犬の爪切り時におこる出血の止血方法と対策
2017/05/10
犬の爪切りをする時に、多くの飼い主さんが一番心配することに出血したらどうしよう。
血管を切ってしまったらどうしようと心配していませんか?
爪切りを毎回毎回、ペットサロンにお願い出来ない事もあります。
自分で爪切りをした時に、もし血管を切ってしまった時の止血方法を知っておく必要があります。
ここでは、爪切り時の出血した時の止血方法についてご紹介します。
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爪切りに慣れよう
止血方法についてのコーナーですが、まず出血しない様に爪を切ることが出来たら一番いいですよね。
飼い主さんが爪切りに慣れることも大切ですが、犬に爪切りを慣れてもらう事も大事です。
犬が動くとそれだけで血管を切ってしまうかもしれません。
爪切りに慣れてもらうにはどのような方法があるのでしょうか?
1,まず爪切りを犬に見せる。出来たらほめる又はおやつ。
これは難なく出来ますね(笑)
2,爪切りを犬の体にそっと当てる。嫌がったらやめます。出来たらほめる又はおやつ。
成功したら犬の体にあてる範囲を広くしていきます。出来たらごほうびです。
3,慣れてきたら爪切りを犬の足、爪に当てます。出来たらほめる又はおやつ。
4,ここまで成功したら、犬の足近くで爪切りをカチカチと動かします。出来たらほめる又はおやつ。
5,足をそっと持ち上げて、爪切りを当てる。出来たらほめる又はおやつ。
6,犬の爪の先を少しだけ切る。出来たらほめる又はおやつ。
途中で嫌がったらすぐやめましょう。怒ったり嫌な声を出してはいけません。
出来た時だけほめて、嫌がった時には無視してください。
出来たらほめる又はおやつがポイントです。
爪切りをトラウマにさせない
「自宅で出来る犬の爪切りのコツ」 でも触れていますが、爪切りの時の出血は避けたいですね。
最初の爪切りで痛い思いをすると、飼い主さんがその後努力をしてもずっと爪切りを嫌がりトラウマになる犬もいます。
爪切りの時に犬を押さえつける飼い主さんがいますが、かえって逆効果だったりします。
私たちも他人から押さえつけられるとイヤですよね。
犬は何をされるかわからない上に、体を押さえつけられるので怖がります。
爪切りをする時は動物病院の診療台のように、人が立ってちょうどいい位の高さに犬を乗せるとおとなしくしてくれます。
犬も飼い主さんもリラックスするとスムーズにいくので、飼い主さんに時間の余裕がある時や犬の体調がいい時に行いましょう。
又、ペットサロンに爪切りをお願いするときも、トリマーさんによって爪切りが上手な人、そうでない人がいるので注意します。
ペットサロンによっては、爪切り等する場合に奥の部屋に犬を連れて行くところがあります。
これでは飼い主さんと離れてしまって、犬は心細いので爪切りがうまくいかない事があるようです。
出来ればペットサロンにお願いして、飼い主さんの前で爪切りをしてもらうか、そういったことに配慮するペットサロンに頼みましょう。
爪切りのポイント
1,犬が嫌がったら無理強いしない。
2,まずは1本からでも。全部切ろうと思わない。
3,爪切りは短時間で。長くなると動き始めます。
4,出血しても慌てない。飼い主さんが落ち着きましょう。
5,無理なら動物病院かペットサロンにお願いします。
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出血した時の止血方法
でもいくら注意して爪切りをしても失敗して出血するときがあります。
爪切りの時は、万が一の事を考えてすぐ止血出来るようにしておきます。
止血するにはいくつかの方法があります。
コットン
出血量にあわせてコットンを2~3枚、出血したところにあてて1~2分位傷口を圧迫すると通常は止まります。
小麦粉
家庭にある小麦粉で止血できます。
小麦粉を水で溶いた物を用意しておきます。堅めに作っておきます。
止血したい爪の先にたくさん塗り、しばらく指で押さえてみてください。
小麦粉が固まればそのまま放置して大丈夫です。
まだ血がにじむようだったら、さらに小麦粉をつけてと繰り返します。
他には片栗粉やコーンスターチでも代用できます。
止血剤
やはりすぐ出血が止まる方法は止血剤です。
複数、犬を飼っているおうちなら止血剤を1つもっておくと便利ですが、
一般的な止血剤は焼烙止血剤(組織を焼く事で止血をする薬剤)なので痛いんです。
止血剤の主成分は、塩基性硫酸第二鉄、塩化アルミニウム、塩化アンモニウム、硫酸銅という薬品です。
見るからに痛そうな名前ですね。
私は止血剤は使っていません。主にコットンやガーゼで押さえて止血します。
通常はこの方法で止血できることが殆どです。
まとめ
爪切りの際に止血できる方法は意外に身近なもので出来るんですね。
止血した後は、砂場や砂利などがある場所への散歩は控えます。
その前に大事なことは、いろんな意味で犬の爪切りはまめに行うという事です。
2週間に1回位は爪の伸び具合のチェックをしてあげましょう。
どうしてもできない方は、動物病院かペットサロンにお願いしましょう。
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