【成犬~老犬】元気に長生きしてもらうための餌の与え方と量
2017/04/09
「生まれたての子犬が成犬になるまでの餌の与え方と量」では、子犬の餌の量と食事方法をご紹介しました。
このページでは成犬となった、生後8か月からの犬の餌の量や正しいあげ方をまとめます。
うちの犬は生後5か月のころ引き取りましたが、1年を過ぎたころにようやく成犬用のドッグフードに完全に切り替えられました。
なので犬それぞれの成長具合に合わせて、目安として、犬に合わせた餌の量を調節していきましょう。
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8か月 成犬用フード
いよいよ犬の体も成犬と変わらない大きさになり、成犬用フードの登場です。
幼犬用ドライフードから切り替えるときは、まず幼犬用ドライフードの中に成犬用フードを1割ほど混ぜ込んで、味や硬さを犬に慣れさせましょう。
徐々に成犬用フードの割合を増やしていって、2週間を目安に成犬用ドライフードに切り替えます。
成犬用フードに切り返す目安は、がちがちに8か月になってからというわけではなく、犬の体重が安定し始めたらと考えましょう。
日々増加していた体重が、ある一定の数字で止まったとき、それがその犬の適正体重です。
このとき肥満気味になっているようでしたら、適正量のドッグフードを与えることで少し体重が減ったところで落ち着きます。
成犬用と幼犬用フードの違い
成犬用フードをあげてみたけど食べてくれなかったから、何歳になっても幼犬用フードをあげているという人がたまにいます。
そのような飼い主さんの犬を見ると、ほぼ犬が肥満ぎみなんですよね。
これはカロリーの違いにあります。
幼犬用フードは成犬用と比べて、少ない量でも高カロリーが取れるように作られています。
子犬の小さな体でも効率よくエネルギーを吸収できるようにという、体の成長を促すための仕組みです。
そのため成犬になっても幼犬用フードを与えていると、カロリーの取りすぎてぶくぶく太っちゃうんですね。
そのため、必ず犬の年齢に合わせたドッグフードを選びましょう。
1才 成犬用フードの回数を2回に固定
1歳になると体の成長は止まり、成長の遅い犬でも餌の量も安定していきます。
では餌の時間は1日に1回でいいか、とはなりません。
犬はある程度食いだめができる動物なので、1日1回のペースでもお腹がすくということはありませんが、犬の健康面を考えた場合1日2回のペースのほうがいいです。
1回だとそのとき食べる量が多く、胃腸に負担をかけてしまいます。
犬に長生きして欲しいなら、朝と夜などにできるだけ2回に分けてから与えたいですね。
ちなみに朝の8時、夜の7時がご飯タイム。と決めるのではなく、別に2回分けられるなら何時でもOKです。
というのも、犬には体内時計が備わっているので、もしご飯の時間を過ぎても餌を与えられなかったときがあると、無駄吠えの原因になったり、犬に余計なストレスを与えてしまいます。
「いつもはこの時間に餌をくれるのに、もしかして今日はないの!?どうしよう」と焦ってしまうんですね。
そんな不安を感じさせるよりも、ご飯タイムは適当に昨日は6時だったけど、今日は10時にあげた。というくらい適当な方が犬のためになります。
犬の肥満に注意
実に3割の犬は肥満の傾向にあると獣医師さんが答えています。
うちは2匹ともぎりぎり適正体重ですが、犬が可愛いからとおやつをあげてしまうとすぐに太ってしまいます。
やはり室内飼いだとどうしても人間が食べている食べ物などをあげる機会が増えていけませんね。
犬の適正なカロリーは「【小型犬~大型犬まで】体重別に見るエサの量早見表&計算方法」に細かく乗せているので、肥満気味の場合は一度カロリー計算をしてみましょう。
肥満になってしまうと糖尿病などにかかるリスクが高くなり、また寿命も健康的な体重の犬と比べると、15%も寿命が短くなってしまうという研究結果が出ています。
犬の肥満は飼い主の責任なので、しっかり管理してあげましょうね。
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7歳 老犬用フード
犬は7歳ともなれば人間に例えると、小型・中型犬では44歳、大型犬では54歳に相当します。
少しずつ労わってあげなければいけないお歳ですね。
この辺りから徐々に胃腸に負担の少ない老犬用フードに切り替えましょう。
老犬用フードは成犬用フードより高たんぱく低カロリーで、老犬でも食べやすいように配慮されています。
そのため逆に老犬用フードに切り替えてから肥満になったという犬も多いので、犬の体重変化には気を付けておきましょう。
老犬の急な体重増加は、病気を引き起こす要因となります。
犬が餌をあまり食べなくなった
7歳の老犬ともなると、年々今までの食生活や運動、生活スタイルからの衰えが顕著に見え始めます。
食欲に波がありたくさんの量を食べることはなくなり、若いころを知っていると飼い主としては心配ですよね。
しかし老犬になると食べる量が減るのは当たり前のことなので、時間をかけてでも適正な量を食べているなら心配ありません。
急激に餌を食べなくなった場合は、動物病院で一度診てもらいましょう。
20歳のビーグル犬
なんと20歳というとても長生きなビーグル犬、レオくん。
ビーグル犬といえば犬の中でも元気で飛び回っているイメージがありますが、さすがに20歳にもなると人間で言うならば96歳。
それでも一人で歩けるほど元気で、大切に飼われているんだということが分かりますね。
うちの犬も元気でこのくらい長生きして欲しいなと思う動画です。
下半身麻痺+腎臓病の13歳の老犬
下半身麻痺で腎臓病をわずらっているとのことですが、元気そうな食べっぷりですね。
今は病気のサポート専用のドッグフードもありますから、そのようなものだと体にも良いですね。
動画のラブらドールは犬ちゃんはロイヤルカナン腎臓サポートとネフガード(顆粒)を食べているそうです。
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