犬の添い寝はしていいの?困らないためのしつけの方法
2017/04/09
犬を室内飼育をしていると、人間と犬の生活の境界線が分からなくなりませんか?
例えば食事をするテーブルに犬が乗ってきたリ、お風呂に一緒に入ったり、又はベッドで一緒に添い寝をしたりしていませんか?
可愛いのでついつい何でも許してしまいがちですが、しつけとしてはどうなのでしょうか?
もし添い寝をするならどういう事に注意するといいのでしょうか?
ここでは犬との添い寝について、飼い主さんが心配していることや、しつけの方法、衛生の面で注意することを取りあげます。
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犬にとって添い寝は心許せる相手
飼い主さんはきっと、愛犬を自分の子供のように育てている人も多いでしょうね。自分の行く方に後ろからついてくる愛犬は、本当にかわいいです。
飼い主さんが1日の生活の中でちょっと困ることと言えば、お留守番や夜の睡眠時でしょうか?
かわいがればかわいがるほど、犬は夜も飼い主さんと一緒にいたいと思います。黙っていれば飼い主さんのベッドの上に乗って、一緒に寝ようとします。
たまにならいいけど、毎日毎日添い寝をすることになると困ることも出てきます。
外国映画のように、同じベッドの中で愛犬と添い寝するのは、犬が大好きな人たちの夢ですよね。
特に子供たちにとって、うれしくてワクワクする犬との生活です。
又、犬にとっても群れで生きる習性を持つ動物ですから、重なり合って眠ることが出来る相手は仲間であり、兄妹でありと、とても心許せる相手です。
同じ布団の中で寝るという事、添い寝は犬にとって人間の家族との親密度が濃い証拠とも言えます。
でも犬と添い寝するには、いくつかの条件をクリアしないと、後々問題が起こる場合があります。
いくつかの条件とはどんな事でしょうか?次に睡眠をする時の満足度をチェックしてみましょう。
睡眠の満足度をチェックしよう
睡眠の質は、人も犬もとても大事です。
基本眠る場所は、犬に決めさせてあげるのがいいのですが、犬も飼い主さんも大事な睡眠の時間なので満足しなければいけません。
1,その場所はどんな時でも愛犬が静かに眠れる場所ですか?
2,家族にとって愛犬が決めた寝床がときにジャマに感じませんか?
3,愛犬の健康衛生管理は出来ていますか?
4,愛犬の病気予防は出来ていますか?
5,愛犬は家族のいうことがきけますか?
6,犬か人、どちらかが病気の時は別々に寝ることが出来ますか?
7,愛犬は喜んで朝まで飼い主さんと寝ますか?
満足度はいかがでしょうか?クリアできない部分があれば、後々問題も出てくるかもしれません。
安心して添い寝できますか?
寝る場所を犬に決めさせる方法があります。
これだと犬は夏は涼しい場所に、冬は暖かい場所にと室内を自由に移動して、その季節ごとに最適な場所で熟睡も出来ます。
そうすると自然に犬は飼い主さんのベッドにもぐりこみ、添い寝の状態になることが多くなります。
でもよく考えてみて下さい。いつもいつも添い寝できますか?
例えば犬や飼い主さんが病気をした時、犬が高齢になりオムツのお世話になったり、
飼い主さんの結婚や出産などで家族構成が変わったりした時には、添い寝が負担になることがあります。
健康衛生面は大丈夫ですか?
犬と添い寝い寝する条件の最初にあげるものは、犬の健康と衛生面がきちんと管理されているかどうかです。
ノミダニなどの、内外部寄生虫の駆除など人畜共通病の要素ともなる原因をすべて予防できていますか?
又、犬の毛、爪、歯磨き、陰部や肛門の手入れなど衛生面での管理はどうでしょうか?
あるいは犬の伝染病予防やフィラリア予防はしていますか?
いくら人間には伝染しない病気だとしても、犬が病気だと添い寝する人間皮も困るし犬も病気になったら、静かに寝ていたいものです。
家族に子供がいて、子供と添い寝する犬だったらなおさらきちんとしておかないといけない問題です。
添い寝は、人と犬が健康だからこそ安心して眠れるのです。
犬は自分の病気予防や健康衛生管理も出来ません。全て飼い主さんまかせにするしかない動物なのです。
家族の指示に従えますか?
