があるとは思いますが、常識がある方は分っていただけるはずです。

 

ご近所からクレームが来ると、それだけで飼い主さんのストレスになります。犬の為にも頑張りましょう。

1つの部屋を完全防音にしようと工事をすると、一般的には100万~150万円位かかるようです・・・誰でもできるものではありませんね。

比較的安い防音効果の対策として、防音シートを窓や壁に貼るという方法があります。

 

 

犬の鳴き声やピアノの防音に適していて、壁に立てかけるだけでも遮音効果があると謳ってあります。防火性で一切の接着剤を使用していないので、健康被害もありません。

又、チクチクしないので犬が壁つたいに歩いても大丈夫です。ただ自立はしないので、専用のピン、又は専用のスプレーのりでとめていた方が安心です。

 

でも完全な防音ではないので隙間から鳴き声が漏れたり、結局満足を得られないという事も考えられます。

急いで処置したい方、ほんの少しの防音でもいいという方にはいいですが、しっかり防音したいという方は不満が残るでしょう。

声帯手術をする方法もあります。これは犬に体力がないと出来ないので、高齢になってしまうと手術自体が難しいので病院に相談しましょう。

かわいそうという声が聞こえてきそうですが、犬の夜鳴きで悩んでいる飼い主さんの気持ちは他の方にはわかりません。

犬のストレスになると心配かもしれませんが、犬は思い切り鳴いているつもりなのでストレスにはなりません。

 

部屋を丸ごと防音対策

上記のホワイトキューオンより費用は高くつきますが、インプラスという商品で従来の窓に内窓をつけるという方法があります。

値段は大きさや暑さによって違いますが、約7万~15万円位です。でもこれだと壁は防音ではないので完全に防ぐことが出来ません。

部屋を丸ごと浮いた状態にして防音するリフォームがありますが、200万円前後します。

 

値段は張りますが犬の鳴き声だけでなく、ピアノなどの楽器をする方へはおススメです。

市販の防音組み立てボックスというのもありますが、犬の夜鳴き対策には狭くてかわいそうで不向きです。

このほかにも部屋の防音対策はメーカによって、色々あります。信頼できる工務店へ、見積もりだけでも相談してみるといいと思います。

 

家具の隙間をなくす

高齢犬や認知症になると、狭い隙間に入り込んで出られなくなることがよくあります。

隙間に入ってしまうと、認知症の犬は後退することが出来なくなります。

犬は入り込んでしまったまま、動くことが出来なくなりそのままずっとそこにいたり、大きな声で鳴いたりします。

 

これを防ぐには、拭き間をなくすことが必要です。例えば大型テレビの裏側、ソファーの後や下、家具と壁の間、ベッドの下など、隙間がある場合は段ボールや隙間家具などでふさいでおきます。

まさかと思うような隙間に頭を突っ込んで取れなくなることもあるので、しっかり部屋の中をチェックしておきましょう。

 

精神を安定させる

犬の認知症にも音楽やアロマ療法が効果的です。脳を刺激することによって、認知症予防や緩和になります。

「Dog’s Ear」いうタイトルの音楽です。犬だけでなく私たちも癒される音楽です。

 

 

海外からの発送になるので10日~20日ほど時間がかかる場合があります。

音楽だけでなくアロマも脳を刺激することで知られています。アロマの中でもローズマリー、レモン、ラベンダー、オレンジが認知症にいいと言われています。

 

これは2014年にもテレビで効果を紹介されていました。部屋の中でアロマをたいてみると、犬と飼い主さんの心が安らぎます。

ただアロマの品質はオーガニック・医療レベルの物で行われています。残念ながら100円ショップのアロマでは効果は望めません。

1つ注意することは、猫も同居している家庭ではアロマはたいてはいけません。

あまり知られいないのですが、猫は犬や人と違い、アロマの成分を外に排出することが出来ません。肝臓で解毒できないのです。アロマは人と犬限定にして下さい。

 

 

