犬が散歩で歩かない理由 お散歩嫌い?それとも他に原因が?
2017/04/09
うちは3匹犬を飼っているので、2人でお散歩に行けるときは楽ですが、1人でお散歩に3匹の犬を連れてお散歩に行くときはけっこう大変です(^^;)
犬をわけて行けばいいかとも思いますが、それだとお散歩時間が人間にとっては2倍となり、時間的余裕がなくなってしまいます。
それに「お散歩に行くよ~」というと3匹同時にバタバタと嬉しそうに玄関前に集合するので、誰かを置いていくというのもしずらいんですよね。
そして3匹連れだってお散歩に行くわけですが、犬って自分のタイミングで突然立ち止まり、歩かないことがあります。
他にも、うちの犬は散歩に連れて行っても歩かないんだよね、という声を聞くことがあります。
犬がお散歩で歩かない原因は何なのでしょうか?探っていきます。
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犬がお散歩のとき歩かない原因と解決策
何か怖がっている
お散歩デビューして間もない犬や、小型犬に多い特徴ですが、このような犬はお散歩時に何かを怖がっている可能性があります。
車の音や他の大きな怖そうな犬、どたどたと自分を踏み潰さんばかりに駆け回る小学生など、外には怖い物がいっぱい。
元々気の弱い性格や、お散歩自体に慣れていないことが考えられます。
とくに子犬の頃にお散歩で怖い、嫌な体験をするとそれが成犬になっても覚えており、お散歩嫌いの土台となってしまいます。
このような臆病な犬の場合は、犬が怖がらない場所まで飼い主が抱っこして連れて行ったり、車で移動することで解決できます。
誰もいない原っぱや河川敷なら、怖い対象の物自体がないので、他の場所よりのびのびとお散歩できます。
犬が何を怖がっているのか理解せずに、ぐいぐいと人や犬が多い場所へ連れて行くと、ますますお散歩嫌いは悪化してしまいます。
肉体的に歩けない原因がある
どこかに怪我を負っていることも考えられますし、見えない怪我や内臓疾患の可能性もあります。
体は元気でも白内障で目が濁って見えなくなったり、関節症やリウマチの痛みによって歩けないなどの可能性もあります。
このような場合だと、餌は元気に食べるのにお散歩のときだけ歩かないという症状が出るので、お散歩嫌いのように見えます。
また、1時間前には歩いていたのに、急に歩くことができなくなるという線維軟骨塞栓症などの怖い病気もあります。
お散歩嫌いでもないのに、急に歩かないことが増えたように感じた場合は、一度獣医さんに診てもらいましょう。
太りすぎている
お腹がぽっこりしてウエストが分からないならメタボ犬になっている可能性があります。
そんな体が重い犬は運動嫌いになって、散歩に連れ出しても歩かないようになります。
歩かないから最近太ったなーではなく、その前から気づかないだけでメタボになっていたのかもしれません。
犬の肥満は分かりにくいので、「メタボ犬が増えている!6つの項目から犬の肥満度チェック」で一度メタボではないかチェックしてみましょう。
とくにコーギーなど短足な犬は、少し太るとお腹が床についたります。
こうなると、アスファルトの上などはお腹がすれて痛くて歩けなくなってしまいます。
老化現象
犬も10歳をすぎれば大型犬は66歳、小型犬でも56歳と立派な老犬です。
動物は歳を取っても人間用に見た目に分かりやすく外見の衰えが分かるわけではないですが、もう手足はよぼよぼしていてもおかしくない時期です。
10歳を過ぎた老犬は、獣医師さんも毎日のお散歩は推奨しておらず、2~3日に1度と、犬のペースに合わせたゆったりとした頻度にしましょう。
犬自体は散歩に行きたがっても、途中で疲れるて立ち止まる様子が見られたときは、歩かせすぎです。
こんな場合は、公園まで車で連れて行ってお散歩させて、車に乗って帰るや、短い距離をお散歩させるなどの犬の体に負担がかからない方法に切り替えましょう。
犬だけどインドア派
