思わずウットリ 犬のツボを見つけて体の不調を治してあげよう
2017/04/09
肩が凝ったり、疲れた時にツボを押したり、マッサージをしてもらったりすると気持ちいいですよね。
いぬにも実はツボがあるんです。犬を撫でると、気持ちよさそうにしている時がありますよね。
もっと犬のツボを知って、効果的にさわってあげるとストレス解消にもなります。
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犬にもツボがある
犬を撫でたりしていると時々、気持ちよさそうな顔をしている時がありませんか?
ちょうどいい力加減でツボをさわってあげたり、押してあげたりすると思いがけない効果がある場合があります。
犬のツボは基本、人間のツボと同じ数だけあります。よく1年の日数で365個の数があると言われていますが、
最近言われているのは、国際経穴学会で670個と言われています。たくさんあるんですね。
さらに動物には人間のツボ以外に、中国の伝統獣医学(日本でいう漢方)のツボというのがあるんです。
犬のツボを探して健康になってもらいましょう。
ツボにはどんな効果があるのか
まず飼い主さんと愛犬が触れ合うので、スキンシップが生まれます。話しかけながら触ってあげると、より一層信頼関係が生まれます。
犬もストレスを受けるので、ツボを押すことによってストレスを解消したり、コリがほぐれていったりします。
精神的に不安な状態の時に、眠れなかったりしたのが眠れるようになったりと、精神的にリラックス状態になるのです。
又、健康面でも期待できます。例えば食欲不振や車酔い、首のコリ、風邪をひいた時、ダイエットにツボを押してあげるとその状態が和らいだりします。
元気がない時や風邪かなと思った時に、すぐ病院に行くのは大事ですが、夜にそういう症状に気づいてもすぐ行けません。
そういう時に、ツボの場所を知っておいて押してあげるといいですよね。応急処置にもなります。
ツボは東洋医学から来ているので、永年の歴史があります。
ツボはどうやって押せばいいの?
よくテレビで芸能人が、台湾式の足裏のツボを押されて、悲鳴を上げて体をのけぞっていますよね。本当に痛そうです(笑)
体に悪いところがあると痛いんですと言われてますが、実際はテレビでは視聴者の目を釘付けにするように大げさに痛くしているようです。
よほど意地悪な人でない限り、痛さは調節が出来るんです。だってそんなに強く押しては、犬がビックリして逆効果になってしまいます。
ツボは両手を使って押していくわけですが、指先だけで押すのではありません。体全体の重みで押すことで、指に力が伝わっていくのです。
まず、飼い主さんが自分の体で練習して下さい。足裏でもいいです。ふくらはぎや腕、腰を気持ちいと思う場所を押したりもんだりしてみて下さい。
力加減を把握したうえで、次に犬にツボ押しをしてあげましょう。ただ犬の場合、人間より体が小さいので同じように力を入れては強すぎます。
やっぱり犬の場合はそっと優しく、弱くないかな?位の力でしてあげましょう。人差し指又は親指で押します。1箇所につき3秒~5秒位の目安です。嫌がったらやめましょう。
小型犬などはそれでも強すぎるかもしれません。その時は綿棒を使って、押さえてあげるといいですよ。力も入り過ぎません。
ツボ押しをしてあげるタイミングとしては、朝起きてから、家でリラックスしている時や、公園のベンチに座って青空の下でしてあげたり、おやすみ前等がより効果的でしょう。
やっぱりどうやればいいの
なかなか文章だけ読んでも分からないですよね。またツボ押しなんて怖いと思う人もいるかも。
でも遊び感覚ではじめてみていいんです。声をかけながら全体を撫でながらだけでも。スキンシップの効果があります。
このように急にツボを押すのではなく、まず犬の全体を優しく撫でながら、犬の背骨の左右を上から下に手を流します。血流を良くしてからツボを始めます。
この動画ではストレス太りのツボを紹介してます。このツボは犬のお腹のみぞおちと、おへそのちょうど中間がばしょです。
ここを人差し指で、優しくのの字の方向にゆっくり回してあげます。大型犬は人差し指と中指を使います。
のの字を1文字書くのに、123と3秒くらいで回します。それを最低5回くらいしてあげましょう。力の強さは50gくらいの圧なんですが、???ですよね。
なので犬の様子や表情を見ながらやります。圧が丁度よく気持ちいいならじっとしているし、目がトローンとなってくるはずです。
このツボは胃腸にもいいです。色々使えますね!
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ツボを探してみよう
精神的にも健康的にもとってもいいツボ。はやく愛犬にしてあげたいですよね!
でもやみくもに犬の体を押してもだめなんです。場所によっては、痛がって逆効果になるかもしれません。
ちゃんとツボの場所を分かったうえで、犬にリラックスしてもらいましょう。
注意することは、強すぎない、犬の様子を見ながら行う、嫌がるならすぐやめることです。
風邪をひいたときのツボ
犬が風邪をひいたときには、まず初期症状の対策としては首筋を温めてあげましょう。体を冷やさないようにしてあげます。
風邪の時には風池(ふうち)というツボを刺激してあげましょう。風池の場所は、犬の耳の後方にあります。
犬の後方に回って、両方の耳の後方を上から優しく押したりもんだりしてみましょう。
体がだるい腰や下肢がだるい時に効果的
腎兪(じんゆ)というツボがあります。背骨の両側で2番目と3番目の腰椎の間です。私たちも腰痛の時は、このツボは気持ちいいですよ。
優しくクルクルと回してあげましょう。
他にはどんなツボがあるの?
参考 沢村獣医科病院
・曲池(きょくち)は肘関節部外側で上腕骨と橈骨間の窪みにあります。このツボは下痢や嘔吐などに効果的です。片方のツボだけではなく、両方とも刺激してあげましょう。
・攅竹(さくちん)はちょうど瞼の上あたりです。ここは私たちも目が疲れた時は、気持ちいいですね。
・井穴(せいけつ)は犬の手足の爪の付け根にあります。疲労回復だったり、元気がない時に押してあげて下さい。私たちも手の爪の両側をもむと健康にいいですよ。
・涌泉(ゆうせん)のツボは、全身のスタミナをつけ、体のだるさや疲れやすさをとってくれます。足の裏側です。
このように犬と人とのツボは、共通している部分が多いです。自分で気持ちがいいなと思ったら、似たような体の箇所を犬にも刺激してみて下さい。
もっとツボを極めたい人へ
ツボは奥が深いので、知れば知るほど興味深いものです。もっとツボの事を知りたい。犬にもっとリラックスして健康になって欲しいと思う飼い主さんにご紹介したい本があります。
![]() 犬のツボ押しBOOK [ 石野孝 ]
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文と写真で分かりやすくまとめてあります。車酔いや無駄吠え等の困った時や、胃腸が弱い時等に使えるツボを、メンタル面と体の異常に分けて紹介してあります。
初心者向けです。愛犬にリラックスしてほしいなーと、思っている飼い主さんにおススメです。
ツボのまとめ
ツボはあくまで予防や、不快感を和らげるものです。本当に病気がツボだけで治るとは言い切れません。
ツボは奥が深いもので、ちょっと読んですぐプロのように出来るというものではありません。
でも実際に、症状が殆ど気にならなくなったという事例もあります。あくまでリラックス、予防、スキンシップという事を忘れずに。
ツボを試してみて症状が全く変わらないのであれば、やはり病院に行ってください。
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