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犬のノミの正しい予防と駆除方法~日ごろのケアまで~

      2017/04/09

かわいい愛犬にノミがいるとイヤですよね。ノミは犬や猫ばかりではなく、人間にも噛みついてきます。

普段は小さいので分かりにくいノミですが、犬の血を吸ったり噛んだり、ふんをしたりといいことがありません。

又、ノミにかまれるととてもかゆいといった症状がでます。犬がかゆがっているのを見るのもつらいし、犬もストレスです。

 

衛生的にも良くないので、ノミがいたらく駆除することをおススメします。

でもどうやって駆除するのでしょうか?又、日頃はどんなことに気をつけていればいいのかをご紹介します。

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ほんとに愛犬にノミはいませんか?

犬が後ろ足を伸ばして、よく首のあたりを掻いているところを見ますがただかゆいだけでしょうか?

もしかするとノミから吸血されてかゆいのかもしれません。飼い主さんの犬は大丈夫ですか?

しょっちゅう体をかゆがっていませんか?ノミ対策は万全でしょうか?被毛を犬の体にノミのふん(黒いもの)が何個かありませんか?

問題なければかゆがることはないはずです。あまりにかゆがる時はノミ又は、皮膚病を疑いましょう。

 

ノミに噛まれるとどうなるの?

ノミは体長1㎜~2㎜ほどの昆虫です。動物の血を吸って生きています。犬や猫の動物に寄生すると8分以内に吸血し、36~48時間以内に産卵します。

1日に約30個産卵します。何匹もいる場合は、それだけ多く産卵するというわけです。考えただけで気持ち悪いです。

吸血するため、赤く血が見える場合がありかゆくなります。非常にキリキリとしたかゆみです。

 

恥ずかしながら私もノミが犬から移ったことが以前あり、足や手はもちろん、ノミはジャンプして少し高いところにも飛ぶことが出来るので、

お腹周りまでかゆくなり皮膚科に通った経験があります。

それだけでなく逃げ出してきたノミが人間の体についたり、カーペットや布団などにもついてしまいます。

 

外で飼っている犬ならそれほど問題ないでしょうが、室内で飼っている犬や猫は特に注意が必要です。

もしノミが人間につくと、かゆくなるのはもちろんですが皮膚病になったり、悪くなると寄生虫などを発症させる原因にもなります。

犬や猫の皮膚は、人間に比べて体温が高く毛がある為暖かく、ノミやシラミ、ダニなどにとっては非常に住みやすい条件がそろっています。

ノミがいていいことはありません。徹底的に駆除しましょう。

 

ノミによっておこる病気

ノミがいることによって、犬にアレルギーなどの病気が起こりやすくなります。

主なものがノミアレルギー皮膚炎とノミ刺咬性皮膚炎(のみしこうせいひふえん)です。

 

ノミアレルギー皮膚炎

アレルギーがなくてもノミに刺されると、刺された箇所は3週間くらいかゆみが続きます。

それにノミの唾液成分に対するアレルギーを持っていると、刺された箇所以外にもかゆみが出ます。

かゆみはとても強く、腰や尾の付け根をしきりに噛む様子が見られます。

 

刺された患部は、上にかさぶやのような皮をかぶった小さなふくらみで、「栗粒性皮膚炎」とも呼ばれています。

胴の背中側、腹部、後肢に集中して症状が表れます。

ノミアレルギーの原因は、ノミの唾液成分に対するアレルギーによって起こります。

ノミが寄生した動物と接触することで、ノミに刺されたり、寄生されたりすることが原因です。

 

ドッグランやトリミング店、ペットショップ、ペットホテルなど、たくさんの動物が集まる場所には、ノミ予防をしていない犬がいることがあるので注意が必要です。

ノミアレルギーの治療は、1度ノミがついてしまうとシャンプーやノミ取り首輪では、完治が難しいので病院で治療します。

基本的には寄生しているノミと、身の回りからノミをいなくする以外に治療方法はありません。

 

ノミ刺咬性皮膚炎

ノミに刺されることによる物理的な刺激による皮膚炎です。耳の周囲、首、背中、尾の付け根を掻きむしります。

簡単な駆除はノミ取り櫛を使ってノミを見つけたら、櫛ですいて洗面器等に熱いお湯を入れて、ノミをお湯につけて下さい。

 

ノミの予防

一番ノミが繁殖する時期は5月~11月にかけてです。でも冬場もノミはカーペットなどに隠れて潜んでいます。

又、最近の住宅は冬も快適に暮らせるように出来ているので、ノミがいないとは限りません。1年中の予防が必要です。

衛生的な生活環境を心がけ、散歩の後はノミ・ダニのチェックをします。

 

