多頭飼いのメリットとデメリット 犬にも相性があった!
2017/04/09
犬を今から飼おうと思っている人、既に1匹飼っていて、もう1匹飼おうかなと思っている飼い主さんへ。
犬の多頭飼いをする前に、よく考えて決めましょう。多頭飼いはいい事ばかりではありません。
実際に、多頭飼いはどんな問題が出てくるのでしょうか?
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犬は1匹ではさみしい?
犬は1匹で飼われていると、さみしいと感じることがあるのでしょうか?
犬と話せるわけではないので、本当のところどう思っているのか分かりません(´・ω・`)
家の犬は3匹で多頭飼いをしているわけですが、みんな仲がいいですね。相性が良くて良かったと思います。
犬がさみしいと感じるなら、それは飼い主さんが相手にしてくれないとか、飼い主さんの愛情を感じないなどではないかと思います。
1匹のお留守番がさみしいと思うのは、人間からの目線ではないでしょうか?
それよりも犬同士の相性が悪いと、却ってストレスになることがあります。
犬がさみしそうだからと言って、すぐ多頭飼いを考えるのではなく、多頭飼いのメリットとデメリットを考えて決めましょう。
管理人の家の猫も多頭飼い
犬も多頭飼いですが、実は猫も多頭飼いなんです。犬は成功していますが、猫が大失敗(/ω\)
最初は兄妹猫を3か月の時に、譲渡会でもらいました。兄妹なので仲は良かったですね。
それから1年半後に、1か月半くらいのメスの子猫を拾ってしまい、そのまま家の猫になりました。
そして7年たちますが、先住猫のメスと、後から来たメスが未だにとても仲が悪いのです。
目と肛門周りをけがして、病院に行ったこともあります。留守の時は、絶対に部屋は別々です。人間が家にいる時も油断は出来ません。
先住猫のメスが、後からのメス猫を大嫌いなのです。すごい意地悪です。なので後からのメス猫も、先住猫のことが嫌いになりました。
動物も相性というのが、大事という事をすごく学んでいます。きっとお互いにストレスでしょうね。
多頭飼いのメリット
犬はもともと群れで生活する動物です。なので多頭飼いのメリットはたくさんあります。
まず子犬の頃から一生1匹で過ごす犬は、自分と同種の犬とは一生暮らす機会を奪われるという事です。
犬はそんなことは何とも思ってないかもしれませんが、自然界で言えば不自然です。
散歩途中やドッグランで、同種の犬と出会う機会はありますが、一緒に暮らすこととは違います。
犬にとっても家族というのでしょうか、相性のいい犬と暮らすことが出来たら最高ですよね。相性の犬同士であれば、留守番でも退屈しませんよね。
多頭飼いは犬にとって、社会性を学べます。先住犬が2頭目の犬のしつけをしてくれることもあります。逆に2頭目が自分から、先住犬を真似することもあります。
又、飼い主さんにとっても、それぞれ個性の違う犬と暮らすのは楽しいものです。1匹で飼っているよりも、新しい発見があり面白いです。
多頭飼いのデメリット
多頭飼いはデメリットもあります。デメリットの方がメリットよりも具体的です。
まずどうにもならないのが、犬のごはん代です。多頭飼いになったからといって、ドッグフードの質をおとすのはあまり賛成しません。
トイレの掃除も倍になります。又、散歩も一緒連れていくので、大変かも。家族で一緒に散歩が出来ればいいですが。
一番困るのは、犬同士の相性が悪かった場合です。飼い主さんが思い描いた、犬同士で遊んでくれたりお留守番をしてくれたりが出来なくなります。
しばらくたてば、仲良くなるケースもありますが、うちの猫のように何年も仲が悪いといったケースもあります。
犬同士の相性が悪いと、けんかした時がすごいので、どうしたらいいでしょうか?
