食べてはいけない!犬にはちみつをあげてはいけない理由と食べた時の対処法
一般的にはちみつというと、とても健康的な食べ物のように思いませんか?
実際に砂糖代わりに料理に使ったり、パンに塗ったりお菓子作りに使ったりと大活躍の食品です。
おいしくて健康、美容にいいはちみつですが、犬にあげても大丈夫なんでしょうか?
はちみつと一緒に犬にご飯をあげると、喜んで食べてくれそうな感じがしますよね?
ここでは犬にはちみつをあげてもいいのか説明します。
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1歳未満の乳児を持つお母さんは要注意!
赤ちゃんを持つお母さんは若い世代が多いので、乳児にはちみつをあげてはいけないと知らない人もいるかもしれません。
はちみつの容器の裏には必ず、「1歳未満の乳児には与えないで下さい」と書いてあります。
でもあげてはいけない理由までは書いてありません。
そんなの常識でしょ!っと思う人も多いと思いますが、自分の事を考えてみても学校で習った記憶もないし、
はちみつの害について大きく知らせる媒体も思い浮かばないので、知らない人は知らないままなのでは?と思います。
多分、育児本などでそういう情報を読んだとか、その程度ではないのでしょうか?
どうしてはちみつはNGなのか
もし知らないまま乳児にはちみつを与えるとどうなるのでしょうか。
量や赤ちゃんの体質にもよりますが、主な症状としては便秘、下痢や神経麻痺などがみられます。
場合によっては、命に係わることもあります。
はちみつは一歩間違えると怖い食品かのようですが、一体何がいけないのでしょうか?
実ははちみつにはたくさんの栄養成分が含まれていますが、ボツリヌス菌という菌が含まれている可能性があります。
ボツリヌス菌にとって、1歳未満の乳児の体は増殖するにはとてもいい環境なのです。
なので1歳未満の乳児にははちみつはNGなのです。
ボツリヌス菌とは?
ボツリヌス菌という単語自体は良く聞いたり、目にしたりする言葉ですね。
でも実際にはどんな菌なのでしょうか?
ボツリヌス菌とは土壌や海、湖、川などの泥砂中に分布している嫌気性菌です。
熱にも強い為、食品自体をサッと加熱してもボツリヌス菌は死滅しません。
死滅させるには、120℃で4分の過熱が必要です。
ボツリヌス菌の毒素は、現在知られている自然界の毒素の中では最強の毒力があるといわれています。
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犬にはちみつは大丈夫?
さて犬にははちみつを与えても大丈夫なのでしょうか?
人と犬の体は違いますが、これだけ強い毒素を持っているボツリヌス菌なので心配になりますよね。
犬に食欲がない時など、はちみつと一緒にあげると食べてくれそうな感じがしますが、やめておいた方がいいですね。
食欲がない時や病気の時は、免疫力が低下しているのでボツリヌス菌を持っているはちみつは与えない方がいいです。
人間の赤ちゃんがNGなように、特に子犬にはちみつを与えるのは危険です。
大人の犬にはちみつは大丈夫?
では、はちみつは成犬にもあげてはいけない食品なのでしょうか?
ここで間違えてはいけないのが、はちみつという食品自体が悪いのではありません。
はちみつにボツリヌス菌があった場合に、そのボツリヌス菌が問題となるのです。
ボツリヌス菌ははちみつだけに含まれるのではありません。
このボツリヌス菌に関してだけ言えば、犬の食事全般の衛生面に気をつけなければいけません。
ただ、ボツリヌス菌が含まれる可能性があるはちみつを、リスクをおかしてまであえて犬に与える大きい理由もありません。
はちみつは栄養成分が豊富に含まれている食品なのですが、それは別のフードで与えることにして、
ボツリヌス菌の事を心配しながら与えるより、いっそのこと与えない方が安心です。
もしはちみつをたべてしまった時の対処法
でも普段、キッチンにははちみつはあるので、犬が万が一口にする可能性がゼロではありません。
私の家にもありますし、はちみつは常温保存の為、手の届くところに置いてある家庭もあるでしょう。
もし犬が間違えてはちみつをなめてしまった時は、どうしたらいいでしょうか?
食べても絶対発症するという確率は少ないので、まず少量食べたのであれば、大慌てする必要はないのでしばらく犬の様子をみます。
ボツリヌス菌の主な症状は、便秘や下痢、眼球運動の麻痺、無呼吸、よだれ等の症状が見られます。
はちみつを食べたと分った場合、様子を見て普段と変わった症状が出たらすぐ病院に行って下さい。
そうなる前に、はちみつをテーブルに置いたまま、ふたを開けたままにしておかない事ですね。
はちみつは色んなものに使われている
犬用のフードだけ与えているお家だったら心配することはありませんが、犬が欲しがるまま人間の食べ物をあげたりしていると要注意です。
はちみつは天然の甘味をもっていて、健康的なイメージの為(実際健康にいいのですが)私たち人間の食べ物に材料として使われます。
例えば、菓子パンやクッキー、カステラなどのお菓子にはちみつが含まれています。
犬がそばにいると、うっかりお菓子などあげそうになってしまいませんか?
材料の一つとしてはちみつが使われているので大量に入っていないと思いますが、
材料も確かめずに欲しがると与えてしまうという事はやめておきましょう。
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