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【初心者必見】犬を飼ったら登録は義務!手順を詳しく説明します。

      2017/04/09

犬を飼ったら登録が必要です

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犬を初めて飼う人、又は子供のころ飼っていたが、自分で犬を飼うのは初めての人は、登録しなければならない事自体知らない人もいるかもしれません。、

又は、今まで犬を飼ってたけど、登録なんてしてないという人もいるかもしれませんね。

日本では犬を飼ったら登録をしなければいけない、届けなければいけないという法律があります。

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どうして登録が必要なの?

捨て犬を拾ったら、そのまま家で飼ってもよさそうなのに、猫は登録しなくてもいいのに、どうして犬は登録をしなければいけないのでしょうか?

1950年以前までの日本では、狂犬病で犬や人間が多く感染しました。非常に危ない感染症です。

狂犬病予防法が制定されてからは、約7年の間で狂犬病を撲滅できています。

 

それはどうしてかというと、予防接種をしたからという事はもちろんですが、飼い犬を登録することを義務付け、国が飼い犬の頭数等を把握し、

飼い主の責任と所在を明確にし、すべての犬に狂犬病の予防接種を行ったからです。

もし犬の登録の義務がなかったら、予防接種をしていない犬が必ず出てきます。国も犬の把握が出来ないので、防ぎようがありません。

 

犬の登録は、飼い犬と飼い主、人間と動物の命を守るという、飼い主さんの大事な義務なのです。この義務が守れない人は、犬を飼う資格はありません。

猫は登録の義務はありません。ただ自治体で猫の登録を行っているところもあります。猫の感染症は人間に感染しないので、登録を義務化するには至っていません。

 

登録をするのはいつがいいの?

犬を飼ったらすぐに登録をするのでしょうか?又、何か必要なものがあるのでしょうか?

生まれてすぐに、ペットショップでしてくれている?のかなと考えてしまいますが・・・

まず、犬が生後90日をすぎたら、狂犬病の予防接種を病院でうけます。

 

その時に病院からもらう、「注射済証明書」を持って30日以内に、市区町村役場か保健所で畜犬登録の手続きをします。(犬は連れて行かなくていいですよ)

窓口は市町村によって呼び名が違いますが、市役所の衛生課や保健衛生センターや環境政策課、クリーンライフ課等です。

又は、動物病院で狂犬病の予防接種をした時に、病院が犬の登録を代行してくれます。念のため、予防接種を受ける時に確認しましょう。

 

登録が終わると「狂犬病予防接種済証」と、自治体金属プレートの「犬鑑札」の合計2枚の金属プレートをくれます。登録するのは生涯1回だけです。

予防接種と登録と同時にすると早く済みますが、登録だけ先にして予防接種は後でする、ということも出来ます。

又、ペットショップでは基本は登録しませんが、お店次第では既に登録してあるところもあります。

 

その時は金属プレートをもらえるはずなので、購入後、登録内容の変更をします。犬を購入するときに、ショップに確認しましょう。

登録をすることによって、狂犬病の予防接種のお知らせが来るので、予防接種を忘れていたという事もなくなります。

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2枚の金属プレート?

上記に2枚の金属プレートと書きましたが、一体これは何でしょうか?

狂犬病の予防接種をすると2枚の金属プレートをもらいます。市町村によってプレートのデザインが違います。

「犬監察」のプレートには愛犬だけの番号が記載されています。番号で調べればどこの犬だというのが分かります。

 

法律では「犬監察」プレートと「狂犬病予防接種済証」プレートは犬への着用を義務付けています。

・・・そんなものしている犬を見たことありますか?プレートをもらう事は知っていても、それを犬に着用って・・・

狂犬病予防法に下記の法律があります。

 

狂犬病予防法より引用

第二十七条  次の各号の一に該当する者は、二十万円以下の罰金に処する。

一  第四条の規定に違反して犬(第二条第二項の規定により準用した場合における動物を含む。以下この条において同じ。)の登録の申請をせず、鑑札を犬に着けず、又は届出をしなかつた者

二  第五条の規定に違反して犬に予防注射を受けさせず、又は注射済票を着けなかつた者

三  第九条第二項に規定する犬等の隔離についての指示に従わなかつた者

四  第十条に規定する犬に口輪をかけ、又はこれをけい留する命令に従わなかつた者 以下省略します。

 

罰金が最大20万円( ゚Д゚)ですよ!でも、監察を着用している犬って殆ど見たことないですよね?

私もかかりつけの病院でもらった時には、家で保管していてくださいって言われたので、家に保管しているだけです。

それに、飼い犬が「犬監察」プレートを着用していれば、迷い犬なんていないはずです。

 

という事は、殆どの犬はプレートをつけていないという事です。あってないような法律ですが、罰金20万円払ったという話も聞いた事がありません。

こういう法律があるんだという事は、知っておきましょう。

着用をしないといけないプレートですが、実際に犬に着用している割合は2割弱のようです。

着用していない理由は、知らなかった、子犬には無理、どこに着用していいかわからない等の理由のようです。

 

登録するにはお金が必要

気になるのは、犬を登録するときに必要な費用ですね。一体いくら必要なのでしょうか?

地域によって多少違ってきますが、小型犬・大型犬とも3,000円の登録費用のところが多いようです。

その他に注射済票交付手数料として、550円の費用がかかります。これは住んでいる自治体の元に入ります。

犬を飼うにあたって、必要経費なのです。でも犬の一生で1回なので、必ず登録手続きをしましょうね。

 

登録をしてない

ここまで犬の登録は絶対必要ですと書いてきましたが、日本全国1匹残らず、犬は登録されているのでしょうか?

実際は100%の犬が登録されてはいません。80%ほどは登録されていますが、登録自体を知らないという飼い主さんもいます。

厳密に言えば、1件1件、家を回って犬を登録しているかを確認することなんてしていないので、捨て犬や迷い犬を拾ってそのまま育てていても、誰もわからないのです。

 

意識的には、犬の登録をしている人は予防接種率が高いですね。逆にあえて登録をする必要はないと考えてしない人もいます。でも予防接種はきちんとするという飼い主さんもいます。

一番危ないのは、登録もしない、予防接種もしないといういい加減な飼い主さんですね。

これを最後まで読んでくださったあなたは、そんな事はもちろんないと信じています。


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