緊急用!犬が嘔吐をした時の原因と対策
2017/04/09
愛犬が苦しそうに嘔吐をし始めたら、あわてますよね。止めるわけにはいかないし、こういう時はどうしたらいいでしょうか?
その時に慌てないためにも、犬の嘔吐について知っておくとタメになります。
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嘔吐と吐き出しの違い
嘔吐と吐き出しの違いは、食物が胃に達しているかどうかで見分けます。人間も食道付近より吐き出されたものは、嘔吐とは思わないですよね。
食物が胃に達したものが戻ったものを嘔吐、胃に達していないものが戻ったものを吐き出しと言われています。
嘔吐の場合は、胃腸トラブルが考えられ、吐き出しは食道に何らかの問題があると考えられます。
嘔吐は何か病気のサインかもしれませんし、単に喉に何か引っかかって吐き出したのかもしれません。
意外と多いのが、家にあるものを食べてしまい、嘔吐する場合です。例えばおもちゃや洋服です。場合によっては、開腹手術が必要になります。
原因は嘔吐した色で、想像がつく場合もあります。病院にかかる時は、嘔吐したものを持っていったり、写真を撮っていくと分かりやすいです。
草を食べて嘔吐
これは原因が分かっていますね。草を食べたので嘔吐しています。よくあることです。特に問題なさそうですね。
一過性の嘔吐
まずそこまで心配ないような嘔吐があります。原因は何でしょうか?
例えば、
・空腹・・朝からご飯の前に、嘔吐する時は空腹が考えられます。ご飯の時間と量を考えて下さい。
・食べ過ぎ・・胃の量に対し、食べ過ぎの場合に嘔吐します。ご飯の量を減らすなど考えて下さい。
・食物アレルギー・・ご飯があっていない場合に嘔吐します。ご飯の内容を変えてみて下さい。低アレルゲンのフードで対応できます。
・異物誤飲・・家の中にあるたばこや、物を口にくわえて飲み込んでしまったりします。嘔吐で完全に出てしまわない事もあります。
・フードへの適応不足・・フードの粒の大きさがあってなかったり、原材料があってなかったり、又違うフードに変えた時に嘔吐する場合があります。
粒の大きさ等があっているか確認をして下さい。
・乗り物酔い・・私たちも経験がありますね。ほんと辛いです。車だったら、外の空気を吸わせましょう。
車に乗る前には、ご飯を抜くといいですよ(可哀そうですが)
・ストレス・・嘔吐するほどのストレスを抱えていると考えるだけで、可哀そうです。もう一度愛犬と向き合って下さい。
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心配な嘔吐
病気かもしれない嘔吐の場合、すぐ判断して病院にかかり診断してもらいます。
細菌やウイルス、寄生虫
腫瘍(ガン)・・嘔吐のほかに、下痢や血液が混じっている時があります。
副腎皮質機能低下症・・嘔吐、食欲不振、下痢、体重減少の症状がでます。
胃疾患・・胃炎・胃十二指腸潰瘍・胃拡張・胃捻転等の病気があります。下痢や血便、胃痛も伴いますが、まずは病院に行きましょう。
肝疾患・・嘔吐、下痢、血便、尾長が膨らむという症状です。病院へ直行です。
腎疾患・・嘔吐や食欲不振が見られます。とにかく病院です。
他にも心配な嘔吐はあります。私たちが考えても何も分かりません。病院に行って、飼い主さんが愛犬の症状を詳しく伝える。それが大事です。
嘔吐の色で症状を見分ける
あくまで目安です。おかしいと思ったら、病院に行ってください。
・透明~白色
胃酸過多や逆流、空腹の時も嘔吐します。ごはん前の嘔吐は、この場合が考えられます。
・黄色
胆汁や、胃腸の動きが悪い場合が多いです。黄色い胆汁を嘔吐した時は、胃の中に何も入っていないと考えて下さい。
・薄い赤色
少量の血が混じった嘔吐は、胃酸により食道があれていると考えられます
・濃い赤色
胃粘膜から出血していると考えられます。 胃潰瘍、腫瘍、血小板減少症などが疑われますので診察が必要です。病院へ行きましょう。
・黒色
出血から時間が経つと赤い血液が黒色へと変化し、かなり危険な状態といえます。早急に病院に行って下さい。
大まかに見ると、色が濃ゆくなると良くないです。透明~白色の場合も、その後の犬の様子を見ていて下さい。
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