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小型犬~大型犬の正しい抱っこの仕方を完全マスターしよう!

      2017/04/09

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犬は抱っこするとしつけができなくなってしまうから、ダメ!そんなことを聞いたことがある人は多いと思ます。

確かに犬は抱っこすると、しつけ中だと悪影響を及ぼすことがあります。

それは間違った抱っこの方法をしていることが原因です。

しつけのトレーニング中でも正しい抱っこの仕方をすれば、犬は我儘になることはありません。

小型犬~大型犬まで、大きさ別に抱っこの仕方は変わるので、正しい抱っこの方法をマスターしましょう。

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犬を抱っこする幸せ

しつけのために抱っこを控えている飼い主さんがいますが、当サイトでは抱っこは毎日たくさんしてあげることをおすすめしています。

犬を抱きしめると人間は幸せホルモンと呼ばれているエストロゲンが、体内で大量に発生することが分かっています。

エストロゲンは美容に効果があり、長寿になるためにも欠かせない成分です。

また、犬と直接触れ合うことで犬と飼い主との絆が増し、犬が何かにストレスを感じていたとしてもそれを和らげてくれます。

抱っこは犬にとっても人間にとっても、とっても嬉しいことなんですね。

 

抱っこするときに気を付けること

抱っこの時気を付けることは、犬を必要以上に甘えさせないことです。

犬が抱っこをせがったときそれに応えてあげていいですが、何度も犬が抱っこをせがみ、満足しないようでも何度も抱っこしてはいけません。

抱っこから下すときのタイミングと、抱っこに応える主導権は人間にあるということを犬に教えましょう。

すると犬を抱っこしても、主導権は自分にはないと、上に立つことを諦めます。

 

犬の正しい抱っこの仕方

犬には大きさによって抱っこの仕方に違いがあります。

ただ人間が持ちやすいようにだけを考えて抱っこしていると、抱き方によっては椎間板ヘルニアなどの病気を発生させてしまうことなどがあります。

また抱っこはしつけの一環でもあり、間違った抱っこをしていると犬が人間より偉いと思ってしまう場合があります。

小型犬~大型犬の正しい抱っこ方法をマスターしましょう。

 

小型犬の抱っこの仕方

小型犬は抱っこがしやすく、猫のように自由な姿勢で小型犬を抱っこする飼い主が多く見られます。

そのため間違った抱っこの仕方で病気になってしまう小型犬が多く見られるそうです。

とくにダックスフンドなどはその体系から、猫のように伸びをさせるようにして抱っこすると椎間板ヘルニアを発症してしまう可能性が高くなります。

抱っこしやすいからと間違った姿勢で抱っこせずに、犬の体に負担をかけない抱っこをマスターしましょう。

①膝の上に子犬を誘導する。誘導できない場合は、安定した平らな場所で伏せの状態にさせます。

②人間の利き手を小型犬のお尻のほうから、犬の前足の中間にまで持ってくる

このときしっかりと犬の側面を人間の胸につけるようにして、安定性を持たせます。

ポイントは、胸より高い位置で抱っこはしないようにしましょう。

胸より高い首元などの位置で抱っこしてしまうと、犬は胸の高さより高いと自分の方が偉いと思ってしまう習性があります。

そのため間違った抱っこを続けていると、言うことを聞かない犬になってしまう可能性があります。

③左手を犬全体を包み込むように抱きしめる。

犬の顔が肘に当たるので、息苦しくないように調節しましょう。

 

中型犬の抱っこの仕方

①人間の利き手で犬の後ろから腕をのばして、犬のお腹の真ん中~後ろあたりを手のひら全体でしっかり支えます。

犬の大きさによりますが、肘をしっかりと犬につけるのがポイントです。

②もう一方の手を犬の側面に回して、抱き込む形をとります。

この状態でゆっくりとすっと抱き上げます。

ここで注意してほしいのは、必ず犬の手は人間の下に持ってくることです。

こうしないと、犬は人間より偉いんだと思ってしつけができなくなってしまいます。

③より安定性をもたせるために、犬の足を利き手で掴み、ホールドの状態にします。

こうすることで犬は足を地面につけているかのような感覚になり、安心感を与えられます。

犬が抱っこしてじたばたする場合、両足を掴むことができていないことが多いです。

この状態で難しい場合は犬の前足が人間の腕より高くなっても構いません。

 

