犬の睡眠時間は1日15時間!なんでそんなに寝てばかりいるの?
2017/04/09
思った以上に長くてびっくり 犬の平均睡眠時間は何時間?
犬の睡眠時間は人間より長く、成犬で12時間~15時間位と言われています。子犬や老犬になると18時間位必要と言われています。
1日のほとんどを睡眠に費やしているのです。起きている時は元気に動き回っているので、疲れてしまうのでしょうか?どうしてなのか調べてみました。
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ほとんどの時間が浅い眠り
人間の眠りに、浅い睡眠のレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠というのがあるのは、知っていらっしゃると思います。
実は犬にもレム睡眠とノンレム睡眠があるのです。犬の睡眠の8割はなんと浅い眠りのレム睡眠です。犬があごを地面につけて寝ている時は、レム睡眠です。
逆にノンレム睡眠は、あごを地面から離して横になったり、仰向けになって大の字で寝ていたりしている時です。
人間だったら、熟睡しなくて次の日にあくびばかりしている状態になるのでしょうね。犬は浅い眠りの時間が多いため長い睡眠時間になるのです。
熟睡があまりできないなんて、私たちから見ると、かわいそうな気がしますね。でもどうして浅い眠りが多いのでしょうか?
犬はもともと狩りをする動物
大昔、犬は狩りをする動物でした。今でこそ人間と共存し、犬を飼いご飯をあげていますが、もともと犬は狩りをする動物だったんです。
日中食べ物を求め、狩りをするために神経を使い、走り回り食べ物を調達していました。とうとう食べ物にありつけない日もあったでしょうね。
今の野生のライオン達と一緒です。そうなると走り回らなくてはならない為、そのほかの時間には、しっかり体を休息にあてないといけません。
熟睡できればいいのですが、その時代は野生の為、自分たちも他の動物に狙われることだってあるわけです。すると熟睡がなかなかできません。
ちょっとした物音や体に少し何か触れただけで、すぐさま起きなければ、命にかかわります。
野生のキリンは立ったまま寝るのですが、キリンは危険な時にはすぐ走らなければやられます。キリンは横になって寝ていたら、立ち上がるまでに時間がかかりますからね(>_<)
野生の動物は自分の命を守るため、熟睡が出来ないのです。そのため、浅い眠りを長く長くとるのですね。
一緒に寝ちゃった
ゲージの中で男の子と犬が一緒に寝ちゃいましたね。犬があごを男の子に乗せて幸せそうな顔で寝ています。お互いに信頼しているんですね。癒されます。
レム睡眠の時の犬の様子
浅い眠りのレム睡眠の時は、よく夢を見たり寝返りをしたり、外の音に起きてしまったりします。この犬も目が白目になりクルクル動いたり、ワンと声をあげたりしています。
夢を見ているのでしょうか?レム睡眠の時は夢を見やすい時間です。
犬が寝たまま、手足をバタバタと走るように動かしていることもありますね。
我が家の愛犬や猫も、寝ている時に名前を呼びかけると、しっぽをパタパタと動かします。返事のつもりなんでしょうね。
子犬と老犬の睡眠
老犬は一般的に小型・中型犬で7~8歳くらいから、大型犬で5~6歳くらいからシニア期に入ります。
又、子犬は生後1年で人間の17歳くらいに当たります。
子犬と老犬の睡眠時間は1日の目安が、18時間くらいと言われています。ほんとに1日の大半を寝て暮らしているんですね。
人間も「寝る子は育つ」と言いますね。これは体が大きくなるという意味だけではなく、脳にも大きい影響があります。犬の成長過程で睡眠というのは、重要な役割を果たしています。
睡眠の間に脳はどんな事をしているのでしょうね?
