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しつけにコツが必要な犬の遠吠えの意味と4つの予防法

      2017/04/09

なぜ遠吠えをするのでしょう

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今は犬は室内で飼われていることが多いので、以前ほど遠吠えを聞くことは少なくなりました。

子供の頃、犬の遠吠えがあちこちで始まると、とても神秘的で不思議でした。犬がおしゃべりをしているかのようでした。

でもなぜ犬は、遠吠えをするのでしょうね?ほんとに会話をしているのでしょうか?実は遠吠えをする理由は色々あるようです。

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群れを確認しあう

オオカミや野生犬は仲間で同士で、コミュニケーションを取っています。集団で狩りをする野生の犬は、遠吠えすることで群れの団結を強めています。

又、他の群れに自分たちの群れの存在を知らせて、縄張りをお互いに守っているのです。

家庭の犬がこういう理由で、遠吠えをすることは必要ないので稀です。家庭で複数の犬を飼っているなら、お互いに軽く遠吠えをすることもあります。

 

寂しいから遠吠えをする

家庭の犬は、寂しいから遠吠えをするとも言われています。

でも飼い主さんの愛情や、遊びの相手をしてあげていれば、寂しいという理由ではないでしょう。

愛犬が寂しい時は、遠吠えの他に絶対何かサインを出してきているはずです。サインに気づいたら遊んであげて下さいね。

むしろ複数で飼っている方が、遠吠えをすることがあります。

 

唄をうたう?

野生のオオカミや犬は、牧草地等で低音で始まって、次第に高まっていき、次々に声が加わることで何倍にも重なっていくことがあります。

現代の家庭の犬は、一斉に遠吠えを始める事で、唄を歌い遠い太古の時代の記憶を、呼び覚ましているとも言われています。

これはストレス解消にもなります。私たちも歌を歌うように、犬たちも合唱するんですね。

 

高周波に反応する

「犬は掃除機が嫌い?吠えたり噛みついたり逃げたりする理由とは」にも書いていますが、犬は高周波の音が良く聞こえるような耳を持っています。

よく救急車の音やサイレンの音が鳴ると、それと一緒に犬が遠吠えをしているのを聞きますよね。

あれは犬の遠吠えと勘違いしているのではなく、高周波の音に反応して遠吠えをしているんです。

普段と違った音をキャッチするので、犬がハイテンションになって遠吠えをします。

 

赤ちゃんと一緒に遠吠え

赤ちゃんが声を出すと、似たようなリズムでハスキー犬が遠吠えをします。また赤ちゃんが声を出すと、遠吠えをしています。

繰り返ししているので、会話をしているのでしょうか?大人には分らない会話なんでしょうね。

 

正直、遠吠えはうるさい

犬も本能を持っているので、昔ながらの習性で遠吠えをします。又、遠吠え出来る声帯を持っているのです。

もし人間も遠吠えが出来る声帯を持っていたら、遠吠えをしているかもしれませんよね。

でも正直なところ、犬の遠吠えはうるさいです。キャンキャン位の鳴き声だったらかわいいですが、ワォ~ン!と響き渡る遠吠えが何回も続けば、近所迷惑になります。

時々、ニュースで隣の犬の鳴き声が原因で、事件になったというニュースを聞くと、切なくなります。

 

犬に責任はありません。でも近所の方はノイローゼになる位、迷惑なんです。

もしかすると受験生や赤ちゃんがいるかもしれないし、夜勤の方が日中に寝ているかもしれません。

ましてや夜中の時間帯に遠吠えが始まると、飼い主さんの日常生活にも支障が出てきます。犬にとっては、鳴くというのは仕事なんですが、私たちには出来ればやめてほしい行為なのです。

 

近所の方には先手を打って、先に誤っておきましょう。ご近所も言いたくても言えずに、我慢しているかもしれません。

もしかするとなんて常識のない飼い主なんだ。誤りにも来ないと思っているかもしれません。

一言あるのと、まったくないのでは全然違います。

ご近所の家庭の事情も分かるかもしれませんし、もしかすると、まったく気にならないよと、言ってくれるかもしれません。

 

どうしたらやめてくれるの?