このブレンドアロマには2種類あります。昼用と夜用です。昼用はレモンとローズマリーのブレンド、夜用はラベンダーとオレンジのブレンドです。

無農薬・無化学肥料です。もともとは人用なので、飼い主さんもアロマで癒されてください。

音楽療法もアロマ療法も、認知症の犬が前と変わらず歩くようになったとか、食欲が出てきたという報告がされています。

飼い主さんと犬にあった療法で認知症を乗り切りましょう。

 

トイレの失敗対策

犬が認知症になると、今まで出来ていた排泄がトイレで出来なくなることがあります。

若い頃は排泄をある程度まで我慢出来ていても、高齢になるとトイレに行くまでに間に合わず失敗してしまったり、トイレの場所が分からなくなってしまう事があります。

 

トイレに行くまでに時間がかかってしまう時は、その途中にペットシーツを敷いて粗相をしても大丈夫のようにしてあげます。

先に排泄のタイミングが分かれば、飼い主さんがトイレに連れて行って排泄を促してあげましょう。

なるべくなら最後まで排泄は自立出来た方がいいのですが、トイレの場所が分からず粗相をしてばかりや、寝たきりになってしまったのであれば、最終的には犬用オムツに頼る事になるでしょう。

 

オムツに慣れていない犬は、嫌がるかもしれません。嫌がる場合は、最初は排泄しそうな時間に短時間から始めます。

オムツに排泄が上手に出来たらほめてあげましょう。排泄をしたら犬のお尻周りを拭いてあげて、清潔にします。

オムツをつける場合には、お尻周りの毛は短くカットしておきます。赤ちゃんに戻ったようで大変ですが、失敗しても怒らないで下さい。

 

犬用おむつのメリット・デメリット

メリットが沢山あるオムツですが、デメリットもあり、排泄をしたらまめに変えてあげた方がいいので経済的には高くつきます。

 

メリット

・少々失敗してもオムツをしていると犬自体が汚れない。家も汚れない。
・高齢犬も安心して排泄をしたい時にすぐ出来る。
・外出時や留守番時だけ、オムツが出来る。
・体が汚れることが少ないので、シャンプーをその都度しなくてもいい。

 

デメリット

・経済的に高くつく。
・犬がオムツを嫌がることがある。
・排泄のたびにまめに替えないといけない。

 

オムツを手作りしてみよう

犬の介護はつらい事の方が多く、オムツも必要となったらお金もかかります。

ここでは犬のオムツの手作りをご紹介します。手作りと言っても、人間の赤ちゃんのオムツを応用するので、それは必要です。

 

用意するもの

・人間の赤ちゃんの紙おむつ
・はさみ
・サージカルテープ(ガムテープなどでも出来ますが、肌に優しいサージカルテープがおススメです)
・新聞紙

 

オムツの作り方

1,初めて作る時はまず、オムツを犬に当ててしっぽを出す穴の位置を決めます。マジックなどで印をつけると分りやすいです。

2,背中でテープを止めるように作ります(従来の人間の赤ちゃんとは逆の使用方法です)

3,しっぽに当たる部分に切り込みを入れます。丸く穴を作ってもいいのですが、お腹側の一方を切らずに残しぶら下がるようにしておくと、

排泄物がオムツの中にたまらない様に出ていくので衛生的です。

4.オムツにはさみを入れると、高分子吸水ポリマーが切り口から出てくるので取り出します。切らずに残しておいたぶら下がっているオムツの一部の高分子吸水ポリマーも取り出します。

高分子吸水ポリマーが入っていると重いからです。

5,切り口はサージカルテープで止めます。完成です。時間がある時に何枚かまとめて作るといいですね。(時間ないですよね・・)

もちろん犬用のオムツを使っても全然大丈夫ですよ。手作りして逆にストレスがたまる方がいけません。

 

犬のしっぽが出るように、穴が参画になるように三辺に切り込みを入れます。

この動画ではガムテープを使用していますが、オムツを切ってしまわずに外側に出しガムテープで止めています。

外側にしかガムテープがついていないので、犬の体に触れることがありません。簡単ですね!


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