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初心者でも出来る!犬のトイレトレーニングの方法を教えます

      2017/04/09

愛犬にトイレのやり方を教えよう

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犬を室内で飼う事が増えた今は、愛犬にトイレのやり方を覚えてもらわなくてはいけません。

でも初めて犬を飼う人は、どうやって犬にトイレトレーニングをしていいか分からないですよね?

最初に失敗をしてしまうと、その後が面倒なことになりがちです。

 

最初が肝心なので、しっかりトイレトレーニングのやり方を把握して、トイレのやり方を覚えてもらって下さい。

愛犬がトイレのやり方を覚えてくれたら、飼い主さんの負担も軽減され気持ちもラクになりますよ。

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トイレトレーニングに必要なもの

犬が室内でトイレをするには、何を準備してあげるといいでしょうか?

 

1.ペットシーツ この上にオシッコをしてもらうので、絶対必要です。トイレトレーニング以外の外出時等でも、ペットシーツは活躍します。

犬が排泄のサインをみせたら、ペットシーツの上に連れていき、排泄させます。

 

2,トレー ペットシーツを固定する為のプラスチック製品です。犬の大きさに合わせて、トレーを選びましょう。

トイレトレーニング用のトレーがあるので、普通のトレーよりペットシーツのずれがなく便利です。

 

3,サークル サークルはあると便利です。トレーニング中にうろうろすることを防ぐことが出来ます。

トイレトレーニングの他にも、お留守番やいたずら防止等にも利用できます。

 

4,ハウス 短期間でトイレトレーニングを教えたい時には便利です。

実は犬はきれい好きの為、ハウスでは排泄を我慢します。この習性を利用して、トイレトレーニングを教えます。

 

用意するものは以上ですが、他に気をつけることは、

 

1,フローリングの部屋でトイレトレーニングを教える。最初から完璧に、決まった場所で排泄をしてくれる犬なんていません。

多少の粗相は覚悟しなければなりません。トイレトレーニングを教える場所が畳の部屋だったりすると、粗相した後の掃除が大変です。

万が一、粗相しても掃除がしやすい場所で、トイレトレーニングを教えた方がいいでしょう。

 

2,ペット用消臭剤 消臭剤もあると便利です。犬が粗相をした後や、ペットシーツ等で利用するといいでしょう。

しかし、消臭剤には次亜塩素酸水、または安定化二酸化塩などの薬品が使われています。

これは人間用の消臭剤にも使われていますが、犬の体は小さいため、消臭剤を使う時は少量にしましょう。

 

トイレトレーニングのタイミング

いつでもトイレに連れていけば、犬が都合よく排泄をしてくれるというわけではありません。

1日のうちでトイレに連れていくタイミングと犬からのサインがあります。これを見逃さずにトイレトレーニングをやりましょう。

 

・犬の目が覚めた時

・ご飯のあと

・水を飲んだあと

・遊んで興奮したあと

・床のにおいを嗅いで落ち着かない様子の時

・その場をクルクル回る仕草を見せた時

 

上記は結構な割合で、トイレトレーニングが成功しやすいですが、最初のうちはうまく行かない事の方が多いです。

速く覚えてもらいたいでしょうが、トイレトレーニングが成功しなかったからって、犬を怒ってはいけません。

まだまだ子犬なので、気長にトレーニングをしましょうね。

 

具体的にやってみましょう

ではどうやってトイレトレーニングをするのか、順番を追って説明します。

ここでは床の上に、ペットシーツを置き、その上にサークルを置いて置きます。サークルの横に犬のハウスを置いているという設定です。

 

1,犬をハウスから出した時、又は排泄のサインがあった時に、サークルの中のトイレへ移動。

2,サークルの上から入れず、サークルの扉から犬を入れその後、扉を閉める。

3,サークルの扉を閉めたまま、そっとしておき排泄の様子をみせたら、「チーッチーッ」とか「シーシー」とか静かに声をかけます。

声かけの言葉は、どれか1つに決めておくといいですね。人間の子供もお母さんが、よくシーシーって言ってますよね。それと同じです。

4,排泄が成功したら、すぐその場でほめてあげましょう。ほめる時は必ず声をかけます。頭をなでるだけではいけません。

5,ほめた後には、ご褒美にお菓子をあげます。トイレで排泄したらいい事があると覚えさせます。

6,サークルの扉をあけ、犬を出してあげます。その後はご褒美で遊んであげたり、自由にさせてあげます。

 

排泄を誘導してみる

1つのサークルの中に、ペットシーツと寝床を一緒にしている場合、ペットシーツ側に飼い主さんが座り排泄を誘導する方法です。

子犬の撫で方も参考になります。最初のうちは遊んであげるように撫でていますが、途中から落ち着かせるようにゆっくり触り、様子を見ます。

そうすると排泄をしてくれました。成功したらほめてあげましょう。

 

もっと早く覚えてほしい時

あまりトイレトレーニングに時間がかけられない、という飼い主さんにおススメの方法です。

犬は基本的に自分の居場所、寝床は汚しません。その習性を利用し、犬をしばらくハウスの中で過ごさせ、定期的にサークルに移動させます。

 

1,犬をハウスでしばらく過ごさせる。退屈しない様に、ハウスにはかじるおもちゃ等を入れておく。

2,1時間などどいう風に時間を決め、定期的にサークルの中のトイレに移動させる。

3.しばらく排泄するまで待ち、成功したら声を出してほめてあげる。その後は10分~15分位サークルの外で遊ばせ、ハウスに戻す。

30分位たっても排泄しない場合は、ハウスに戻す。排泄するまで遊びや自由時間は基本なしです。

4.1時間おき位にくり返すが、排泄しない場合は15分間隔位でくり返す。

 

トイレを覚える早さはその犬の能力というよりも、飼い主さんの教え方や家に来るまで、トイレトレーニングをどうやっていたか等で変わってきます。

もし丁寧に教えているのにも関わらず、うまくいかない場合は他に問題があるのかもしれません。ではどういったことが考えられるでしょうか?

