愛犬との最後のお別れ。犬の葬儀の選び方~当日の流れと料金まで~
2017/04/09
子供のようにかわいがってきた愛犬にも、必ず最後の日が訪れます。
私も今までに、何回か経験してきました。とてもつらく悲しい事ですが、すべての生き物に平等に必ずやってきます。
ペットは家族の一員であると考える今は、ペットの葬儀をすることが多くなってきました。
大事な愛犬が安心して「虹の橋」を渡っていけるように、最期のお別れをしてあげましょう。
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ペットの葬儀事情
犬を飼っている人にとって、犬は家族同然です。
犬が子犬の頃や元気な時は、葬儀なんて考えもしませんが、大病した時、年をとった時にふと考えてしまいます。この子がいなくなったら・・と。
今はその犬の最後の葬儀をするというのは、当たり前のことのようになっていますね。
私も犬、猫、うさぎとそれぞれ同じ葬儀社にお世話になりました。実家の猫も葬儀をしてもらいました。
でも私が子供の頃は、犬や猫の葬儀なんて全く一般的でもなかったし、そういう葬儀社があったのかも不明です。ネットもなかった時代なので(>_<)
実家で飼っていた犬は、父が庭に埋めていました。今思えば衛生的にどうなのかと思いますが、庭が広かったので、埋めるというのが自然でした。
多分昔は大方の家では、犬は保健所等で火葬していたのではないでしょうか?でも保健所で火葬すると、犬の骨も帰ってこないでしょうね。それもつらいものです。
そういう意味では、ペットブームの背景にペット専門の葬儀社が増えてきたという事は、いいことですよね。
最期に愛犬にしてあげたい事
もうすぐお別れの時間がやってきます。もう目を開けてくれないけど、散歩に一緒にいけないけど、最期に愛犬をきれいに清めて送り出しましょう。
時間がたつと体が硬直してきます。まだ柔らかいうちに、犬の体を楽な姿勢に寝かせます。
目が明いたままかもしれないので、目をそっと閉じさせます。なかなか閉じてくれない事もあります。出来る範囲で構いません。
お湯を絞った布かガーゼ等で、犬の体をやさしく拭きます。目の周り、口の周り、肛門もきれいに拭いてください。途中、体液が出てしまう事があるかもしれません。
ブラッシングもしてあげましょう。私はこの時に形見として、少し犬や猫の毛を切って大切に保管しています。ごめんね、少しちょうだいねと言いながら。のちに毛を見て想いだしています。
犬の体を整えたら、なるべく涼しい場所に置いてあげましょう。
葬儀社はどこでも同じ?
私は1つの葬儀社にしかお願いをしたことがありません。たまたま初めて犬の葬儀をお願いしたところが、結果的には良かったのです。
その時は初めての為、他の葬儀社と比べようがありませんでしたが、後で調べても一番良かったのでずっと同じところにお願いをしています。
ネットで探すと、同じ県にいくつもペット専門の葬儀社があります。飼い主さんの事情によって、選ぶ基準が変わってくると思います。
でもどこに気をつけて、葬儀社を選べばいいでしょうか?まず何に気をつけるのか、初めての人はそれさえわからないですよね。
又、愛犬とお別れしただけでつらいのに、葬儀社を冷静に選べる気持ちではありません。本当は前もって、葬儀社を調べておいた方が安心です。
葬儀社によって、色々内容やサービス、料金が違うんです。
葬儀社を選ぶポイント
1,葬儀社の場所
いくら気にいっても、料金が安くてもとても遠いのは困ります。
犬の葬儀が終わってから、仕事に行かなければならない事があるかもしれません。
遠くても気に入っているところと、近い範囲でお任せしていいかなと思うところと2箇所程、探しておくといいでしょう。
2,自宅までお迎えに来てくれるか
愛犬の最後で、飼い主さんは気が動転しています。車の運転はなるべく避けた方がいいでしょう。
家族で気持ちがしっかりしている人がいるならいいかもしれませんが、お迎えに来てくれるかどうかというのも、ポイントの1つですね。
3,個別火葬と火葬時の立会いが出来るかどうか
これが出来るところは、集団火葬もやっていると思っていいです。
やはり個別で立ち合いたいと思っていますが、考えを押し付けようとは思っていません。
4,葬儀もしてくれるのか?