犬には遠吠えは仕事の一つでも、人間には無駄な行為なのです。勝手ですが・・・

出来れば遠吠えをやめてほしいものです。どうしたら遠吠えをやめてくれるでしょうか?

遠吠えの原因が分かれば、取り除いてあげることが必要です。原因と対処法を考えていきます。

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運動不足でストレスがある

ケガや病気をきっかけに、外に出る機会が少なくなり、散歩時間が減った飼い主さんがいました。するとしばらくたって、夜中に遠吠えをするようになったそうです。

最初は原因が分からなかった飼い主さんは、夜に犬と一緒に寝たり工夫していました。

 

が、そのうちだんだんと散歩の時間が長くなり、以前と変わらない運動量になってきました。

それから犬は遠吠えを自然としなくなったそうです。運動をしないといけないというのは、分かり切っていることですが、それが出来ていないのに飼い主さんが気づいていない時があります。

犬の日常生活を見直し、ストレスをなくしてあげることはとても重要です。

 

散歩の催促かも

犬の日常管理をきちんとしている飼い主さんは、散歩の時間も決まった時間にしているかと思います。

規則正しくてとてもいいのですが、犬にとっては逆に不規則な方がいい場合があります。

犬は利口なので、散歩の時間が近づくと、無駄吠えや遠吠えをしたりして散歩の催促をします。

飼い主さんがそれに応じて散歩をしていると、だんだんと散歩をする時間が早くなってきます。

 

朝7時に散歩をしていたのに、6時半になって、6時になってという風に早くなります。でも無駄吠え、遠吠えはやめてくれません。

「犬の種類によって違ってくる散歩の時間と意外な時間帯」にも書いていますが、こういう時は散歩の時間を決めず、わざと不規則な時間にすることです。

犬はアラッ?今から散歩なんだ。こういう事もあるんだなと思いますよ。

 

意外と効果的な無視する方法

犬が遠吠えをしているのに、無視するなんて精神的にも無理と思うかもしれません。でも結構一番の近道だったりします。

どうしてかというと、かまってしまうと犬は自分を応援してくれる、遠吠えするとかまってくれると勘違いしてしまうのです。

無視していると、遠吠えしても何もいいことはないと思い、自然とやめることがあります。

ただこれは、他に原因がない時です。まずはストレス等の原因がないか考えて下さいね。

 

夜に電気をつけておく

夜だけ遠吠えをして困っている時は、わざと電気をつけて明るくしてみましょう。それだけで遠吠えがなくなればしめたものです。

電気代はかかりますが・・・遠吠えがなくなったころに、電気を消して又始まるかどうか、確かめてみましょう。

 

添い寝をしてみる

これも夜だけの遠吠えの対処法ですが、子供と同じように不安や寂しさを感じているのかもしれません。

添い寝をしてみて遠吠えが治まったという事例もあります。添い寝が出来る状況であれば、試してみましょう。

添い寝と言っても、注意点が一つあります。一緒のベッドで寝るという事ではなく、犬を寝室に入れて、ベッドの脇で眠らせる。

又は飼い主さんが犬が寝ている場所で、眠るという事です。犬をベッドにあげてしまうと、上下関係が逆転してしまう事があります。

 

老犬による遠吠え

老犬になると痴呆が進み、遠吠えする犬が出てきます。これは年齢によるものなので、上記のような方法では対処できません。

まず、病院で相談しましょう。飼い主さんが出来ることは、運動、日光浴、マッサージ等です。

歩けない犬は、乳母車で外に連れ出すだけで違います。遠吠えが始まり、徘徊も始まりとつらい日々が続くかもしれません。

参考

犬の高齢化でおこる痴呆 今からできる予防と痴呆の症状

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