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卵は犬にあげても大丈夫?与える時の注意点はナニ?

      2017/04/09

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卵というと冷蔵庫の常備品ですね。安いし栄養がある、手軽だしおいしいです。

犬も大好きでよく食べていますが、卵って犬にあげても本当に大丈夫な食べ物なんでしょうか?実は注意する点があるんです!

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危険度 低の食べ物

「犬のNGな食べ物 危険度に分けて知っておこう」でも触れていますが、卵は「危険度:低 少量なら問題なし」に分類しています。

という事は、多めに食べたら問題ありという事ですよね!?そう聞くと少し心配ですよね?

家の愛犬も卵が好きです。卵焼きやゆで卵等、よく食べています。手軽なので手作りレシピによく登場する食材です。

今のところ何も変わったことはありません。でももし良くない食べ物だったら、蓄積されて体に影響が出てくるのかも・・!

人間は卵アレルギーの人もいます。犬が卵を多く食べてしまったら、何か危険なのでしょうか?

 

卵の白身は大丈夫?

卵が食べられる部分は、大きく分けて白身と黄身と分けられます。

私は子供の頃、白身が嫌いで卵ご飯をする時は、必ず白身を捨てて黄身だけかけていました。もったいないですが、今もそうしていますね(*ノωノ)

さて卵の白身の90%は水分で、残りは殆どがたんぱく質で出来ています。ぬるっとしてますが、犬がこのまま卵の白身は食べても大丈夫なんでしょうか?

 

実は生の卵の白身にはたんぱく質の一種である「ビオチン」という物質を含んでいます。このビオチンという物質は、ビタミンb7・ビタミンHとも呼ばれています。

ビオチンは犬にとって、被毛のつやを良くしたり、健康な皮膚を形成します。

でも生卵の白身には、ビオチンの吸収を阻害する「アビシン」というたんぱく質があります。アビシンはビオチンと結合し、ビオチンの吸収を阻害します。

 

長期にわたって生卵の白身を食べ続けると、脱毛や免疫力の低下等の症状が出てくる確率が高くなります。

このことにより生卵の白身は、犬にはおすすめできない食べ物なのです。

 

では黄身はどうなの?

卵の黄身は味があっておいしいですし、栄養もありますね。それでは卵の黄身は、犬が食べても大丈夫なのでしょうか?

卵の黄身は、ヒヨコが育つ栄養素がすべて含まれているので、完全栄養食です。

結論から言うと黄身の場合は、犬が食べても心配な物質はなく、生でも加熱してあっても問題なく、食べさせてもいい食べ物です。

でも加熱すると卵は消化が少し悪くなるので、トッピング程度に少量あげた方がいいですね。

 

卵というとコレステロール値が高くなると言われていますが、実際はどうなんでしょうか?

今までの常識として、卵を食べ過ぎるとコレステロール値が上昇するので、卵は1日に1個までと言われていました

 

でも最近の研究で、コレステロール値が上昇するのは、肉や乳製品に含まれる動物性脂肪によって上昇すると分っています。

テレビで2016年2月7日に放送の「駆け込みドクター!運命を変える健康診断」で、報告されています。

卵は色々な料理に使えるし、経済的だし、ビタミンやミネラル等を含んでいる完全栄養食なので、1日1個以上食べても問題ありません。

犬が大好きなら、卵の黄身は安心してあげて大丈夫です!

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卵を使った犬のレシピ

卵は色々調理出来そうですね。私たちのおかずにしても美味しそうです。

他にはゆで卵にして潰しても簡単ですし、他の食材と混ぜて使っても大丈夫です。チャーハンとして卵を混ぜて、使ってもいいです。

 

卵の殻を食べちゃったけど大丈夫?

犬がちょっと目を離したすきに、卵の殻を食べていたという話を時々聞くことがあります。

人間にとっては、卵の殻を食べるなんて信じられない話ですね。まず食べられる訳がないと思いますよね。

人の赤ちゃんが卵の殻を食べたら、大慌てしますよね。即、病院に行くのではないでしょうか?

 

でも犬は意外にも卵の殻をおいしそうに食べるんです。でも殻ってチクチクしているし、食べても大丈夫なんでしょうか?

実は卵の殻はカルシウムが豊富なんです。犬もカルシウムは必要なので殻を間違って食べたにしても、問題はありません。

ただ卵の殻を食べるだけ与えるというのは、やめて下さい。というのも、卵の殻は与えるにあたって注意することがあります。

昔から牛乳を飲んで、カルシウムを取ろうとか、牛乳を飲むと背が伸びると思っていませんでしたか?

 

今ではそれは全く根拠のない事だと分っています。逆に骨粗鬆症の人は牛乳を飲まない方がいいんです。

犬もカルシウムの過剰摂取によって、多発性の骨折が多く見られます。少なすぎるのはいけませんが、適度な量が一番いいようです。

 

犬にプレミアムフードを与えている飼い主さんや、あえて手作り食や卵の殻を与えていると、カルシウムの量がオーバーするかもしれません。

又、卵の殻が体の中で突き刺さるのではという心配も、胃液で溶けて丸くなるので、消化器系に刺さる事は無いので、

犬がちょっと卵の殻をつまみ食いした位は、大丈夫という事ですね。

 

アレルギーが心配

卵はアレルギーが出やすい食材です。人も卵アレルギーになると、痒みや蕁麻疹等の症状が見られます。

犬も体質によっては、卵アレルギーの症状が出る犬がいます。その症状は痒みや外耳炎等が見られます。

アレルギーは子犬の頃に発症する割合が高いです。なぜかというと、子犬の時期は消化器官が未発達の為、アレルギー物質が体内に浸透しやすいためです。

 

子犬の頃に卵を食べて、アレルギーが出なかったとしても、成犬になって卵アレルギーが出る場合もあります。

犬の様子を見て、卵にアレルギー反応していると思ったなら、卵を与えるのをやめましょう。

心配であれば、子犬の時期はアレルギーが出やすい食材は控えた方がいいですね。


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