犬と一緒に長年過ごしていると、犬は1匹1匹個性的だな~と実感します。
わたしは子供の頃から合わせると、計8匹の犬を飼ってきました。
そのうちお散歩大好き!という犬は6匹、お散歩しなくてもいいよ~的な犬は2匹いました。
小型犬と中型犬がインドア派が多いそうで、お散歩に行かずともお家の中だけで満足するという性格の犬も一定の割合でいるようです。
お散歩に連れ行くと行ったらいったで楽しそうにはするんですが、やはり早めに帰りたがる、行くまでが渋る、などの行動が見られます。
犬はみんなお散歩が好き!だと思わずに、人間と同じように犬の中にもインドア派、アウトドア派がいるということを考えておきましょう。
インドア派に無理に外に連れ出しても、あまり楽しくないですよね。
肥満にならず、足腰が衰えない程度に、数日に1回ほどのペースで十分です。
リードに問題がある
散歩のときぴたっと立ち止まって歩かない、そんなときはリードが犬にあっていない可能性があります。
例えば肥満気味の犬や、子犬のころから飼っている犬の場合、首輪が小さくなっている可能性があります。
それでお散歩のときにリードを引っ張ると苦しいので、立ち止まってそれをアピールしています。
他にも、チョークチェーンなどの引っ張ると犬の首がきゅっと締るタイプの首輪は、犬には相当なダメージです。
楽しく駆け回りたい、自由に動きたいという欲求を押さえつけてしまうので、散歩自体が嫌いになり、立ち止まってしまいます。
チョークチェーンのような首輪は、あまりに犬に問題行動が見られる時以外はつけないようにしましょう。
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お散歩する場所が嫌
毎日のお散歩が日課ですが、わたしは雨が降っている日や雨が降った後の公園は嫌いです。
公園の草が湿気を含んで、靴がびしょ濡れになってしまうんですよね。
人間だけならコンクリートの上を歩くけれど、犬にとってコンクリートの上はつまらいないものです。
犬がお散歩中歩かない場合、お散歩コースが犬にあっていない、つまらないと感じているかもしれません。
犬が好きなお散歩コースは、草木や土などの自然が豊富、広く開放的な場所、危険がない場所などです。
道路などの危険があると、リードを引っ張ってしまったりするので、犬にとってはよくないですね。
犬にとって楽しめるお散歩コースに連れて行くことで、どんどん楽しんで歩くようになります。
突然お散歩を嫌がるようになった場合
うちの犬で実際にあったことですが、急にお散歩が好きだった犬が、玄関から一歩外に出ると歩かなくなりました。
そこにお尻をついて、動こうとしないんですね。
実はこれ、5年ぶりに家の近所で開催された花火大会の花火の爆音が原因でした。
いつも犬を連れて行っているすぐ近くの公園で数千発が1時間以上花火が上がるという経験を犬がしてしまい、うち以外でも犬がお散歩に行かなくなったという人たちがいました。
急な環境の変化や、外に不信感や大きな音を感じた時、犬は外を怖がるようになります。
この場合は一過性のものがおおく、数日すれば外に危険はなさそうだ、と判断して元に戻ります。
まだ帰りたくない
あるあるだと思いますが、さあ帰るよとしたときに、リードを引っ張ってもその場にぺたんと座り込み、意地でも歩かないことってありますよね。
これは分かりやすいですが、まだお散歩していたい!という不満を表しています。
こんなとき犬の意見を聞いて、犬の思うが儘にお散歩を続けるとしつけ上よくないです。
座り込んでも、お尻をとんとんとして立たせて、人間がスケジュールは決めるよ。と帰るときはしっかり帰りましょう。
ただ15分未満などあまりにもお散歩の時間が短い場合は、犬の運動不足やストレスに繋がってしまうので、もう少し長い散歩にしてあげましょう。
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