元気で健康な犬を貰うための良質なペットショップを見分ける8つの基準
2017/04/09
犬を飼うときの定番といえば、やはりペットショップですよね。
わたしもペットショップにはとくにドッグフードを買い足す用事もないのに、店先のかわいい子犬の姿を見かけるとついつい入ってしまいます。
色々なペットショップに入りましたが、やはり質の低いペットショップ、質の高いペットショップははっきりと差が分かれます。
一見したところでは良しあしに気が付きにくいですが、質の低いペットショップで犬を飼うことは、犬にとっても飼い主にとってもトラブルを引き起こします。
犬との楽しい毎日を過ごすために、良いペットショップを見分ける方法をご紹介します。
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犬の質問に答えてくれる
犬の特長や原産国、どのようにしてその犬は生まれたのか、毛のお手入れ方法などを詳しく聞いてみましょう。
こちらである程度検討をつけてから、犬の種類を調べた後、その情報と店員さんが言っていることが正しいかどうか検証してみるといいですね。
また、純血種の犬は犬によって特有の病気を発生しやすいという特徴があるので、その病気の発症原因や治療方法、また予防策をしっかり教えてくれるペットショップを選びましょう。
曖昧に答える場合や詳しくないと感じた場合、何の経験も勉強もしていない素人だということが分かります。
生活環境をチェックされるか
犬のことをしっかり考えているペットショップは、必ずお客さんの家族構成や生活環境を詳しく聞いてきます。
その生活環境により、お客さんのスタイルに適した犬を紹介してくれます。
例えば若い女性にはチワワが人気ですが、犬を初めて飼う場合や一人暮らしの場合にチワワは向いているとは言えません。
チワワは小さく可愛らしい外見とは裏腹に、活発でしつけが難しい犬です。
しっかりとしつけをしないと無駄吠えが多くなり、自己主張が激しく飼い主の言うことを聞かないなどの特長があります。
ちゃんとしつけをすればそのような問題行動は起こさないのですが、そのような犬の特長やデメリットを教えてくれないペットショップはNGです。
犬のためを考えているか
1日家を留守にする時間は何時間か?もし病気や怪我をしたらどうするのか?など、今後の犬の幸せにとって重要となってくる質問をしてくるかは重要な見極めポイントです。
とくに引っ越しなどで犬が飼えなくなった場合、犬をどうするか?としっかり聞いてくるペットショップは、犬のことを商品としてでなく、大切な家族の一員となる動物だと愛情深く接していることが分かります。
そのように犬のことを考えているお店の経営方針は、飼い主にとってもメリットが大きいです。
店員さんの知識は深く、また愛情深くお世話しているお店が多いです。
もし質問に答えられない、犬にとって望ましくない答えをした場合、それではこの犬を飼うことはおすすめできません。
としっかり指摘してくれるペットショップは、太鼓判を押して良好なお店です。
ブリーダーさんなどははっきりと「そんな考え方じゃうちの犬は渡せないよ」と言ってくれる人も多いのですが、ペットショップではなかなかそこまで良好なお店はまだ少ない印象です。
遊び場のスペースを設けているか
子犬は3週間~12週間は社会化期とよばれ、その後の犬の社会性の根本となるべき大事な核と呼べる時期です。
人間の赤ちゃんで言うなら、初めて幼稚園に入学して、家族以外の知らない人同士とふれあい、社会性や協調性を高める時期です。
子犬の3週間~12週間の間は母犬や兄弟犬と一緒に遊ばせることが適切で、その後他の犬と触れ合うという順序が最も社会性を身に着けるためには大事なステップです。
人間を含めた他の動物、猫や鳥などにも触れ合うと、その後恐怖心や警戒心が少なくなり、堂々として人懐っこい性格になります。
質の悪いペットショップはこの子犬の最も大切な社会化期に、小さなゲージに入れて他の犬と全く触れ合いをさせないというお店があります。
生後7週間未満の子犬が透明のケースに飾られていたら、ちゃんと犬の遊び場、プレイルームのような場所を設けているか、遊ばせているかを聞きましょう。
1日何時間遊ばせていて、どんな行動を取るかも聞き取りしましょう。
