全身の健康にも影響がある!?犬のデンタルケアを徹底検証
2017/12/05
愛犬の歯を気にした事はありますか?
私たちは毎日、虫歯にならないように歯磨きをしますが、実は犬は虫歯になることはほとんどありません。
問題になるのは、歯肉炎や歯周病です。
そればかりか、犬の全身の健康に影響を及ぼす場合があります。
ここでは犬のデンタルケアをどうやったら習慣に出来るか見ていきます。
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ブラッシングをマスターしましょう
愛犬の歯をブレッシングした事はありますか?
この機会に歯のブラッシングをやってみましょう。
「正しい犬の歯磨き方法を動画で解説」で詳しく解説をしているので、やってみて下さいね。
自宅のブラッシングと病院でのクリーニングのWケア
デンタルケアは、犬を家に迎えたその日から始めるのが理想です。
歯の表面をガーゼで拭くだけでは、しないよりはいいのですがあまり意味がありません。
大事なのは歯周ポケットをしっかり磨くようにします。
でもどうしても毎日ブラッシングを続けても、歯垢はたまってしまいます。
定期的に動物病院で歯のクリーニングをしてもらうようにします。
その際、無麻酔で痛い事をされた犬は、飼い主さんにもブラッシングをさせてくれなくなるので、健康上に問題がなければ麻酔をした方がいいでしょう。
特に小型犬歯周病になりやすい傾向があるので気をつけましょう。
デンタルケアを習慣にしよう
どうすれば自宅でもおとなしくブラッシングをしてくれるでしょうか?
口腔専門の獣医さんも推奨するブラッシングレッスンプログラムがあります。
これには散歩や食事など、愛犬が大好きなことの直前に毎回行うようにします。
ポイントは無理強いを絶対にしない事です。
最初は口を触らせてくれただけで大げさに誉めてあげます。
犬の口を触る手と反対の手の指におやつを用意しておき、触らせてくれたらおやつを与えます。
最初はペースト状の食事などをなめさせるのがいいでしょう。
もし、口や歯を触らせてくれなかったとしても叱らない、無理強いしないでください。
その時はすぐにレッスンは中止して、同時におやつも中止します。
そして時間をあけて再チャレンジします。
1つのステップに1週間くらいかかっても構いません。
犬にとってブラッシングはとても嫌なことです。
最初は好きなことと嫌なことの割合が、9対1くらいになるように、短い時間で終わらせその後、食事や散歩で満足させてあげましょう。
ステップ1~ステップ6まで
ブラッシングレッスンは段階がステップ1~ステップ6までに分けてあります。
大事なことは犬がまだ慣れないうちは、1つのステップに1週間ほどかかっても構わないので焦らず進めていくことです。
・ステップ1・・・口を開けずに唇をめくるか、唇に触ります。1秒程度でも構いません。
触らせてくれたら、思い切りほめてご褒美をあげます。
・ステップ2・・・指に歯磨きペーストか、好物の味をつけて1~2秒歯に触ります。
・ステップ3・・・歯ブラシや濡れたガーゼに歯磨きペーストか、好物の味をつけて1~2秒、歯に塗ります。
・ステップ4・・・ブラッシングしやすい切歯や犬歯から数秒、ブラッシングを行います。
・ステップ5・・・徐々に全体をブラッシングしていきます。
・ステップ6・・・左右交互にすべての歯をブラッシングします。出来るようになったら、内側も徐々にブラッシングします。
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デンタルケアグッズはどれがいいの?
すぐ家にあるデンタルケアグッズと言えば、人間用の歯ブラシですが、子犬などにはさすがに大人用の歯ブラシは大きいでしょう。
人間の子ども用歯ブラシは、ヘッドが小さく磨きやすそうに感じますが、毛が短く歯周ポケットに毛先が入りません。
犬専用でなくても構わないので、なるべくヘッドが小さい大人用の歯ブラシと、1本磨き用の細いタイプを用意するとよいでしょう。
歯磨きペーストは、犬の好きな味がするのでご褒美感覚で使えて便利です。
又、犬が噛むためのおもちゃも気をつけて選ぶことが大切です。
骨、ひづめ、硬い皮など、硬い素材でおもちゃは、歯を折ってしまう事があるので与えない方がいいでしょう。
デンタルロープは噛んだ後、歯垢がついたままにしておくと、繊維の間で歯が繁殖し不衛生になりやすいという欠点があります。
毎日洗って、乾かすようにしましょう。
遊びながらのデンタルケア
ブラッシングがなかなか難しい場合、デンタルケア用のおもちゃを利用することも考えましょう。
1つではなく4~5種類くらい用意していると、犬も飽きずに遊んでデンタルケアをしてくれますよ。
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ニームの木で作ってある魚の形のデンタルケアグッズです。
ニームの木とは、インド原産の植物でインド人がつまようじ代わりに使っていた植物です。
犬がかじって体に入ってしまっても、便と一緒に排泄されます。
使用時間は10分~15分くらいにしましょう。
Hartz デンタル ボーン S 小型犬用
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獣医師監修のデンタルケアグッズなので安心して犬に与える事が出来ます。
このデンタルケアシリーズは、小型犬用や大型犬用、老犬用など様々な種類があるので愛犬にあった大きさ、柔らかさの物を選びましょう。
デンタルケアに乳酸菌!?
体の健康に乳酸菌がいいと言われますよね。
実はデンタルケアにも乳酸菌がいいようです。
乳酸菌は口内の雑菌を抑えてくれるそうです。うれしいですね!
乳酸菌と言えばヨーグルトですが、犬は結構ヨーグルトが好きな子が多いですよね。
何をやっても歯磨きをしてくれない犬には、歯ブラシにヨーグルトつけてブラッシングをしてみましょう。
ただどうしても即効性があるものではないので、ヨーグルトでブラッシングをしてくれるといって安心しているといけません。
この場合は、病院で定期的にデンタルケアをすることをおススメします。
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