次に添い寝してもいい条件はしつけの面での点検です。
犬は添い寝できる相手を、仲間や兄妹のように親近感を持ちます。
そのため家族が犬に何か命令をしたり、指示したりした時に犬によっては、自分の方が上位の序列だと誤解して、家族の命令や指示を無視したり、聞かなかったりする事があります。
これを放置するとどうしても犬は、自分の要求を強く求めて来て、家族に逆らったり、家族のいう事を聞かないわがままな犬になってしまいます。
飼い主さんが風邪を引いたりしたときは、ゆっくり1人でベッドに寝たいですよね。でも犬が別の場所に移動してくれなかったら、飼い主さんも困ってしまいますね。
もし犬がこのように、飼い主さんの指示に従わない犬なら、同じベッドで添い寝するのはしばらくおあずけにした方がいいですね。
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しつけをしない大変なことに!
犬がおとなしく添い寝をしてくれると、とってもおりこうでお行儀がいいと飼い主さんは思うでしょう。
添い寝は悪いわけではありません。ただし条件があります。
飼い主さんがしっかりリーダーシップを発揮して、しつけが出来ているという条件です。
しつけさえきちんと出来ていれば、どんな付き合い方、飼い方をしても問題行動が起きる予測はありません。
でもしつけは中途半端なまま、飼い主さんの気が向いた時だけ、ベッドに犬を入れるというケースが多いから困るのです。
ベッドで添い寝すれば、犬は飼い主さんと同じレベルの高さにいるわけなので、上下関係が曖昧になります。
家族同然なんだから同等感覚でいい、と考える飼い主さんもいるのですが、それは人間社会で適用しても、犬社会では通用しません。
犬の社会では同等、ヨコの関係という感覚はないのです。すべてが上下関係で成り立っていますので、ベッドで添い寝をすると犬は飼い主さんより上に立とうとします。
高さが同じなら、自分が上に立ちたいという本能がムクムクと頭をもたげてきます。
すると犬の方がベッドに先に入っていて、飼い主さんが後からベッドに入ろうとすると、犬が唸ってベッドに入れないという事がおきてくるのです。
正しいしつけをせずに犬の言うとおりにしていると、知らない間に上下関係が逆になってきます。
添い寝の時のしつけのポイント
では添い寝をする時には、犬にどういったしつけをするといいのでしょうか?
もちろん、犬をベッドルームに入れてはいけないということではありません。一緒の部屋で寝て構いません。
犬と飼い主さんの力関係だけはキープしておかないといけません。でも力関係はキープしながら、犬とベッドで添い寝をするのは正直大変です。
一番いいのは、飼い主さんはベッドに寝て、犬は床にハウスを置いたり寝場所を用意して、そこに寝かせるようにした方がいいでしょう。
ベッドに上ってきたら床におろす。それを徹底することが大切です。
しつけが出来ている犬は、ベッドルームに飼い主さんが行くと自分のハウス(寝場所)に行って、朝まで寝ています。
朝、飼い主さんが起きて合図をするまで、ハウスで待っています。
リーダ―である飼い主さんに服従しているので、気持ちが安定してるため犬がストレスを感じることはありません。
無理強いはしないで
自分を慕ってくれる愛犬は、飼い主さんの癒しですよね。疲れた時や悩みがある時、悲しいことがあった時に犬が傍にいてくれるだけで癒されます。
そういう時は飼い主さんの方から、添い寝したいなと思うかもしれません。
犬は人間の気持ちが分かる動物なので、飼い主さんが悲しい顔をすると慰めるように傍によって来ることがあります。
ただ犬の性格によっては、家族がいくら添い寝したいと思っても、その時はいう事を聞いて添い寝しても、
朝起きてみたらいつの間にか布団から出て、自分のベッドで寝ている犬もいます。
つまり犬が家族に遠慮していることがあるので、無理強いしていないか様子を見て下さいね。
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