犬と猫は仲良く飼えるの?成功するポイント方法と共通する性格について
2017/04/09
よく犬派、猫派に分かれると言いますが、このサイトを見ているあなたは犬派でしょうか?
それとも既に猫を飼っているけど、犬も好きという人でしょうか?
犬を飼っているけど、猫も飼ってみたい。でも種族が違うのに大丈夫なのかなと思っている人も多いはず。
犬と猫を一緒に飼うとどうなるのでしょうか?仲良く暮らしていけるのでしょうか?
ここでは犬と猫の違いや一緒に飼う方法についてお伝えします。
スポンサーリンク
犬と猫をどっちも飼いたい
動物が好きな人にとっては、ペットは生活に喜びを与えてくれる大切な存在です。
人間にとって一番近い動物は犬と猫ですが、飼いたいけど犬か猫のどっちか一つは選べない人もいると思います。
今、犬を飼っているけど、あのツンデレの感じの猫も飼ってみたい。
逆に猫を飼っているけど、犬と一緒のお散歩に行きたいとか、そういう人もいるでしょうね。
平成27年度の統計を見てみると、飼育頭数は犬は減少傾向、猫は横ばいになっています。
もっと具体的に言うと、犬は9,917,000頭、猫は9,874,000頭です。
猫ブームを反映してか、犬の飼育頭数に結構追いついてきてますね。
飼育世帯数は、犬は7,985,000件、猫は5,588,000件です。この中には複数匹飼っているお家もあるはずだし、中には犬と猫をどっちも飼っているお家もあるでしょう。
犬と猫は一緒にいて仲良しでうまくやっていってるのでしょうか?少し不思議ですね。
でも、もし仲良しでやっていけるなら、飼ってみたいですよね。
猫の意外な性格
ちょっと違う観点から犬と猫が似ている点を見ていきます。
犬と猫の共通した精神世界の1つに、人前でユーモアを表現するという事があります。
このサイトを見ている人は、もしかすると猫にあまり興味がないかもしれません。
でも犬を深く知るためには、猫と比較してみる、というちょっとした犬と猫の比較心理学です。
既に犬も猫もどっちも飼っているという飼い主さんは、仲良しでいてもらいたいと考えるでしょう。
それなら犬と猫の共通点に目を向けてみると、意外なことがわかります。
猫は一般的に単独性の動物と考えられがちです。ところが一概にそうとも言えないのです。
猫の集会という事を聞いたことがありませんか?実際に私も見たことがあり、猫が10匹くらい円を描くように集まっているのです。
地域によっては、猫は群れをつくって生活していることもあります。
それに、家で飼っている猫は私の後をついて回ってばかり。洗濯をする時は洗濯機の上に乗り、私が料理をする時はキッチンに飛び乗って見ています。
猫は飼い猫の習性の1つで、人間の集会にも出席したがります。飼い主さんの家族や友人がテーブルを囲んでいる時に、テーブルの上に乗り目立つ位置に座ったりします。
又、猫は空想上の獲物(例えばハエとか)を追って、手でたたいたりすることもありこれはユーモア精神の現れです。
このユーモア精神は犬にもみられる行動です。
分かりやすく言えば人間のウケを狙っているのです。ユーモアが分かる者として、人間と犬と猫は近い存在なのです。
犬と猫に共通した精神とは?
なぜ犬と猫はそうしたウケを狙うのでしょうか?理由は3つあります。
1,注目を浴びることで自分と飼い主さんのきずなを再確認している。
2,人を愉快にさせることに満足感を得る。
3,その行いの結果、自分が大切にされることを知っている。
犬の場合は、2の満足感を得ると思われがちなようです。犬は人を喜ばすことに生きがいを持っていると言われることがあります。
意外!犬と猫は共通の祖先
参考 Wikipedia
意外と知らない事実があります。実はもとはといえば、犬と猫は「ミアキス」という共通の先祖から枝分かれした動物です。
ミアキスとはあまり聞きなれない動物ですね。ミアキスとは今から約6,500~4,800万年前に生息した動物です。
体長30センチくらいの胴長短足の体つきをしていて、長い尾と鋭い鉤爪を持ったイタチのような外見の生き物です。
爪はひっこめることが出来たそうですから、犬より猫の声帯に近かったのかもしれません。
犬と猫というのは、知らないだけで共通点が多い動物なんですね。という事は、犬と猫は実際にどっちも飼ってみるとうまく生活できるのではと思いますよね。
犬と猫の同居の成功ポイント
犬と猫をどっちも飼うというのは、結論から言えば出来ます。何も考えなければ、飼う事は出来ます。
でもやっぱり犬も猫も、そして飼い主さんも幸せに暮らしたいですよね。なるべく失敗はしたくないですね。
犬と猫が同居してうまくいくというポイントがいくつかあります。
1,両方とも赤ちゃん時代から一緒に飼う。
これは最も同居の成功率が高い飼い方です。
犬は3ヶ月、猫は2ヶ月くらいまでの、いわゆる社会化期と呼ばれている社会の事を身に着けていく時期です。
このころは犬も猫も種族が違っても、遊びまわり大きくなっても仲良く一緒にいることが当たり前になります。