私がお世話になった葬儀社は、火葬後別室でお経を唱えてくれました。10分~15分位お経を唱えてくれました。
犬や猫もうれしかったと思っています。無料、有料と違うので確認しましょう。
5,犬の骨を返してくれるか
個別火葬であれば、まず返してもらえると思いますが、確認しましょう。骨壺も用意してくれるかも聞いておきましょう。
6,料金
気になる料金ですが、関東と九州では料金も違ってきます。やはり都会の方が高めです。又、犬や猫、その他の動物によって違います。
犬も大きさによって、料金が違います。料金が高いというだけで、気に入った葬儀社やプランををあきらめなくてもいいように、万が一の準備も必要かも。
葬儀社によっては、クレジットカード対応が出来るところがあります。
7,移動火葬
あまりお勧めしませんが、高齢者の方などは葬儀社に行くことが出来ない事があります。だからと言って、犬だけを渡すこともつらいでしょう。
自宅近くまで移動火葬社で来てくれるので、いけない人にはうれしいサービスでしょう。
ただ近所まで火葬車が来るので、ご近所から苦情がきたという事例があります。
8,納骨堂
火葬後、自宅に犬の骨を持ち帰り、暫くして納骨堂に入れるという人もいます。ずっと家に置いておくと良くないとも聞きます。
飼い主さんの考え方で、人それぞれです。納骨堂があるかどうかもポイントです。合同私は離れたくないので、ずっと家に置いています。
9,対応
電話での対応や下見での対応が良くないとお願いしたくありません。
仕事としか思ってないような対応なのか、動物の事を本当に想ってくれている対応なのか見極めましょう。
全国対応のイオンの葬儀社
イオンが全国の都道府県にあるペット専門の葬儀社と提携しています。
イオン独自の50の基準をクリアしている葬儀社です。
イオンの特典もありますし、24時間365日対応です。支払いはクレジットカードも対応しています。
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葬儀の当日に準備するもの
愛犬の最後には後悔しないようにしたいですね。初めての葬儀の時は、葬儀社の方より簡単に用意するもののアドバイスをもらいました。
1,愛犬を寝かせておく入れ物・・棺の代わりですが、段ボールを代用していいです。
急なことなので、家にある段ボールをつなぎ合わせて、犬を寝かせて置けるようなものを作りましょう。
2,保冷剤・・気温が高くなると、腐敗しやすくなります。タオルの下に保冷剤をいくつか敷いておくといいですね。
3,生花・・愛犬の回りをたくさんのお花で飾ってあげましょう。花屋さんに行かなければならないですが、私は涙が分からないように帽子を深くかぶっていました。
4,ドッグフードやおもちゃ・・好きだった食べ物やおもちゃを横に置いてあげましょう。火葬するので、プラスチックは避けましょう。
5,お手紙・・愛犬へ今までのお礼のお手紙を書きましょう。便せんに涙が落ちてしまいました。
6,愛犬をくるむ物・・愛犬の体を覆う服、又はタオルのようなもので構いません。
しばらく保管したい時
すぐに愛犬を火葬する気になれないかもしれません。でも早くしないと、腐敗してしまいます。
又、真夏の為に2、3日置いておくのも心配な時、県外の家族を待っておきたい時等、どうしても仕事が休めず火葬をすぐにできない時等、事情は色々あります。
そういう時に保管できる袋があります。万が一の為に用意しておくと安心です。
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ドライアイス不要、そのまま火葬、数週間保管でき、臭いも気にならない。
他のペットにウイルス感染しない、S~Lのサイズありと飼い主さんの気持ちを考えて作ってあります。
当日の葬儀の流れ
愛犬の最後の日なので、飼い主さんはまだまだ動揺しているでしょう。老犬で介護状態だったのなら、覚悟も出来ていたかもしれませんが、成犬だった場合とか
事故で急にだった場合もあります。でも葬儀社が決まっていれば、連絡さえすれば後はお任せのところが殆どです。
一般的な流れは、電話で予約をする→お迎えの日時を決める→お迎えに来てもらう又は、飼い主さんが葬儀社まで連れていく→火葬→葬儀→収骨→精算
帰宅するまで5時間位かかるでしょうか?火葬に時間がかかりますし、その後お経をしてもらう、してもらわないで違ってきます。
骨壺は葬儀社でも用意してあるので、愛犬の大きさとイメージに合ったものを選んでください。
気になる葬儀代
葬儀は前もって分かっているものではないので、急にお金がいることになります。犬がそれまでに病気で通院や入院していたなら、お金もいったでしょう。
私がお願いしたところは、骨壺含めて約20,000円でした。熊本なので関東や関西より安いと思います。
目安は20,000円~40,000円位と考えておきましょう。犬の大きさによって、料金が変わります。
セレモニーの種類によって、盛大にするならもっと高い料金のところもあります。飼い主さんがどの位の葬儀をしてあげたいのかで変わってきます。
ホームページに料金の表示がありますが、お経や骨壺は別料金のところが多いでしょう。前もって電話で確認しましょう。
クレジットカード対応も出来るところがあります。
葬儀が終わって
もう愛犬の個体がないのは寂しいです。残ったのは遺骨と写真と、飼い主さんの想い出です。
私は犬や猫やウサギと葬儀をしてきましたが、ペットから教えてもらったことがたくさんありました。でも後悔したこともありました。
普段は骨壺は棚に直していますが、その子の命日には骨壺を出して花を買ってお供えしています。
大好きな缶詰を添えたいところですが、他の子たちが食べてしまうのでやめておきます(>_<)
時々、その子たちを思い出しながら仕事を頑張ろうと思っています。
そして今いる犬や猫たちを、大事に大事に可愛がってあげたいと思います。
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