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【皮膚病治療】換毛期でもないのに犬の毛が抜ける5つの原因と対策

      2017/04/09

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なんだか最近ゴールデンレトリーバーの毛が抜けるなー、生え変わりの時期でもないのにどうしてだろう?

と、室内飼いでお家の中に毛をまき散らす犬をよくよく調べてみると、見えにくい場所に10円ハゲができていました。

えっ犬にも10円ハゲできるの?何か間違いじゃない?と思って病院に連れて行くと、「ストレスによる円形脱毛症ですね」と診断されました。

だから大量に毛が抜けてたんですね・・・

実はこのストレス原因ははっきりとわかっていました。

 

犬友達が2週間ほど海外旅行に行っていたので、その間小さなヨークシャテリアを預かっていたんですね。

・・・その犬にひそかにストレスを感じていたようです(^^;)

うちのゴールデンは内弁慶で、お家の中では家族だけとリラックスしたいタイプなんですね。

それで家の中に見知らぬ犬が突然入ってきたことに、モヤモヤしていたのかもしれません。

 

急きょ友人に連絡を取り、残りの期間は申し訳ないですがペットホテルに預けてもらうことにしました。

ストレスが原因の毛が抜ける場合は、適切にストレスを処理してあげれば、自然と毛が生えてきます。

しかし、犬が毛が抜ける原因は他にもさまざまな要因があります。

換毛期でもないのに抜け毛が酷い場合は、まずは毛が抜ける原因を突き止めてみましょう。

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犬の毛が抜ける原因

アトピー性皮膚炎

毛が抜ける原因として最も多いのは、アトピー性皮膚炎を発症した場合です。

アレルギーの一種で、ノミやダニ、カビなどに体が異常反応をしてしまい、それで痒くなったり毛が抜けるという症状を引き起こします。

アトピー性皮膚炎は遺伝的な要因が多く、生まれつきアレルギーを持っていた、皮膚が弱いなどの原因が考えられます。

 

柴犬やシーズーなどがかかりやすい病気です。

また、遺伝的にアレルギーを持っていたとしても、一生発症しない犬もいます。

それはノミやカビを発生させいな、またそのような場所に犬を連れて行かない衛生的な環境下にいれば、発症を防ぐことができます。

アレルギーを発症するまでの容量は犬それぞれなので、できるだけ山などのアレルゲンの元がある場所には近づかないようにしましょう。

 

そしてアトピー性皮膚炎は100%感知することこそ難しいですが、衛生的な環境を保つことができればもう発症することはありません。

皮膚に弱い犬が多いので低刺激のシャンプーを使用し、ブラッシングはスリッカーやピンブラシは肌を傷つけてしまう元となります。

低刺激の豚毛ブラシのような皮膚に優しい専用のタイプを使うことで、毛が抜けることを防ぎます。

 

 

食事アレルギー

犬の脱毛が起きやすいアトピー性皮膚炎は、食事アレルギーから誘発される可能性がなんと50%もあります。

原因は主に普段主食として食べているドッグフードに含まれるたんぱく質が原因です。

長年変わらずに同じドッグフードを与えていることで引き起こることが多いです。

 

なぜ今まで大丈夫だったのに、突然アレルギーに変わるの?ということですが、アレルギーを発症するまでにはそれぞれの持って生まれた容量があります。

元々アレルギーを持っていたとしても、アレルギーを持っているたんぱく質の摂取量が少ないなら発症することはありません。

 

犬が好きだから、と同じ食事を与えていたのが仇となってしまいます。

食事アレルギーが原因で毛が抜ける場合は、アレルギーであるタンパク質を特定して、食べさせないようにして治療します。

お医者さんと相談しながら、何に対して反応するのかを突き止めましょう。

 

内臓に問題がある

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)や甲状腺機能低下症などにかかっている犬は、抜け毛が酷くなります。

内臓疾患で大きな特徴は、皮膚の痒みが出ないことです。

痒がってかきむしっているなら、上記のような原因が考えられます。

 

クッシング症候群はホルモン異常が原因で、コルチゾールという生活に欠かせないホルモンが過剰に出過ぎてしまい、逆に体の中を破壊してしまうといった病気です。

症状によって薬で治療するか、手術で腫瘍を摘出するなどの処置が取られます。

毛が抜ける原因としてアトピー性皮膚炎やアレルギーよりは少ないですが、もしこれが原因だった場合は厄介だと言えます。

毛が抜けている異常な事態なのに犬が痒がっていない場合は、すぐに病院へ連れて行きましょう。

他にも症状として、皮膚が黒ずむ、息切れして散歩に行きたがらないなどの体調不良が見られます。

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カビや細菌が原因

カビや細菌が原因で発症する皮膚病、膿皮症。膿皮症は犬の皮膚病では最も多い病気とされ、さらにここ数年は増加の一途をたどっているようです。

これは最近犬を大切に過保護に育てる飼い主が増えて、シャンプーをやりすぎて皮膚を弱らせてしまうことが原因にあげられています。

膿皮症は皮膚が弱ったとき、元々持っていた菌が増殖して皮膚を延焼させ毛が抜けていきます。

 

清潔にしてあげようとしていたシャンプーが、実は仇となって菌をブロックする役割を担っていた常在菌をシャンプーにより流してしまっているんですね。

そして免疫力が低下した犬に、薬を飲ませることになりますが、またシャンプーなどをして同じことを繰り返すと、段々と薬がきなくなってしまいます。

 

膿皮症はいってしまえばよくある病気なので油断しがちですが、慢性化してしまう危険もあります。

膿皮症の根本を治すには、免疫力をアップさせることです。

バランスの良い食事、日中日が差している間のお散歩など、体を鍛えて免疫力をアップさせることで、かかりにくい体になります。

 

犬のアトピー・皮膚炎のお風呂の入り方

シャンプー後に温泉に入浴して、皮膚の乾燥を防ぐお風呂の入り方の動画です。

お湯は必ずぬるめで、皮膚が荒れている場合はシャンプーはつけずにお湯洗いだけにとどめましょう。

 

ストレスが原因

チワワを飼っている友達の話ですが、旅行に行くために1週間犬をペットホテルに預けたそうです。

旅行を楽しんでいた4日目ペットホテルから電話がかかってきて「毛が抜けて衰弱している」との連絡があったそうです。

急いで旅行を切り上げて帰ってきたそうですが、飼い主の顔が見えた途端犬は元気になって、すぐに毛も生えてきたそうです。

 

犬は何よりも飼い主と離ればなれになることにストレスを感じるので、日頃のしつけや犬の性格によっては、旅行は短い日数にとどめていた方が無難ですね。

また、犬はしつけをされていない自由気ままなほど、ストレスを抱えています。

飼い主が命令をしてくれないので、自分が主導権を握ることで逆に犬に負担を強いらせているんですね。

 

命令するのは、しつけをするのはかわいそうだと思わず、しっかりと犬を管理してあげることで、犬は安らぎを感じます。

ストレスにより毛が抜ける場合はすぐに治りやすいですが、気にしてのその個所を舐め続けると皮膚炎に発達してしまいますので気をつけましょう。


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