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犬の声帯手術は必要?その方法と費用、踏み切る理由まで

      2017/04/09

犬の声帯手術とは

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ここを見ている方は、声帯という単語に興味を持った方か、本当に愛犬の声帯手術を考えている方と思います。

犬の声帯手術とは、言葉の通り声帯を切除する手術です。

犬が鳴こうと思っても鳴き声が出なくなる、又は声のボリュームが小さくなります。

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犬の声帯手術をする理由とは

犬の声帯手術に踏みきる理由の一番は、愛犬の鳴き声で周囲が本当に参っているという事です。

犬の鳴き声に悩んでいる方にとっては、本当にノイローゼになりそうなくらいな方もいます。

もちろん声帯手術を決断する前には、ドッグトレーナーにしつけをお願いしたとか、あらゆる方法で犬の必要以上な鳴き声を止めようとしても、やっぱり駄目だったという理由です。

 

飼い主さんが病院で声帯手術をお願いするときに、ポロポロと涙をこぼす飼い主さんもいるそうです。

他には喉の病気で悪性のポリープが出来て、声帯切除しないと命に係わるという理由があります。

治療方法が声帯切除しかないのであれば、それで犬の命が助かるのであれば、声帯切除をしなければいけません。

ドッグショーに出す目的で、声帯切除をするというのも聞きます。

 

ドッグショー自体が犬が吠える、鳴くというのを問題にしているわけではありませんが、出場させる飼い主さんの方が、ドッグショーの最中に犬が無駄に鳴いては困るという理由のものです。

外見はとてもきれいな犬たちですが、声帯を取られているかもしれませんね(>_<)犬たちはどう思っているのでしょうか?

 

声帯切除手術はどういう手術?

声帯の一部を切り取る手術です。もちろん動物病院で全身麻酔をして行います。

声帯切除をしてしまうと二度と元のような声は戻りません。声帯切除手術は2種類あります。

 

口腔アプローチ法

犬の口を開けて、パンチやはさみ、レーザー等で声帯のみを切除する手術です。

犬によって異なりますが、大方の病院ではこちらの方法が多いです。

 

喉頭切開法

喉仏に当たる部位を切開し声帯を切除する方法です。成功率だけで言うと、こちらの方がわずかですが高いようです。

ただ全く声が出なくなるわけではありません。

いずれにしても、声帯手術を受ける前に病院の先生より詳しい説明を聞いて、納得した上で手術を決めましょう。

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気になる声帯手術の費用は?

声帯手術っていくらするのでしょうね?病院によって違うようなので、最初は電話でもいいので確認しましょう。

手術費用は約3万~15万ほどです。幅があります。入院も1日する病院と日帰りの病院があります。

声帯切除手術は病院側が断るところもあります。やはりイメージはあまり良くないといえるでしょう。

 

気になる後遺症は?

退院後は、やはり切除したわけなので安静にしておいた方がいいでしょう。

声帯除去手術をしても、犬の声は全くでなくなるわけではありません。近所には聞こえないけど、隣の部屋には聞こえるという具合です。

今までワンワンだったのが、空気が抜けたようなハウハウというような声になります。

 

犬自体は一生懸命鳴いているように見えます。鳴いているうちに、しばらくするとほとんど前と同じような、鳴き声に戻ってしまう犬もいます。

飼い主さんの中には、手術前は鳴いたら怒っていたのが、手術後は怒らなくて良くなったので、お互いにとてもいいと感じている人もいます。

 

声帯切除手術をする前に

声帯切除手術を考えている飼い主さんは、よほど思い悩んでの考えと思います。

でもその前に出来ることはないか考えて下さい。犬は鳴くのが仕事ですが、そこまで鳴くのは理由があるかもしれません。

きちんとしつけが出来ていないからかもしれません。

「犬の必需品 首輪のはめ方としつけについて」にしつけ用の首輪について触れています。

 

 

無駄吠えのしつけをする時の首輪です。6ヶ月以上の犬に使用出来ます。

振動とパルス(高電圧定電流)による刺激により、無駄吠えを効果的にしつけることができます。

無駄吠えを感知したときのみ作動するので、通常は普通の首輪と同じ安全性を保っています。

ただこれで絶対無駄吠えがなくなるわけではありません。

 

声帯手術を考える飼い主さんは、しつけ用の首輪もやった上で効果がなかった為、手術に踏み切った人もいます。道具や教室等に何十万円もかけた人もいます。

何十万円もお金をかけて下さいと、言っているわけでは決してありません。最終的には声帯切除手術だって仕方がないと思います。

でももう一度、本当にやむを得ない事なのか、手術をする前に、病院やしつけ専門のトレーナーなどに相談をしてもらいたいと思います。


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