うちの犬は何タイプ?犬の毛5つの種類別お手入れ方法
2017/04/09
犬の毛は被毛とよばれており、5つのタイプに分かれています。
毎日ブラッシングをしないといけないタイプや、コームだけでお手入れ簡単♪というタイプもいます。
犬の毛の種類を把握していないと、間違ったブラッシング方法やブラシを使用してしまい、犬にストレスを与えたり皮膚を傷つける元となってしまいます。
自分のうちの犬の毛はどの種類なのか、確認してみましょう。
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ロングコート(長毛)
長い毛が生えている犬のことで、その名の通りロングなコートを羽織っているような状態です。
ロングコートの犬は夏をむかえる換毛期は大量の抜け毛が出て、それこそ毎日ブラッシングをしてもコンビニ袋くらいの毛が抜けます。
これをブラッシングしてあげないと夏にコートを着ているような状態になってしまうので、入念にブラッシングしてあげないと熱中症にかかってしまいます。
毛の種類は直毛の犬もいればウェーブの犬もいて、その形状は様々です。
ロングコートの中でも、きめ細かい絹のようなさらりとした被毛を持つ犬は、シルキーコートとよばれます。
非常につやつやして光沢のある毛並で、そのきらびやかな様子からセレブ犬とよばれる犬もシルキーコートが多いようです。
ロングコートの犬
ゴールデン・レトリーバー、ヨークシャーテリア、パピヨン、シルキーテリア、マルチーズ、サルーキなど
ロングコートのお手入れ
基本的には毎日ブラッシングをしてあげたほうがいいですが、毎日ブラッシングをする場合は1回のブラッシング時間は10分以内に抑えましょう。
ブラッシングのし過ぎで逆に皮膚病になってしまうケースが多発しているので、今日は5分、次の日は10分など、短い時間で毎日ブラッシングするようにします。
ショートコート(短毛)
短い毛が特徴で、やや硬めの毛並をしている犬です。
ブラッシングはしやすい毛の長さなので、日頃のお手入れは比較的楽な犬種です。
しかしショートコートの犬は、ダブルコートという特徴を持っています。
ダブルコートとは、長い毛と短い毛の2種類が生えており、その名の通りダブルで毛が生えているので毛の密度が非常に濃厚です。
そのため換毛期になると短い毛が抜け落ち、体温を涼しく保とうとします。
普段のお手入れは楽ですが、換毛期は毎日ブラッシングをしてあげる必要があります。
ショートコートの犬
柴犬、ウェルシュ、コーギー、ペンブローク、シベリアンハスキーなど
ショートコートのお手入れ
その毛の特性から日頃のお手入れは簡単で、毛玉などがなくもつれも少ない場合は毎日ブラッシングは必要ありません。
コームで毛を整えてあげて、抜け毛が多いときだけブラッシングをすれば十分です。
但しロングコートで抜け毛は多いので、毎日コームで溶かす必要があります。
スムースコート(極短毛)
犬の中で一番お手入れが楽なのが、スムースコートの犬です。
見た目がすっきりしており、ペットショップなどで室内で飼うといった時はよく進められてきます。
手触りもさらっとしていて、ロングコートの犬に慣れている人なら、直に犬の皮膚を触っているような手触りをしています。
毛がとても短いためお散歩に行ってもゴミなどがほとんど付着しないため、汚れにくく、お風呂に入れる回数も少なくてすみます。
スムースコートの犬
ラブラドールレトリーバー、パグ、ビーグルなど
スムースコートのお手入れ
他のタイプの犬と大きく違うのが、ブラッシングの頻度が極度に少なくていいです。
ブラッシング自体は週に1度ほどでOKで、それも抜け毛をとるためではなく、主な目的はマッサージや血行促進のためです。
抜け毛を防止する役割も果たすので、週に1度は必ず抜け毛がないように見えても行いましょう。
日頃のお手入れは蒸しタオルを作って、軽くふいてあげるくらいでOKです。
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ワイヤーコート(剛毛)の犬
触るとチクチクするような、まるで針金のようなツンツンする特徴的な毛を持つワイヤーコート。
個人的には撫でていると手に良い刺激が走って、撫でているだけで手がマッサージされるような感覚で大好きなさわり心地です。
そのツンツンとした毛の構造は、柔らかい毛とツンツンした毛の両方が生えています。
柔らかい毛は抜けやすく、それをお手入れしてあげないと、ワイヤーコートの特長であるツンツンとした手触りはなくなりスムースコートのような手触りになります。
ワイヤーヘアードと呼ぶこともあります。
ワイヤーコートの犬
ジャーマン・ポインター、ワイヤーヘアードダックスフンド、ワイヤーフォックステリア、ミニチュアシュナウザーなど
ワイヤーコートのお手入れ
ツンツンとした毛並を維持するためには、熟練したテクニックが必要になります。
柔らかい毛だけを抜く作業のことをプラッキングといい、難しいのでペットショップにお願いする飼い主さんが多いそうです。
動画で見るとこのような感じですね。
簡単そうにも見えますが、ブラシの角度や強弱などのコツがるので、一度トリマーさんにお願いして、そのコツを習った方が確実ですね。
何も習わない状態でゴシゴシプラッキングすると、逆に毛玉を作ったり、皮膚を傷つける原因となってしまいます。
カーリーコート(巻毛)の犬
くるくるした毛が特徴で、日本ではトイプードルなどの犬が人気ですね。
その特徴的なくるくるした毛並から、よくモップみたいと言われます。
カーリーコートはそのくるくるした形状から非常に水をはじきやすく、泳ぎが得意な犬が多いです。
動画のプードルはこれが初めてのプールだったそうですが、水を怖がらずに、練習しなくてもすぐに一人で泳ぐことができたそうです。
毛が空気を取り込み、浮き輪のような役割を果たすので、普通の犬より泳ぎやすい特徴があります。
カーリーコートの犬
トイ・プードル、カーリー・コーテッド・レトリーバー、カーリーコーテッド・レトリバー、コモンドール
カーリーコートのお手入れ
お手入れ自体は面倒で、難しいのがカーリーコートの特長です。
毛が柔らかくくるくるしているので、非常にもつれやすく、ブラシに絡みつきやすいです。
しかも普段からくるくる状態なので、毛玉ができていもなかなか気が付きません。
この動画のように、カーリーコートの普通にブラシを滑らせても表面しかブラッシングできません。
なので毛を手で持ち上げてかき分けながら、一か所ごとにブラッシングしてくいのがポイントです。
ブラッシングにコツいりますが、抜け毛自体は少ないです。
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