予防としては部屋の中をまめに掃除をします。布団やベッド、ソファーやぬいぐるみ等に潜んでいたりするので、掃除機で吸い取ったり洗えるものは洗い、日に干します。

又、ノミは草むらにかくれて、動物に飛び乗ることを待っています。人の靴の裏側や洋服について、ノミが家の中に侵入する可能性もあります。

 

玄関の外で靴の泥を落としたり、服にブラシをかけたりするといいですね。草むらはあまり歩かない方がいいですね。

犬自体の完全なノミ予防には、病院に相談しましょう。料金は2000円内位ですみます。

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ノミの駆除

ノミの駆除としては、ノミ取り首輪、ノミ取りシャンプー、病院での駆除等が考えられます。

 

ノミ取り首輪の注意点

ノミ取り首輪は手軽にディスカウントスーパーで買う事が出来ます。でもただ犬につけていればいいというわけではありません。

ノミ取り首輪をつけているのに、いっこうノミ退治が出来ない。どのメーカーがいいのかわからない。という話をよく聞きます。

 

これは飼い主さんが、ノミ取り首輪の正しい使い方を知らないケースが殆どだからです。

ノミ取り首輪をつける場合の注意点は、つける前に犬を薬浴をしてノミやシラミをきれいに洗い流します。

ノミが付いたままの犬にノミ取り首輪をつけても、意味がありません。

そしてノミ取り首輪は永久的なものではありません。2~3ヶ月すると効果が薄れるので取り替えます。

 

もう1点、注意したいことがあります。以前、猫の首輪が原因で悲しい事故があっています。

ノミ取り首輪をつけていた放し飼いの猫が、木の枝に首輪をひっかけてしまったのです。

ノミ取り首輪はノミ退治にはとても便利で、ディスカウントスーパーなどでも手軽に買えるものなので、愛用している飼い主さんは多いと思います。

ただ使い方を誤ると、取返しのつかないことになってしまいます。

 

ノミ取り首輪は万が一、犬や猫が木の枝などに引っかかったら、ペットの体重で自然に切れるように作られています。

ところが小型犬や子猫に体重の重い犬猫用の大きなノミ取り首輪をすると、引っかかっても体重が軽すぎて切れない事があります。

犬はあまり放し飼いはないので、必要以上に心配することはないのですが、家の中や庭のどこに事故の芽が潜んでいるか分かりません。

 

猫の場合は、放し飼いも多く木に登ったりするので、事故の割合も高くなります。

ノミ取り首輪はノミが多いからと言って、大きなものをつけても効果は同じです。

ペットの体の大きさにあったノミ取り首輪をつけることが、ノミと事故と両方から守ってくれます。

 

ノミ取りシャンプーの使い方

ノミのつきやすい犬や猫にはペット用のノミ取りシャンプーで薬浴し、いつも清潔にしてあげることがペットを皮膚病から守る最良の方法です。

多くの人が勘違いしやすい事があります。それはノミ取りシャンプーをすると、ノミが死んでしまい犬の体からいなくなる、と思ってしまう人が多いのです。

ノミ取りシャンプーで洗っても、ノミは死にません。気絶するだけです。

 

困ったことにシャンプーをしてシャワーで洗い流しても、全部のノミが流れるわけではありません。

ノミはシャンプーすると分ると、急いで犬の体に噛みついて気絶します。又、急いで犬の首周辺に逃げようとします。

1匹でも多く駆除したいので、まずシャンプーを泡立てて犬をシャンプーします。モコモコとシャンプーを泡立てると、ノミが泡に混じって浮いてきます。

 

それを捕まえて流してください。首の方に移動しようとノミが動くので、それも素早く捕まえます。

最後にはシャワーで洗い流しますが、完全には駆除できません。残念ながら、3割~4割程度の駆除と思って下さい。

 

ノミがつく前に予防するシャンプー

ノミ取りシャンプーはノミがいる犬に使うシャンプーですが、ノミがつかない様に予防するシャンプーがあります。

虫ってハーブ系の香りが苦手ですよね。そこで犬を普段シャンプーするときに、ハーブの香りがするシャンプーを使うと虫が寄り付かないという効果があります。

 

 

 

シャンプーを使うという方法です。

犬と猫にも使える皮膚と被毛に優しい天然ハーブ使用のシャンプーです。天然の為、シャンプーの後、毛をなめても大丈夫です。

まったくノミがつかないわけではありませんが、ハーブの香りは苦手です。このシャンプーはオーストラリアのメーカーで、私の犬や猫はこちらのメーカーのドライフードを使っています。

 

やってはいけないこと

ノミの駆除でやってはいけないことがあります。それはノミを手などで潰すことです。

ノミを潰すとノミの卵が周囲に散乱して、ノミをさらに増やすことになります。

では見つけたノミは、どうやって駆除するといいのでしょうか?方法としては焼く、熱湯をかけるという方法です。

私は上記でも書いていたように、洗面器に熱湯を入れそれにノミを入れました。これが簡単でいいなと思います。


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