レム睡眠・ノンレム睡眠の間に起こっていること
浅い眠りのレム睡眠の時は、脳は起きている状態に近いのですが、体は動かず力が入っていない状態です。この時によく犬は夢を見たりするので
手足が動いたり、寝言を言ったり、目が動いたりします。又、子犬がレム睡眠の時は、脳がその日1日あったことの整理をします。何がいい事だったか悪い事だったかや、その日の学習を定着させているのです。
今後の犬の生活にレム睡眠がとても重要という事が分かります。
レム睡眠の後にすぐ深い眠りのノンレム睡眠に移行するかというと、そういうわけではなく、ノンレム睡眠には2段階あります。
1段階目の少し深い眠りのノンレム睡眠と、2段階目の深い眠りのノンレム睡眠です。
1段階目のノンレム睡眠が、1番睡眠時間が長く、トローンとした状態になっているので、危険を感じたらすぐ体も察知できる状態になっています。
2段階目のノンレム睡眠は、最も深い眠りです。脳も体も完全に休息状態です。体の健康を保つために、最も重要です。でも、安心できる環境がないと深い眠りにまではいきません。
安心して眠れる環境を作ってあげるのは、飼い主さんの犬を飼う条件です。
老犬は体力や五感の衰えが目立ってきて、眠っている間に音がしても反応が鈍くなります。
音がしても一瞬、顔をあげてもすぐ寝てしまったり、飼い主さんの傍で寝たがったりします。こちらも寝やすい環境を整えてあげることが必要です。
犬の睡眠の為のBGM
小鳥のさえずりや、水のせせらぎのBGMです。私たちが聞いてもリラックスできます。犬は私たちよりも耳がいいので、小さい音で十分です。
眠りについたら、BGMは消してください。でも私はそういえば、自分が好きな邦楽や洋楽を流してました・・・反省します(>_<)
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睡眠に必要な環境を整える
さて、睡眠が犬にとって重要だという事がお分かり頂けたと思います。睡眠不足だと体と脳の発育や、情緒不安定になりやすいです。
ノンレム睡眠が短い犬だからこそ、安心して眠れる環境を整えてあげましょう。
私も何年か前、軽い不眠症だった時期があり、病院で1番軽い睡眠薬をもらったことがあります。眠れない時間はつらいですし、次に日の仕事もすごくつらかったです。
何が原因だったのかは分かりませんが、人間はストレスが多い生き物なので不眠症もなりやすいのでしょうね。
どんな環境が犬にとって、安心して眠れるのか考えてみました。
季節に応じて寝具を変える
寒かったり暑かったりと日本の四季は変わります。犬のベッドの寝具も季節によって変えてあげましょう。高いペット用の寝具をそろえる必要はありません。
私たちの古い寝具を応用できるなら、それで十分です。冬は隙間風や夏は直射日光などに注意してください。
老犬になると、寝たきりという状態になる場合があります。なったものにしかわからない辛さがあります。親の介護や介護を仕事にしている人になら分かりますが、寝たきりだと床ずれが出てくるので、
床ずれを和らげるような商品もあるので、活用すると老犬も寝やすくなります。
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老犬や病気の犬が寝たきりの時に活用できる床ずれ防止のマットです。
犬の大きさにあったマットを選んであげることが大切です。大型犬は必ず大型犬用のサイズを選びましょう。
この商品は、コットン100%パイル生地の為、肌に優しく弾力性もあります。持ち手もついているので、移動や寝返り補助にも便利です。
又、取り外しが出来ます。手洗いでの洗濯が出来るので清潔が保てます。床ずれはとてもつらいので、少しでも楽にしてあげて下さい。
必要以上に構いすぎない
お家に来たばかりの犬は、興奮してハイな状態になっているか、びくびくした状態になっているかです。
飼い主さんも早く慣れてほしいばかりに、構いすぎてしまっていませんか?するとますます興奮状態になり、眠れなくなります。
お家に慣れるまでは、遠くから見守るくらいで、犬の興奮が治まるまで待ちましょう。
実は観葉植物でさえも、買ってきたばかりや置き場所を変えただけで、ストレスのようなものがあるそうですよ(*ノωノ)
犬のゲージの置き場所を変えてみる
みんなが揃うリビングに犬のゲージを置いていませんか?夜遅くまで電気やテレビがついていたり、ガヤガヤと騒がしかったりしませんか?
すると私たちも眠れないように、犬もなかなか寝ることが出来ません。家の広さも問題になりますが、出来れば少し静かなところがいいでしょうね。
家族といると犬も楽しいと思いますが、犬は自分で眠らなくちゃと考える事が出来ないので、犬の睡眠時間がすくないかなぁと思ったら、ゲージの場所を考えてみて下さい。
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