犬のNGな食べ物 危険度に分けて知っておこう
2017/04/09
犬は雑食だと思っている人が多いと思います。犬はなんだって食べるし、人間が食べているものはすべて食べることが出来ると思われがちです。
でも実は犬の体の仕組みは、人間と少し違い、犬が食べてはいけない食べ物があるのです。
犬を飼うなら、どういうものを食べさせてはいけないのか知っておきましょう。
スポンサーリンク
犬は雑食?
犬は私たちの食べ物を、何でも欲しがりますよね。
キッチンでご飯の用意をしている時に、下から見上げて、ちょっと食べ物が下に落ちたかと思うと、
すぐ拾い食いをしたり・・自分で何を食べているのかわかっているんでしょうか(>_<)
犬の祖先はオオカミです。オオカミは肉食ですね。DNA自体は犬とオオカミは殆ど違いはないようです。
犬は細かい言い方をすると、雑食に偏っている肉食と言った方がいいかと思います。
犬は人間と近い存在になって、野菜や小麦、お米等を食べるようになってきました。
何でも食べる犬ですが、実は体の構造が人間とは違い、食べると危険なものもあります。それは私たちの身近な食べ物の為、犬に知らないうちに
あげてしまう可能性もあります。どんな食べ物がNGなのか知っておきましょう。
食べてはいけない食べ物
犬にも個体差があり、同じ食材を同じ量だけ食べて、中毒になる犬とならない犬がいます。
又、危険と言われている量を食べても何ともない犬もいるのです。
あくまで参考に知っておくといいので、食べてはいけないといわれる食べ物はどんなものがあるか確認しておきましょう。
危険度が高い物から低い物に分けて、見ていきます。
危険度:強 絶対NGな食べ物とは?
1,ネギ類
犬に食べさせてはいけないといわれている食べ物は、ねぎ類です。玉ねぎ、ニラ、長ネギ等です。
「食べてはいけない!犬に玉ねぎをあげてはいけない理由と食べた時の対処法」でも玉ねぎの害について書いています。
加熱してもNGの為、ねぎ類が入っていた汁物等もだめですよ。症状として代表的なものは貧血です。
ただ少量食べただけでは、問題ないので慌てる必要はありません。でも、ねぎ類が入ったものは、たとえスープでもダメという事は知っておきましょう。
2,チョコレートやココア
カカオの成分デオブロミンが中枢神経を刺激して、嘔吐や下痢、多尿、興奮、発熱、不整脈、運動失調、筋肉のけいれんなどの症状が見られます。
お菓子の飾り用のチョコレートパウダーにも含まれています。ビターチョコは危ないですね。ミルクチョコレ―トは症状が出にくいです。
犬は飼い主さんが食べた後のチョコレートを、狙っているかもしれません。置きっぱなしにしないようにしましょうね。
3,レーズン、ブドウ
そのままの形で食べなくても、例えばレーズンパンやシリアルに入っていたレーズン等を、食べてしまったという事もあります。
中毒が出る量としては、犬の体重1Kgに対してブドウ32g(巨峰ブドウで約2粒)なので、5kgの犬だったら12粒位です。
干しブドウでは11~30g以上を食べると中毒症状が出てしまう可能性があります。目安としては干しブドウ20粒~50粒ほどです。
4,アボカド
日本では犬の手作り食材にアボカドを使ったりしているのを、よく見かけます。でもアメリカではアボカドはNGとされています。
最近の研究で獣医学博士のロバート・クリプシャム氏の記事によると、アボカドの果肉部分にも毒性があると、分かってきたそうです。人も合わない時は中毒症状が出るそうです。
でもアボカドは栽培にとても水を多量に使うらしく、アボカドを作っている国が深刻な水不足になっているそうです。近い将来は高級食材になりかねないというニュースがあっていました。
5,虫歯予防のキシリトールは犬には危険
キシリトールガムがありますが、実は犬には危険なのです。危険度はチョコの100倍!?と言われています。
ぜったいだめですね(>_<)この動画のワンちゃんは一命をとりとめたそうです。良かった!でもかかった治療代は60万円だったそうです・・
スポンサーリンク
危険度:中 食べ物の量を気をつけるもの
1,ニンニク
ニンニクには玉ねぎと同じ成分、アリルプロピルジスルファイドが含まれています。
玉ねぎ程多くは含まれていないので、量を気をつけていれば、すぐに中毒になる食べ物ではありません。
2,アワビ、トリガイ、サザエ、トコブシ
「猫にアワビを与えると耳が腐って落ちる」という東北地方の言い伝えがあるのを、知っていますか?
昔からの言い伝えにはちゃんと意味があるのです。アワビが食べる海藻の葉緑素が猫の血液に入ると、薄い皮膚の耳が化学反応をおこし、日光アレルギーをおこしてしまうのです。
犬も同様です。新鮮なものだと美味しいのか、食べちゃったりしますので気をつけましょうね。
3,するめ
あまりお勧めしない食べ物ですが、もし与えるなら量と与え方を注意しましょう。
するめはお腹の中で数倍に膨れる食べ物です。たくさん食べてしまうと、急性胃拡張をおこす場合もあるようです。
もしするめを与えるとしたら、少量を細かく砕いてあげましょう。少量だったら大丈夫でしょう。
4,生の豚肉
生の豚肉には寄生虫(トキソプラズマ)がいるので、NGです。与える時は加熱調理しましょう。
生の豚肉を食べると、体重減少、下痢、目の障害等が現れます。特に猫は絶対与えてはいけません。
5,カフェイン
コーヒー等に入っているカフェインもNGです。
「コーヒーを犬が飲んでしまった!カフェインの体への影響は大丈夫なの?」で詳しく書いています。
コーヒーだけでなく、お茶やコーラ等にもカフェインが入っています。
危険度:低 少量なら問題なし
あまり神経質にならずに、量が少しなら食べても全く問題ない食べ物です。
例えば、トウモロコシ、ナッツ、こんにゃく、イカ、さざえ、たこ、生卵、生の貝類、生の淡水魚、生の青魚、レバー、ホウレンソウ等と
ありますが、多量に食べなければ大丈夫です。
スポンサーリンク