2,犬から飼って、後で猫を飼う。
まず犬から飼い始め、しつけをきちんとしたうえで次に猫を飼います。猫はどちらかと言えば、子猫の方が成功率は高いです。
犬の祖先であるオオカミは群れで暮らすため、犬も群れを大切にする動物です。猫が後でやってきたとしても、迎え入れてくれる確率は高いです。
逆に猫を先に飼っていて、犬が後からやってくる方が難しいでしょうね。猫は縄張りを大事にするので、他の侵入者を嫌います。
3,犬は外飼い、猫は室内飼い
昔はこのパターンが多かったですね。成功も何もないと思いますが。これは1戸建てのお家にしか当てはまらないでしょう。
結婚してお互いのペットを一緒に飼う、という事例も考えられますよね。
スポンサーリンク
あまりにも猫が犬を大好きすぎ
犬を散歩させていたら、野良猫が寄ってきて犬のそばを離れなくなりました。
飼い主さんがそれはもう優しくて、そのまま野良猫を飼われます。そして猫は犬にべったりになるのです。
他にもこの犬と猫の動画が沢山あるのですが、どうしてこんなに猫が犬のことを大好きなのか不思議です。
きっと前世は恋人同士だったとしか思えません。気持ちが優しくなる動画です。
色は一緒なんだけどうまくいかない
こちらの動画は犬と猫の同居がうまくいかないパターンです。大ゲンカってわけではないですが、お互いに大好きでもなさそうです。
毛色は一緒で真っ白でとてもかわいいんですが、猫は何だこいつって顔をしてますね。でも少し経てばうまくいくのかなと匂わせる動画です。
同居がうまくいかない場合もある
今までは犬と猫の共通点や、同居成功のポイントを書いてきましたが、必ずしも成功するとは限りません。
飼った後にしまったと思っても遅いのですが、結婚してお互いの犬と猫を飼うことになったとか、捨て猫を拾ったとか理由は様々です。
もし同居してソリが合わない、性格が合わない、けんかをする等うまくいかない場合はどうしたらいいでしょうか?
1,先住猫を優先的にかわいがる。
えこひいきではなく、先に住んでいた猫の方を優先的にかわいがるようにしましょう。
例えば名前を先に言う。先に撫でてあげる。先に抱っこする。ご飯を先にあげる。
普通にしていれば、絶対新しい犬の方に目を向けてしまいがちなので、絶対先住猫は寂しい思いをします。
2,先住犬に新入り猫を仲間だと思わせる。
先住犬がいて猫を飼う場合、犬に序列を覚えさせるという意味で猫を優先に可愛がるという方法です。
犬は群れを大事にするので、飼い主さんが猫を抱っこした姿を頻繁に犬に見せる。
その後犬にご褒美のおやつをあげるという事を繰り返していくうちに、猫を群れの一員と認めてくれます。
3,キャットタワーを用意して、猫の避難場所を作る。
猫はキャットタワーが大好きです。もし犬との相性が悪かったらストレスがたまります。
キャットタワーを準備してあげれば、そこに避難がてら上ります。犬は登れないので猫はそこでくつろぐことが出来ます。
4,犬をまめに散歩させる。
仲が悪いとお互いにストレスがたまるばかりです。犬のストレスをためないように散歩は欠かさずしてあげましょう。
猫はお留守番が得意な動物です。犬は外が大好きなので、車で外出もしてあげるといいですね。
5,犬と猫のそれぞれの空間を作る。
1つの家の中でもドアで仕切ってあげたり、ゲージやハウスなどそれぞれの空間を作ってあげましょう。
ちょっかいを出されないようにしてあげることも必要です。
6.爪を切る
犬と猫の両方とも爪を切っておきましょう。仲が良くてもじゃれあっているうちに爪で怪我をしてしまったという事もあります。
仲が悪いならなおさらです。毛で皮膚が見えないので、ケガに気づかない場合もあります。
7,留守の時は別々に
どんなに仲がいい犬と猫でも何があるか分かりません。留守の時は、犬と猫は別の部屋でお留守番をさせましょう。
飼うか飼わないかはよく考えて
結局のところ、犬の猫をどっちも一緒に飼えるかというのは、その子たちの性格によることが大きいです。
一般的に、先住の犬又は猫が臆病な性格で甘えん坊であれば、あとから来たものに対してすごくヤキモチを焼いて赤ちゃん返りをすることもあります。
この場合、最初の対処法を間違ってしまった、という事もあるかもしれません。
オープンな性格の犬の場合は、すぐ猫と仲良くなるというケースもあります。
ただ、はっきりと確証できない事を私たちの願望で同居させ、ストレスを与えてしまうのはどうでしょうか?同種族でも合う合わないがあるのですから・・
犬と猫をどっちも飼うという事は積極的にはお勧めしませんが、どうしてもという場合は、1週間~2週間のお試しをしてみるのはいいでしょうね。
いつもは威嚇をまったくしない犬が、猫に威嚇をするといってビックリする人もいます。
どちらにしても飼うと決めたのは飼い主さんです。犬や猫に責任はありません。本当にどっちも飼いたいかよく考えて下さい。
スポンサーリンク