犬はいちごは食べちゃダメ?アレルギーの原因と簡単レシピ
2017/04/09
先日いちごのシーズンということで、親戚から大きな粒のいちごが送られてきました。
群馬県産のやよいひめという品種のいちごで、一つのいちごの粒が普通のいちごの4つぶんくらいありましたw
大人でも3~4つ食べると、ふぅ、とお腹が膨れるくらいだったのですが、うちの犬たちは2つずつあげてもペロリ。
まだくれ!と言わんばかりに催促してきましたが、1粒が200円くらいする高級いちごだったんでもうだーめ!としました(^^;)
犬って求められるままあげると、制限なく食べちゃいますからね。
しつけのためにも(お金のためにも)、人間側がしっかりと制限を守って、おやつはあげることが大切です。
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いちごって犬に食べさせてもいいの?
冒頭で犬にいちごあげてるんだということは書きましたが、結論から言うと、いちごは犬に食べさせて問題ありません。
なぜか最近はいちごは犬に食べさせてはいけないと耳にする機会がありますが、これはいちごに含まれるキシリトールの成分が、一人歩きしている結果だと思います。
いちごには100グラムあたり362mgのキシリトールが含まれています。
キシリトールの量が問題になるのは、10キログラムの犬が1グラムのキシリトールを摂取した場合です。
これはいちごの重量に計算すると、1.5キロものいちごを食べないといけないんですね。
いちごの一粒が約45グラムほどのなので、34個のいちごを一度で大量摂取しないといけない計算になります。
犬をいちご農園にでも放し飼いしないかぎり、ここまでいっぺんに食べられることはないでしょう。
なのでうちでは、せっかくのいちごがおいしい春の季節は、普段のおやつの定番としています。
女の子の手からこぼれんばかりの大きないちごですが、シベリアンハスキーが食べるとまさに一瞬w
でも女の子のいちごを奪って食べないところを見ると、お利口さんですね(^^)
いちごに含まれる犬に有害なキシリトールとは?
なんだーいちごのキシリトールって全然有害じゃないじゃん!と思われるかもしれませんが、問題ないのはあくまでいちごに限った話です。
キシリトールはカリフラワーやホウレンソウなどにも多く入っていて、やはりこれらもあまりにたくさん食べない限りは害がありません。
キシリトールが犬にとって有害になるのは、犬の餌や犬用のおやつに含まれているときです。
砂糖の代わりに甘味料としてキシリトールを使っている大手会社もあります。
2006年までに年間で100件ほどのこのキシリトールを含んだお菓子を食べたことによる、キシリトール中毒になった犬が報告されています。
このころはまだキシリトールに対して犬の研究が進んでおらず、犬専用のガムやクッキーなどのにキシリトールが多く使用されていたのが原因です。
しかし最近ではキシリトールの有害性がペット業界で広く認知され、大手メーカーのイオンなどは、オリジナルブランドであるガムなどのキシリトール量を無害なまでに調節して作っています。
30グラムのガムに対して、キシリトール量は0.45グラムほどとのことで、まず問題なさそうですね。
他にも続々とキシリトール0の他の甘味料を使ったおやつが発売されているので、間食が大好きな犬には、このような無害なものを与えましょう。
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アレルギーを発症することもある
しかし、どんなに普通の体質の犬ならいちごは食べさせて大丈夫と言っても、ごく微量な摂取でアレルギーを発症する犬もいます。
人間でもアレルギーにより卵やおそばが食べられない人がいるように、犬にも元々の体質的にいちごを食べたらアレルギーを発症するこもいます。
犬はアレルギーが発症しても食べてしまうので、いちごを食べてから犬の様子がおかしい、体調不良になったというときは、いちごアレルギーの可能性があるので、食べさせないでおきましょう。
1日で食べてもいいいちごの量
ではいちごアレルギーでない犬の場合、実際にいちごはどのくらいの量あげてもいいのかというと、公式な適正量で言えば、10キロの体重の犬は1日2個までです。
これは1日に必要なエネルギー摂取量から計算したもので、ちゃんとしたドックフードも食べなくちゃいけない。
それからひくと、与えていいおやつのいちごの分量はこのくらいになるんですね。
まあうちでは普通のサイズのいちごだったら3~4粒あげちゃいますが(^^;)
いちごを使ったおやつレシピ
いちご2、3粒じゃ満足しないよ~という食いしん坊な犬には、かさましして手作りお菓子を作ってあげましょう。
わたしが気が向いたときたまに作ってあげる、おすすめレシピはこちら。
いちごの甘さだけ 体に優しいフルーチェレシピ
犬の体重 10キロの場合
くず粉 10g
イチゴ 2個
豆乳 150cc
①いちごを形が残る程度にフォークの背で潰す
②くず粉を少量の水で溶く
③鍋に投入と溶いたくず粉を入れて、火にかける。
とろみがつくまで、泡だて器で混ぜる。
④やや固めになったら、火を止める。
そこに①で潰しておいたいちごを一気に投入し、かき混ぜる。
⑤30分置いて、火傷しないほどに冷めたら完成。
人が食べてもおいしいおやつになるので、人が食べる場合は冷蔵庫で2時間以上冷やしてからがさらにおいしくなります。
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