譲渡会では、1週間程お試し期間を設けているところがほとんどなので、それを活用すればいいと思います。
ペットショップで購入した場合は、犬を返却してもいいところはあまりありません。購入する前に、ペットショップに確認してください。
あまりに先住犬と合わないというので、結局里親募集に出している人もいます。
多頭飼いの注意点
メリット、デメリットがある犬の多頭飼いですが、飼う前に注意することをチェックしておきましょう。
飼い主さんと犬に両方とも、ストレスがかからないようにしたいものです。
経済的負担
前述したように、多頭飼いになるとお金がかかります。フード代は犬の数だけ多くなります。節約は出来ません。
フードの質をおとすのはおすすめしません。フード代が出せなければ、多頭飼いはするべきではありません。
又、予防接種代や病気になった時の病院代、ドッグランの費用、トリミング代等、犬に関する事すべてが犬の頭数必要になります。
十分な広さ
犬は猫と違い部屋の広さが必要です。狭いマンション等で多頭飼いをすると、それだけで犬にストレスがかかります。
小型犬であっても、犬にとって十分な部屋かどうか考えて、飼いましょう。
散歩も大変
犬を複数一緒に散歩させるのも大変です。散歩コースの道が広いならまだしも、歩道がない道は、車や自転車が走るので気をつけなければいけません。
又、犬同士がけんかしながら散歩しているところもみますし、犬同士反対方向に行きたがることもあります。
本当はトレーニングや主従関係を築くためにも、1匹での散歩が理想です。1人で散歩ではなく、家族で散歩出来ればいいですね。
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犬同士の相性
犬同士の相性が悪いと、飼い主さんも大変ですし犬たちもストレスがかかります。人間だって、相性が悪い人が会社にいると行きたくないですよね?
それが家でいつも一緒だったら、本当に嫌です。甘えん坊の犬、気が強い犬、おとなしい犬や、やんちゃな犬等色々です。
これは実際に一緒に飼ってみなければ分かりませんが、一般的に言えるのは、性別が反対、例えば先住犬がメスだったら2匹目はオス、
先住犬がオスだったら2匹目はメスという組み合わせです。出来れば年齢も若い方が慣れていきます。出来ればお試し期間があればいいですね。
必ずしも、仲良くなってくれるとは限りません。犬も性格があり、感情があります。
飼った後で、もし合わなかった時は、どうするのかそこまで考えておきましょう。例えば親戚が引き取ってくれるなどです。
2匹目を迎える初日
初めての多頭飼いです。先住犬にとっては、よその犬が突然入ってくるわけです。初日は慎重に対面させましょう。
初日の対面時は、2匹目をゲージに入れたままとか、柵ごしとかで直接触れないように対面させ、様子を見ます。
問題ないようだったら、障害物を取り除いてもいいでしょう。2日目からは徐々に犬同士を触れさせていきます。
相性がいい場合は、すぐ慣れて一緒に遊びます。初日から一緒にベッドで眠る犬たちもいます。1~2週間ほど、相性を見て合わない時は、対策を考えましょう。
崩壊は他人ごとではないかも
よくニュース等で悪質ブリーダーによる、犬や猫の多頭飼いの崩壊現場が報道されますね。
目を覆いたくなるような映像で、泣き叫ぶ犬や骨や皮だけのような犬等が、沢山狭い環境で飼育されています。いや飼育ではないですね。虐待です。
ブリーダーでなくても、一般人の家庭で飼育できる犬の数は限られています。
2匹目、3匹目が欲しいなら、去勢手術をきちんとする。又子供を産ませるなら、その後どうするか決めて出産させる等、
自分がどの位の犬を飼育できる力があるのか、よく考えて決めましょう。
崩壊した所は最初は4.5匹でもどんどん出産で増えて、何十匹にもなってしまったというところもあります。
近所では臭いもするし、声もうるさいしと苦情が入り、結局警察が介入することになります。自分の力量に責任を持ちましょう。
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