大型犬の抱っこの仕方

まず大型犬の抱っこは人間にも負担がかかります。

大型犬を抱っこするときにぎっくり腰になったなんて話もあるので、女性や年配の方は十分に注意しましょう。

①犬をソファーや台の上など、低めで安定した場所へ犬を誘導します。

椅子の上などは不安定で狭く、犬も暴れやすいためおすすめしません。

犬に高さを持たせることで人間への抱き上げるときの負担が軽くなり、ぎっくり腰を予防します。

できれば台は高い方がいいので、理想的には犬などを経由して犬自身にテーブルの上などに乗ってもらうと、楽に抱っこできます。

②その状態で犬のほうへ体を近づけます。できるだけ犬の体の側面に面積が多くくっつくようにします。

できるだけ人間の背骨がくの字に曲がらず、腰を落として直線上にしたほうが腰への負担は軽減されます。

③両手で犬の手足の付け根を掴みます。

このとき犬が暴れるようなら危険なので、よく慣らしてから抱っこしましょう。

④がっちりと掴んだ状態で、そのまま胸の上まで持ち上げます。

中途半端に胸の下で抱き上げると、逆に犬の体重が腕だけにかかってきつくなります。

胸の上は平らになっているので、そこに犬の体重を一部預けるイメージで抱き上げると、大型犬でも楽に抱っこできます。

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間違った抱っこの仕方

小型犬はとくにですが、どんな形でも抱っこしやすいからと間違った抱き方をしている人が多いようです。

それが原因で椎間板ヘルニアになるダックスフンドなどが病院では多く見られます。

これはダックスフンドを縦にして抱っこすることで、背骨の位置が不安定になり、体全体に不自然な力が加わり姿勢が悪くなることから発症します。

安定しているように見えて、実は犬にとっては非常に負担がかかる姿勢になります。

もう一つ多いのが、犬を人間の赤ちゃんのように仰向けにして抱っこする方法です。

初心者がやりがちな抱っこですが、犬は自然界において仰向けで長時間過ごすということはありません。

お腹を見せるという行動は犬にとっては急所をさらすことになるので、そんな危険な状態にそもそも犬は好んでならないんですね。

そのため犬の体は仰向けで健康を保つ構造にはなっておらず、心臓に負担をかけてしまうことになります。

とくに短頭種の犬は呼吸器官が圧迫されるため、呼吸しづらくなります。

飼い主はかわいいかわいいと抱っこしている傍らで、実は犬のほうは息苦しくて辛かったなんてこともあるんです。

また、腰も湾曲した形になるため背骨が曲がり長年続けていると歩き方が不自然になったりと、歩行に支障をきたすようになります。

抱っこを嫌がる犬は多いですが、この間違った犬の抱っこが原因の場合もありえます。

 

膝に乗せる場合

膝に犬を乗せるときは、仰向けにせずにこの動画のようにお腹を下につけた状態にしましょう。

できるだけ犬の体全体を一直線上にするように、犬の腰を下げ過ぎないようにします。

 

どうしても抱っこして欲しい犬がかわいすぎる

ソファーに乗っているご主人に前足をかけて、「抱っこして!」とねだる犬。

しかし飼い主はソファーに寝転がるばかりで相手にしてくれない・・・

そこにばっと覆いかぶさって甘えるしぐさは、愛らしさナンバー1!

 

犬を抱きしめるシロクマ

世にも珍しいホッキョクグマが犬を抱きしめるという動画

とっても仲良しのようで、異種の動物同士がじゃれあっている姿は、とても癒され、感動さえ感じてしまいます。


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