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トイレトレーニングがうまくいかない

最初からうまくいくわけがありませんが、でも何回もチャレンジするけどタイミングが合わなかったり、犬がいう事を聞いてくれなかったり、

粗相が続いたりしたら、何がいけないのかと振り返って考えてみることも必要です。家庭の事情にもよりますが、以下の事は出来ているか参考にして下さい。

 

1,飼い主さんがまだ犬の行動を理解していない。

初めて犬を飼う人にとって、どんな行動がトイレトレーニングのタイミングなのか分からない人もいます。

例えば、床の上をクンクン匂うという行動は、トイレトレーニングのタイミングなのですが、その動作に気づかなかったりするのです。

犬を身近に飼っている人がいたら、愛犬の動作を見てもらいタイミングを教えてもらうといいですね。

 

2,トイレの大きさがあっていない

最初はサークルの中で十分動けるくらいの物がいいでしょう。広すぎても狭すぎてもいけません。

トイレに慣れてきたら、体がほどよく収まるサイズがいいでしょう。小型犬で60㎝×40㎝ほどが目安です。

 

3,トイレが汚れている

においがついているところで繰り返し排泄すると言われますが、それも程度もので犬はきれい好きの為、汚れているところでは排泄はしません。

 

4,タイミングが合っていない

最初は30分や1時間と決めていても、タイミングが合わずに粗相してしまう事があります。

もう1度、トイレトレーニングのタイミングを思い出し、ごはんの後とか目が覚めた時などにチャレンジしてみましょう。

 

5,トイレの場所がよくない

うるさい場所や人が出入りをするドアの近く、部屋の中央等はトイレの場所に向いていません。部屋の角で壁際にトイレは用意しましょう。

 

6,飼い主さんがじっと見ている

犬も排泄の時に、じっと見られるのは落ち着かず好きではありません。排泄後、ほめるタイミングもありますが、知らんふりする様子で横目で伺う程度にします。

 

失敗してしまったら

サークルから出した途端、床の上に粗相をしてしまった・・という事はあるはずです。

おしっこは臭いがするし、新築の家だったらなおさら嫌でしょう。

でもここで大事なのは、犬を怒ってはいけません。

 

又、「あー」とか「あーあー」とか残念そうな声も出してはいけません。何も言わず、黙って床の掃除をして下さい。

心の中では泣きたいでしょうが、絶対トイレトレーニングが成功すると信じて、今は我慢です。

人間だって最初はオムツをしています。本来なら犬はハウスの他だったら、どこでも排泄するのが本当の姿です。

 

叱ると排泄自体を怒られたと勘違いするので、飼い主さんに隠れて排泄するようになります。又は我慢して膀胱炎になることも・・

また、失敗した時に声を出して騒ぐと、構ってもらえたと勘違いする子もいます。

 

悪いトイレトレーニングの例

思わず笑ってしまう動画ですが、分かりやすいですね。せっかく犬がうろうろしてサインを出しているのに、飼い主さんが気づかなかったり、犬が粗相をしたら怒ってしまってます。

 

すると犬はおしっこをすると怒られると思うので、隠れておしっこをするようになります。でも排泄は生理現象の為、ガマンが出来ませんよね。

我慢して隠れて排泄し、そのうえ飼い主さんから怒られたら情緒不安定になってしまいます。絶対に怒ってのトイレトレーニングはしてはいけません。

 

部屋が狭い方へのおすすめトレー

マンション等では犬のトイレトレーニングの為の場所が広く取れないと思います。その時は上記のようなコンパクトなタイプがおすすめです。

いづれトレーニングが終わったら、このようなコンパクトタイプを使う事になるので、1つ用意しておくといいでしょう。

ペットシーツを敷くだけで、粘着剤がシートを固定します。粘着剤は水洗いで粘着力が復活するので、長く使えます。

 

成犬のトイレトレーニング

トイレトレーニングは子犬のうちにしておくのが理想ですが、保健所からもらったりと何らかの事情で、

成犬にトレーニングをしなければならない時があります。最初のうちは何度か失敗するのは仕方がありません。

成犬はすでに散歩に連れていくことが出来るので、それを利用してトイレトレーニングをしましょう。

 

散歩に行くと犬は必ずと言っていいほど、排泄をします。その時に飼い主さんは「シーシー」等のかけ声を必ずかけて下さい。

排泄=「シーシー」と犬に刷り込むのです。他のかけ声でもいいのですが、1つに決めて下さい。

ある程度刷り込んだら、家のトイレに連れていき、同じかけ声で排泄を促します。

すぐに成功するとは限りませんが、何回か試していると必ず成功する日がやってきます。


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