犬を飛行機に乗せる時に必見!分かりやすい乗るまでの手順と準備
「旅行や引っ越し。犬を飛行機に乗せる時の注意点と体にかかるストレス」では、犬を飛行機に乗せる時の注意点を書きました。
具体的に行先や日程が決まったら、飛行機の予約等が必要になってきます。
飛行機の料金やどんな手順で犬を航空会社に預けるのかも気になりますよね。
ここでは、犬をスムーズに飛行機に乗せることが出来るように、予約方法、料金や手順を中心に書いていきます。
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飛行機の予約は必要?
犬を飛行機に乗せる時の予約ってどうするのでしょうか?
そもそも予約が必要なのでしょうか?
答えは、犬が飛行機に乗る場合も絶対予約が必要です。
航空会社のホームページや電話で予約をします。
ANAの場合、ホームページで飼い主さんの予約が完了したページに、犬の予約をする欄があります。
しかし、飛行機1機あたりに乗せる事が出来る動物の数に制限がある為、いっぱいになったら断られることもあります。
なので、日程等が決まったら早めに予約をすることが必要です。
毎年6月1日~9月30日の夏季期間中は「短頭犬種」の搭乗を中止している航空会社が殆どなので、旅行日程を組む時は注意しましょう。
万が一、変更やキャンセルが発生した場合は、WEBサイトからではなく直接、航空会社へ電話連絡をしましょう。
気になる料金は?
人の飛行機代金は早割など色々設定がありますが、犬の飛行機の料金はいくら位なのか気になりますね。
航空会社や飛行距離によっても違いますが、国内料金では1ゲージ6,000円の設定が多いようです。(一部4,000円あり)
もちろん片道料金なので、往復だと12,000円になりますね。
料金の支払いは、出発空港で現金・クレジットカード・旅行券・空港会社のギフトカード等で支払う事が出来ます。
クレジットカードでの支払いだと、当日に現金のやり取りなどは全くないので時間の無駄がありません。
犬を預けるまでの手順
犬を飛行機に乗せる当日は、具体的にはどのような手順で飛行機に乗るのか気になりますね。
頭の中で把握しておくと、当日の犬の負担も少なくなるので順を追って見ていきましょう。
1,犬の飛行機の予約をします。
2,犬を預けるための同意書が必要です。
搭乗当日も空港カウンターに同意書が準備してありますが、やはり事前に同意書に目を通しサインをしておいた方がいいですね。
3,飛行機に乗る当日は、犬のチェックインは30分前までに済ませます。但し、夏休み、年末年始、ゴールデンウィーク時期は40分前までに済ませましょう。
ここで犬の飛行機代金の支払いと同意書を提出します。
4,ここからは犬を航空会社に預けることになります。ここで犬に声をかけたいのは分りますが、分離不安にさせないためにもさっと知らんふりして離れる方がいいでしょう。
分離不安とは「犬の粗相に困った!原因と対策を考えトイレをしつけ直そう」でも少し触れていますが、大げさにさよならの挨拶をすると犬はすごく不安になります。
対策は知らんふりをして犬の傍を離れ、目的地に着いても大げさに再開の(?)よろこびをしない事です。ただ着陸後の犬の体調チェックはしなければいけませんよ。
同意書とは?
犬を飛行機に乗せる時には必ず同意書が必要になります。
同意書は飼い主さんが勝手に作成するのではなく、航空会社で同意書が用意してあります。
出来れば搭乗当日ではなく、事前に同意書を準備してサインまでしておくと搭乗当日にスムーズに犬を乗せることが出来ます。
しかし、同意書の内容はどんな事が書いてあるのでしょうね?
要約すると、航空便による飼い主さんのペットの運送にあたり、運送中に発生したペットの事故についてその原因が、ペット自身の健康状態や体質、性質等
(気圧・温度・湿度・騒音による影響を含む)、もしくは、梱包の不備等にある場合、航空会社に対して一切の責任を問わないことに同意します。という内容です。
早い話が貨物扱いなので、万が一犬に何かあっても、航空会社の責任は一切ないのでそれでもいいですか?という内容です。
えーっと思うかもしれませんが、犬は貨物扱いで飛行中は人間が誰もいない貨物室で預かるため、あくまでも飼い主さんの責任で飛行機に乗せるという事です。
航空会社のホームページでも同意書のダウンロードができます。
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犬の輸送環境
手続きが完了したら、犬は飼い主さんの手を離れて飛行機に乗ることになります。
すぐに飛行機の中に乗るのではなく、出発前15分~30分前までは空調が効いているところで過ごします。
その後、貨物室に移動されますが、貨物室は客室の座席の下にあります。
又、地上では聞いたことがない機械操作音や風切り音などが聞こえます。
貨物室は客室の下にあるので、私たちが想像する以上の音です。
クレートはちゃんと固定されるので、飛行機が揺れても横に倒れたりすることはありません。
温度ですが貨物室は通常だと暖房や冷房はしないため、かなり暑かったり寒かったりするところですが、動物が乗る時は空調されます。
まず機長の手元に一枚の依頼書が届けられます。
この書類は貨物室内の温度調整についてのもので、「貨物室に犬が搭乗しているので、温度を調整してください」といったような内容が記されています。
これを見て、機長はペットが乗っていることを知ります。
犬や猫、鳥などによって、温度調整も考えてしてくれるようです。
もし心配であれば温度設定をリクエストしておきましょう。
クレートの準備
犬を飛行機に乗せる時にはクレートに入れなければいけません。
日頃使っているようなキャリーバッグなどでは受け付けてくれません。
飼い主さんがクレートを用意するか、または航空会社から貸し出し用のクレートがあります。
貸し出し用は数に制限があるので、搭乗申し込み時または余裕をもって航空会社に貸し出しの予約を入れます。
何回も飛行機に乗る予定だったり、長距離の移動が多いようだったら我が家用のクレートを用意したほうがいいでしょう。
いつも使っているクレートの方が犬も安心しますよね。
このクレートはIATA国際貨物輸送協会の基準をクリアしているので飛行用には最適のクレートです。
ただ、国内外の空港・航空会社の独自の基準があるので、必ずサイズ等を空港・航空会社へ確認してくださいね。
輸送中のサービス
航空会社では犬のストレスを少しでも少なくするために、犬用の(動物用の)サービスがあります。
・給水器(ノズル式)の設置・・・熱中症や脱水症状を予防するため、クレートに取り付けます。(期間限定)
・保冷剤サービス・・・夏季限定です。希望者は航空会社に確認しましょう。
・動物病院紹介・・・目的地到着時に犬の具合が悪かった時に、すぐ病院に行くことが出来るように航空会社で病院を把握してあります。
紹介のところに行ってもいいですが、あらかじめ飼い主さんで病院は調べておいた方が確実です。
飛行機は心配な飼い主さんへ
やっぱり飛行機に犬を乗せるのは心配な飼い主さんもいますよね。
とってもその気持ちわかります・・・
海外の航空会社は客席にペットを乗せていいところも多いのに、日本の航空会社は犬は荷物扱いなので心配ですよね。
そういう声を察してか、ANAは2016年にワンワンフライトIN北海道という企画を実施しています。
これはペットを貨物室ではなく、飼い主さんと同じ客室に乗せて旅行できるという企画だったんです!
今はこの企画はされていませんが、以前あったという事は今後いつかあるかもしれませんよね。
航空会社さん、期待してます。
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