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犬の歯石を残さない歯磨きテクニックとおすすめグッズ

      2017/04/09

犬 歯磨き

犬の歯磨きしていますか?

「正しい犬の歯磨き方法を動画で解説」では犬の歯磨きについてご紹介しました。

していないorたまにしている程度なら、まず高確率で歯周病予備軍になっている可能性が高いです。

犬の歯は2歳ごろから歯石が定着し始め、3歳にもなるころには8割の犬が歯周病にかかっているそうです。

 

獣医師さんに聞いたところ、歯周病にかかっていても気が付かない飼い主さんが多いそうで、かなり悪化した状態で発見されることが多いそうです。

末期になってしまうと、治療することが間に合わずに、歯が溶けてなくなってしまうなど最悪なことになりかねません。

 

それを防ぐには毎日の歯磨きと、たまりやすい歯石を除去するしかありません。

歯石は病院でしか取れないと思われがちですが、実は自宅で飼い主さんが取ってあげる方法があります。

今回は犬の長生きのためには欠かせない、歯石取りをマスターしてみましょう!

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スケラーを使った歯石の取り方

犬の歯石取りに必要な道具

スケラー
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スケラー(スケーラー)とは医療道具の一つになります。

手術や歯医者さんなどで使われる先がピンと尖ったあれですね。

 

スケラーを選ぶポイント

これは犬用の物も売られていますが、人間用のスケラーのほうが質がいいです。

また値段も犬用の物より安いので、人間用の物を使用しましょう。

値段はアマゾンや東急ハンズ、ペットショップなどで1000円~2000円ほどです。

 

たまに似ているからとマイナスドライバーを使っている飼い主さんがいますが、あれは歯を傷つけてしまうのでやめましょう。

スケラーを選ぶポイントは、刃先が尖っていて、狭いタイプの物を選びましょう。

初心者用や簡易スケラーなど売っていますが、あれだと歯石はほとんど取れません。

歯石が取れないからと無駄にガリガリしてしまい、かえって歯を傷つけてしまいます。

 

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鉗子(かんし)

鉗子はこのようなはさみのような形をしていて、歯石取り以外にも耳掃除などにも使えるので、ぜひ1本持っておきましょう。

 

鉗子を選ぶポイント

鉗子はスケラーと逆で、先が丸いタイプを選びましょう。

人間用の物は先が尖ったタイプが多いので、こちらは犬用のタイプ選びます。

刃先にカーブがかかっているものなどありますが、やはりシンプルな直線の刃先が色々な用途に応じて使いやすいです。

 

犬の歯石の取り方を動画で見てみよう

スケラーと鉗子を使った歯石の取り方の流れを撮った、とても参考になる動画です。

①犬の頭を動かないように固定する

②犬の口の端に親指を入れてぐっと口の奥まで開き、人さし指で上唇をあげて歯をむき出しの状態にします。
残りの3本の指は、犬の頭を固定していてください。

③もう一方の手でスケラーを持ち、犬の歯と歯茎の間に当てます。

④そこから歯茎を押し上げる感じで、出た歯の根元からカリカリとスケラーを動かします。
けっこう力を加えて大丈夫です。
歯のくぼんでる部分は、スケラーの尖った先を当ててカリカリ削りましょう。

⑤歯磨きをあまりしていない場合は、歯石がかなり溜まっています。
動画のタラちゃんはいつもお手入れをしているので、とても綺麗な歯ですね。
歯石が溜まっている場合は、鉗子の登場です。
④のときと同じよう要領で、鉗子を歯と歯茎の間に当てて、そのまま滑らせるように歯を滑らせます。
すると「パチンッ」と音がして、皮がむけるように歯石が取れます。

 

こんな感じですね。

凝り固まった黒い歯石のクズが取れている様子が分かります。

この動画では人の爪で取っていますが、この方法はおすすめしません。

爪はばい菌が溜まりやすく、歯の傷に細菌が入り込んでしまう可能性があります。

 

スケラーと鉗子のデメリット

これは通常ならは獣医さんが扱う器具で、絶妙な力加減が必要になります。

自己流でしていると、歯石を取っているようで逆に歯を傷つけて、その傷から最近が入り歯槽膿漏などを引き起こしてしまう危険があります。

そのため、一度は獣医さんやスケラーを上手に使える飼い主さんなどにに力加減などを教えてもらった方がいいです。

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スプレーを使って歯石を取る方法

細菌は動物病院でも推奨されている、スプレーを使った歯石除去の方法。

わたし最初これ、信じていませんでしたが使ってみるとすっごく便利でした。

もう今までの苦労は何だったの!?ってくらい簡単で手軽で、これなら歯磨きをさせてくれない犬でも心配ないです。

 

スケラーを使った歯石除去は、デメリットがあります。

・犬が動くならできない
・力加減を間違えると歯を傷つけてしまし余計に歯石が溜まってしまう
・ちょっと難しい

というデメリットがありますが、それをスプレーだと全て解消してれます。

 

スプレーの選び方

歯石除去スプレーで有名なところは、リデンタ、リーバスリーの2つが有名です。

どちらも効果は期待できますが、わたしは万全をきしてリデンタを愛用しています。

というのも、リデンタはアルコールの成分が6%未満と、リーバスリーよりかなり低い数値で抑えられています。

うちの犬は1匹腎臓があまり良くないこがいるので、アルコール成分が低いリデンタに切り替えました。

その他の性能はほぼ同じ効果が見込まれると思います。

 

スプレーの使い方

朝晩と2回ずつ犬の口の中にスプレーをプッシュします。

小型犬なら3プッシュほど、中型犬なら4~5プッシュほどして、その後30分間は成分をいきわたらせるために何も食べさせないようにします。

スプレー自体は歯にかける必要はなく、口の真ん中を狙ってプッシュすればOKです。

 

スプレーの効果

うちの犬はもともと歯磨きをしていたので、説明書よりも早く1か月ほどで歯が綺麗になる実感がありました。

すご~いと思って近所の犬仲間さんたちにおすすめしたところ、歯磨きを全くしていなかった犬では半年かかって歯がようやく綺麗になったそうです。

レビューを見てみると、歯磨きをしていない場合は4か月~半年ほどは効果が表れるのに時間がかかるようです。

それでもステラーを使わずに、自宅で確実に歯石除去できるのはメリットが大きいですね。

 

 

 

スプレーは歯磨きをさせてくれない犬にも毎日プッシュすれば、歯磨きと同じ効果をもたらしてくれるそうです。

うちでは一応歯磨きをしていますが、たまにリデンタを使ってさぼっています(^^;)

だって楽なんだもん。


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