悪質なペットショップはプレイルームがあると言いながら、その実態は闇の中・・・ということもありました。
ペットショップの目立つ位置にプレイルームがあるお店も多いので、実際に飼う前はその犬がプレイルームでどんな行動を取っているかよく確認しておきましょう。
犬のクリアケースは清潔か
ほとんどのペットショップでは、小さな透明なケースに子犬が入れられて、狭いスペースの中お水とエサとトイレという環境のお店がほとんどです。
ここは犬の初心者の人でも、不衛生だと一目で印象が悪くなるので、質の悪いペットショップでも気を付けている場合が多いです。
クリアケースも綺麗で店内も清潔、というのは最低限当たり前の基準なので、これだけで判断しないようにしましょう。
トイレが汚いのに放置されている、床が汚いなどの不衛生な状態をそのままほったらかしているなら、かなりよくないペットショップといえます。
店員さんの人数が足りていないのは明らかですが、業務の中で最も優先すべき犬の清潔ということをおろそかにしている点から、犬が不憫で仕方ありません。
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犬の仕入れルートを聞く
大手のペットショップは、まず犬の仕入れは市場からというお店が多いです。
市場には売れ残りで何らかの疾患や病気を持った犬が卸されている場合が多いです。
犬飼いの一員として、そのような犬が生まれてきて粗末な扱いをされていること自体、本当に嘆かわしい現状です。
そして1匹5000円などで購入した子犬を、店頭では10万円とかで普通に売るんですね。
このような犬は初めから何らかの障害を持っていたり、寿命が極端に短かったりと、健康ではない可能性があります。
きちんとしているペットショップでは、犬の仕入れに対して質問するときちんと答えてくれます。
最近は聞かなくてもお店のどこかに「市場からの仕入れはしていません。」と明記されているお店も増えました。
この質問を「企業秘密です」なんて濁さずにきちんと教えてくれるかどうかは一つの基準となります。
本音は企業秘密だからではなく、市場の仕入れがばれたくないためです。
大きくなった犬が売られているか
他の子犬と比べてかなり大きな犬が売られている・・・生後8カ月もたっている犬がいる。
そんな犬がクリアケースに堂々と売られているペットショップは、質の高いお店の一つの基準として見ることができます。
やはり犬の中には売れ残ってしまう犬もいるので、ペットショップの中にはそのまま犬をポイ・・・なんて店も実際にあります。
そんな大きくなった犬をなんとか売ろうとしているお店は、犬の命を考えたら良心的だと言えます。
しかしペットショップは基本的に犬を売らなければ利益が出ません。
市場などで犬を仕入れた場合、犬を引き返すということはできないんですね。
そのため破格に安くしてでも売りぬこうとしているお店もあるので、これだけで一概に良質なペットショップとは判断しかねるところです。
生命保障制度の記載内容
生命保障制度がしっかり整っているペットショップは、それだけ犬の健康に自信があるという表れです。
ペットショップの中には、生命保障制度を説明もしないなんてお店も中にはあるそうです。
生命保障制度はしっかりと規約を読みましょう。お店側に都合のいいことばかり書かれていたら、まず質の悪いペットショップだと判断できます。
すぐ抱っこさせてくる
少し子犬を見ていると、「抱っこしてみませんか?」とすぐに抱っこを進めてくるペットショップ多いですよね。
これは子犬を抱っこしてもらうことで「超かわいい!欲しい!」と思わせるテクニックで、またその様子を見たほかのお客さんにも購買意欲をそそるという心理テクニックです。
しかし子犬は抵抗力が弱く、どんな細菌をつけているか分からない不特定多数の人に抱っこさせるというのは犬にとって危険な行動です。
しっかりしたペットショップは抱っこする場合などでも除菌スプレーをお客さんにかけてもらった後抱っこしてください。と言われます。
そのように犬を扱っているペットショップの犬は何の病気を持っているか分からないということです。
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